【2019年】

(9月3日)

国民民主党の小沢一郎衆院議員(77)が3日、公式ツイッターを更新。自民党の上野宏史衆院員が厚生労働政務官という
立場にありながら、法務省に在留資格認定証明書を早く交付する口利きを行う見返りとして、人材派遣会社から現金を受け
取ろうとした疑惑に対し、安倍政権が「政府として調査しない」と明言したことに対して「国民が忘れてくれるのを待って
いる。卑劣で姑息」と批判した。
小沢氏は、同党の森ゆうこ参議院議員による「第2回 上野政務官口利き疑惑 野党合同ヒアリング」(同日開催)に
ついてのツイートを引用しながら、疑惑を“スルー”することで幕引きを図ろうとするようにみえる政権側に物申した。
小沢氏は「政権はこれだけの重大事も『政府としては調査せず』。大臣政務官業はもはや『金儲けビジネス』ということ
だろうか。大臣や副大臣の業務もそうなのだろうか」と疑問を投げかけると、「安倍総理は国民が忘れてくれるのをじっと
待っている。そういう卑劣で姑息な能力にかけては、この内閣は天下一品である」と、“天下一品”という皮肉と共に苦言
を呈した。
小沢氏のツイートに対し、コメント欄には「なんでメディアはあまりやらない?御達しが出てるの?韓国側近はもういい
から」などと、韓国大統領側近の娘の不正入学疑惑を詳細に長時間報じながら、自国の政権与党の国会議員による汚職事件
にも発展しかねない疑惑をそこまでは報じていない日本のテレビ局に対する疑問も書き込まれた。

(9月4日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は4日、静岡県伊東市で開かれた電力総連大会に出席し、立憲民主党との衆参両院での会派
合流方針に理解を求めた。国民を支持する電力総連は「原発ゼロ」に慎重。合流方針に反対意見は出なかったが、過度に
国民側が妥協しないようくぎを刺す場面もあった。
玉木氏は「丁寧に党内で議論し、皆さんの声を反映した決定をしながら進めたい」と表明。同時に、それぞれの政党の立場
に配慮すると確認した立民との文書を「重い合意だ」と強調した。
電力総連の岸本薫会長は「(国民の)基本政策が担保され、主体性と存在感が維持できるものでなければならない」と注文
を付けた。

(9月5日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は5日の記者会見で、同日開かれた日ロ首脳会談について、「何の成果もない。安倍晋三首相
は、どう平和条約や島の返還、引き渡しに結びつくか、国民、元島民にしっかり説明すべきだ」と述べた。
北方四島の一つである色丹島の水産加工場開設をめぐるロシア側の動きに関しては「極めて遺憾で、外交的にも非礼だ。
(ロシアは)2島も返す気がないと言わざるを得ない」と批判した。
立憲民主党会派の岡田克也元外相は衆院第1議員会館で記者団に「安倍さんは随分軽く見られている」と述べた。

(9月8日)
国民民主党は8日、党所属国会議員と地方組織代表者による合同会議を東京都内で開き、立憲民主党と合意した衆参両院
での会派合流をめぐり意見交換した。
玉木雄一郎代表は、立憲側との協議に当たり(1)結集の大義を明確に示す(2)リベラルから穏健保守まで包み込む「改革
中道」路線を維持する−などの方針を示し、理解を求めた。
出席者から反対意見は出なかったが、合流後の会派運営や役員人事を不安視する声が上がった。平野博文幹事長は「セン
シティブな課題、政策については互いに相手に配慮するということは(立憲と)確認している」と説明した。
玉木氏は、衆院選準備を加速させる考えも表明。「早ければ年内にも衆院解散の可能性がある。力を結集して取り組み
たい」と述べた。 

(9月9日)
任期満了に伴う知事選は8日投票が行われ、即日開票の結果、現職の達増拓也氏(55)=立憲民主党、国民民主党、
共産党、社民党推薦=が40万2803票を獲得し、元県議で新人の及川敦氏(52)=自民党、公明党県本部推薦=に24万
7299票差をつけて4選を果たした。7月の参院選で野党共闘が勝利した勢いもあり、3期12年の実績を背景として知名度で
勝る達増氏が及川氏の挑戦を寄せ付けなかった。
当日有権者数は105万1931人(男50万1454人、女55万477人)。

(9月10日)
立憲民主党の福山哲郎、国民民主党の平野博文両幹事長は10日、衆参両院での統一会派結成をめぐって国会内で会談し、
来週早々にも党首会談を開催することで合意した。立民の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表のほか、衆院会派「社会保障
を立て直す国民会議」の野田佳彦代表も参加し、詰めの協議を行う。
福山氏は会談後、記者団に新会派の運営方法や意思決定の手続きなどについて「かなりの部分で話し合いが進んだ」と
語り、交渉が進展したとアピールした。ただ、平野氏は秋の臨時国会前の新会派結成に関して「(協議が)整えばだ」と
述べ、交渉で主導権を握りたい立民側を牽制(けんせい)した。
党首会談では、会派名や人事などの懸案事項が議題になるとみられる。統一会派をめぐる交渉の現状について、立民幹部は
「7、8合目までは来ている」と語るが、会派名や人事をめぐる両党の考えにはいまだ溝がある。
一方、国民幹部は「自民、公明両党の連立政権が長続きする秘訣(ひけつ)は、規模が大きい自民が小さな公明にいろいろ
と気遣っているからだ」とし、立民側に譲歩を迫るが、落としどころはみえていない。

(9月11日)
野党各党は11日、改造内閣の顔触れについて「国民不在のお友達・側近重用内閣だ」(立憲民主党の福山哲郎幹事長)など
と酷評した。
過去に問題を指摘された閣僚らに狙いを定め、臨時国会で攻勢を強める構えだ。
福山氏は国会内で記者団に「期待感も高揚感もない改造だ。何をしたい内閣か分からない」とこき下ろした。台風による
停電が続く中での改造となり、「西日本水害の時に宴会をしていた『赤坂自民亭』を思い出す」とも述べた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者会見で「政策的にも、大臣の資質の問題でも、問いたださなければならないことが山の
ようにある」と指摘。学校法人「加計学園」の獣医学部新設への関与が取り沙汰された萩生田光一氏の文部科学相起用に
触れ、「しっかり国会で説明してほしい」と求めた。
共産党の小池晃書記局長は党本部で記者団に「突っ込みどころ満載の内閣だ。手ぐすね引いて論戦に臨みたい」と強調。
社民党の吉川元幹事長も談話で「資質に疑問を持たざるを得ない新閣僚が多数おり、臨時国会でただしていく」と表明
した。
一方、日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は市役所で記者団に「入閣待機組もうまく活用した。憲法改正に向けて
自民党内ががたつかないよう配慮したのではないか」と分析、改憲論議の進展に期待を示した。

(9月12日)
立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表が17日に会談し、衆参両院での統一会派結成に向け、詰めの協議
を行う。
立憲の福山哲郎幹事長が12日の参院会派研修会で明らかにした。会談には衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」代表
の野田佳彦前首相も加わる。

(9月13日)
「NHKから国民を守る党(N国)」の立花孝志参院議員が13日の党首会見で、国民民主党(国民)の玉木雄一郎代表と
12日に初対談し、共闘して「連立与党入り」を打診したことを明らかにした。
国民は立憲民主党と衆参両院で統一会派を結成する方針で調整している。玉木代表は立花氏の提案に対して即答を避けたと
いう。立花氏は「NHKのスクランブル放送を実現するためには、自公の連立与党に入れてもらうのが一番の近道」とした。

(9月17日)
立憲民主、国民民主両党と、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」は17日、衆参両院での統一会派結成に向けて同日
予定した党首会談を急きょ、19日に延期した。参院側の人事などを巡り、立憲の枝野幸男、国民の玉木雄一郎両代表が直前
まで電話で調整したが、折り合いが付かなかった。
枝野氏は党常任幹事会のあいさつで「もうちょっと詰めが必要だ。まだ最終的な結論が決まっていない」と語った。幹事会
出席者によると、福山哲郎幹事長は「人事で滞っている」と説明したという。
参院側では立憲、国民が今年の通常国会まで第1会派争いを続けたうえ、先の参院選静岡選挙区で国民の榛葉賀津也参院
幹事長に立憲が対抗馬を立て、両党にしこりが残る。

(9月18日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は18日の記者会見で、韓国が安全保障上の輸出管理の優遇対象から日本を除外する措置を
施行したことについて「報道で見る限り、今回の(日本による韓国除外)措置の報復として行ったということだ。世界貿易
機関(WTO)協定上も根拠がない。適切ではないし、やめるべきだ」と述べた。

(9月19日)
立憲民主党、国民民主党、衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」は19日午後、代表ら幹部で構成する会派運営協議会を
初開催し、会派の主要人事などを決めた。合流後の会派の規模は、衆院が110超(定数465)、参院は60程度(同245)と
なる見通し。旧民進党勢力を衆参両院で再結集し、安倍政権と対決する態勢を構築する狙いだ。かつての分裂によるしこり
を乗り越え、結束を示せるかどうかが課題となる。
協議会では、衆院会派の国対ポストについて、委員長に立民の国対委員長が就くことで一致。委員長代行を国民の国対
委員長が務めると申し合わせた。

(9月20日)
「NHKから国民を守る党」の立花孝志参院議員が20日の党首会見で、国民民主党の玉木雄一郎代表に再度、共闘して
「連立与党入り」のラブコールを送った。
12日に玉木代表との初会談で「連立与党入り」を打診した。
玉木代表が動画投稿サイト「ユーチューブ」の「たまきチャンネル」に初会談の模様を第1弾として配信ところ、党内外
から批判を浴びた。
だが、大逆風の中で19日に玉木氏が続編の第2弾、第3弾を配信したことで立花氏は「非常に良かった」と玉木代表の
前向きな姿勢と受け止めている。立花氏は「NHKのスクランブル放送の実現には、自公の連立与党に入れてもらうのが
一番の近道」という戦略を掲げており、勉強会などを含めて「ゆっくりやりましょう」と、玉木代表に伝えたという。

(9月21日)
立憲民主、国民民主、社民3党などは19日に最終合意した参院会派の名称にドットを使用した。名称は「立憲・国民.新緑
風会・社民」。国民会派の「国民民主党・新緑風会」がまとまって合流することを明確にするため、立憲や社民との間に
ある「・」と区別し「.」とする異例の判断をした。三者が対等に合流すると強調する狙いだが、各党による妥協の産物でも
あった。
関係者からは「紛らわしい上、有権者が誤植と勘違いしかねない」と戸惑う声も出ている。
立民、国民両党幹部によると、立民の枝野幸男代表と国民の玉木雄一郎代表らが19日に会談、最終的に枝野氏のアイデアで
折り合った。

(9月23日)
国民民主党の小沢一郎衆院議員は23日、都内で開いた自身の政治塾で講演し、2年前、17年の衆院選で「希望の党」を
率いて参戦し、旧民進党分裂のきっかけをつくった小池百合子都知事の手法について「ちょっと、ちまちまして狭すぎた」
と、振り返った。
「(本来)あの時の小池さんの人気と、社会状況からすると、彼女に批判はあっても間違いなく『小池政権』ができたと
思っている」と、小池氏の「志」次第では「小池首相」の可能性があったと分析。その上で「彼女の発想と志が、すこし
小さな思いだった。それが災いして、あえなく失敗してしまった」と、惨敗に終わった背景を指摘した。
小沢氏は「多分小池さんは、自民党の補完勢力になって、(与党と)連立でもできればいいやと。忖度(そんたく)する
に、そういう考えだったのではないか」と指摘。「(小池氏の)『排除の論理』が大変な批判を受け、結果的には民主党が
2つの勢力に分断され、野党に大きな亀裂を残す結果となった」とも述べた。
小沢氏と小池氏は、小池氏が国会議員時代、新進党、自由党で政治行動をともにしていた。
当時の小池氏は、小沢氏の側近的な立場だった。

(9月24日)
無所属でいずれの会派にも所属していなかった馬淵澄夫元国土交通相、階猛衆院議員は24日午前、国会内で記者会見し、
立憲民主党、国民民主党などが衆参両院で結成した統一会派に加わる意向を表明した。両氏ともいずれの党にも入らず、
当面は無所属で活動する。
馬淵氏は統一会派への参加要請があったとした上で、「野党をさらに大きな固まりとして、野党一丸となって政権に対峙
していくことに全力を尽くしたい」と述べた。
一方、階氏は「究極の目標は政権交代可能な政治体制を作ることだ。共同会派は第一歩であり、政権交代につながる動きを
馬淵氏と協力しながら進めていきたい」と語った。階氏は小沢一郎共同代表(当時)が率いた自由党と国民民主党との合併
に反発し、5月に国民民主党を離党している。

(9月25日)
国民民主党は25日、両院議員総会を党本部で開き、立憲民主党と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)の
3党派代表で合意した会派合流を了承した。
3党派は週明けにも正式に合流する運び。ただ、国民民主内では不満や懸念が続出しており、10月4日召集の臨時国会で
結束できるか不透明だ。
両院総会は25日夕から約2時間行われた。出席者からは「立憲と一緒になったら埋没する」「合流して本当に政権が取れる
のか」といった異論、反発の声も相次いだが、最終的に了承された。
これに先立つ参院議員総会でも、「相談がなかった。参院をないがしろにしている」「勢力が大きい立憲に意思決定で押し
切られる」などと不満や懸念が続出した。参院総会では、榛葉賀津也幹事長と舟山康江国対委員長の留任が了承された。

(9月26日)
立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表は25日夜、10月の参院埼玉選挙区補欠選挙に立候補を表明して
いる上田清司・前埼玉県知事と都内で会談した。野党側は補選での支援に前向きだが、上田氏は「完全無所属」の立場から
本格支援を求めない考えで、協力のあり方について意見交換した。
関係者によると、会合は8月の埼玉知事選で初当選した大野元裕知事の当選を祝うためのもの。上田氏は大野氏を全面支援
し、野党4党も支援していた。

(9月27日)
総務省は27日、平成30年分の政党交付金使途等報告書を公開した。交付金を受け取らない共産党を除く当時の9政党
などの支出総額は、前年比31・7%減の231億200万円だった。30年は大型選挙がなく、政治活動費は29年の
178億2700万円から49・6%減り、89億8600万円に抑制された。そのうち選挙関係費は前年比91・5%減
の8億円だった。
自民党は政党交付金収入が174億9千万円で、支出は122億5200万円(前年比29・5%減)だった。30年5月
に民進党から名称変更した国民民主党は交付金収入が55億7300万円。支出は42億8500万円で、民進党当時の
29年と比べ60・1%減った。
一方、29年10月の結党直後の衆院選で躍進した立憲民主党は30年に27億6400万円の交付金を受け取った。支出
は29年の1億3千万円から15倍増となる19億500万円だった。

(9月29日)
国民民主党は29日、全国幹事会を党本部で開き、立憲民主党と衆院会派「社会保障を立て直す国民会議」(社保)の
3党派代表で合意した会派合流について執行部が説明した。

(9月30日)
国民民主党の桜井充元財務副大臣(参院宮城)は30日、平野博文幹事長と党本部で面会し、離党届を提出した。提出後、
記者団に「新しい挑戦をしてみたい。改めて原点に返って自分を見つめ直したい」と語った。平野氏は正式に受理せず、
慰留に努める考え。
関係者によると、国民民主が立憲民主党などと衆参両院で統一会派を組むことへの不満が背景にあるという。ただ桜井氏は
記者団に「会派は当座は離脱届を出さないかもしれない」と述べ、当面は統一会派に所属する考えも示した。