【2020年】

(1月1日)
国民民主党の小沢一郎衆院議員は1日、恒例の新年会を都内の私邸で開き、立憲民主党との政党合併について「(1月)半ば
までにさらに詰めて、6日の週には党首同士で合意を得て手続きしなければならない」と述べ、立民の枝野幸男、国民の玉木
雄一郎両代表による党首会談で近く、最終合意に至るとの見通しを示した。
小沢氏は「多くの皆さんの気持ちを両代表は分かっていると思うし、幹事長同士で詰めてきたことでもある。代表同士で最終
の詰めを行って合意がなされ、野党が統一される」と語った。
さらに「国民の願いは安倍晋三政権、自民党に代わる受け皿が欲しいということだ。自民支持者でも良識ある人はそういう
思いでいる。多くの国民が望んでいることなので、来るべき総選挙にも必ず勝利し、野党政権を樹立できる」と強調。戦後、
子年にほぼ毎回、政変が起きていると指摘して「今年中に政変が起きる」と予測した。
新年会には国民民主の森裕子参院議員、無所属の馬淵澄夫衆院議員をはじめ、約50人の国会議員・元議員らが集まった。

(1月4日)
立憲民主党の枝野幸男代表は4日、三重県伊勢市で記者会見し、国民民主党との合流について「幹事長間でかなり詰めてきて
いるので、そう遠くない時期に結論を出したい」と述べた。

(1月5日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は4日、三重県の伊勢神宮を参拝した。参拝後の記者会見で、立憲民主党との合流について
「みんなが納得できる合意を得ることが大事。野党の協力体制にひびが入るようでは本末転倒だ」との認識を示した。
玉木代表は伊勢市宇治中之切町の神宮会館で年頭の記者会見に臨み「すがすがしい気分になり、長い歴史と伝統を感じた。
国家の安寧と国民の幸福、天皇家の弥栄を祈った」と振り返った。
同日、伊勢神宮を参拝した立憲民主党の枝野代表については「一緒に参拝したいと調整したが、結果として調整はつかな
かった。同じ日に参拝できたのは良かった」と述べた。
野党の共闘体制を「安倍政権に変わる選択肢を示していかなければならない。昨年の臨時国会から共同会派を結成できたのは
大きな一歩」と強調。政党合流に向けては、政党名や人事など重要な課題が残っているとした上で「枝野代表と遠くないうち
に会い、残された課題について話し合いを重ねたい」と語った。
衆院選については「早ければ1月末解散、2月選挙になることを想定している」と説明。「一番の問題はたくさんの空白区を
どの党も埋め切れていないこと。候補者を立てずに、政権交代を訴えるのは絵に描いた餅になる」と指摘した。
玉木代表は古川元久代表代行と共に参拝。参拝には藤田大助元衆院議員や中森愼二県連幹事長、加納康樹四日市市議らが同行
した。

(1月6日)
国民民主党は6日、臨時役員会を党本部で開き、立憲民主党との合流交渉について、玉木雄一郎代表らが経過を報告した。
近く玉木氏が立憲の枝野幸男代表と会談し、最終協議に入る予定だが、両代表で合流手法などをめぐる認識の違いも表面化
し、党首会談に向けた調整が続いている。
臨時役員会では、平野博文幹事長が昨年末に両党の幹事長間で合流に向け最終協議に入ることが合意されたことなどを報告。
協議の進め方について、引き続き玉木氏らに一任することを確認した。
20日召集予定の通常国会が迫り、両党は今週中にも党首会談を開きたい考えだ。ただ、玉木氏が4日の年頭会見で「新党を
つくっていく」と発言したことに、枝野氏が5日、記者団に「新党を作るつもりは100%ない」と反論。党首会談のあり方
についても、複数回を主張する玉木氏に対し、枝野氏は「2回以上やるつもりはない」と強調するなど、足並みがそろって
いない。
6日の国民の役員会では、立憲の赤松広隆・衆院副議長が5日の会合で、合流後の人事について言及したことへの反発も出た
という。両党は6日に党首会談を開くことも模索したが、国民内の反発などを考慮して見送った。

(1月7日)
立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表が7日夜、両党の合流を巡って約3時間半にわたり東京都内のホテルで
会談した。両党間で一致していない党名や政策、人事、合併方式などについて調整を図ったとみられる。
合流に関し、玉木氏は4日の記者会見で「吸収合併はあり得ない」と対等合併による新党結成を主張。事実上の吸収合併を
目指す枝野氏は5日、記者団に「新党をつくるつもりは100パーセントない」と反論した。
両党の党首会談は先月末、幹事長間で合流に結論を得るため年明け早期に開く方針で一致した。

(1月8日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は8日の記者会見で、立憲民主党との政党合流に向けた協議について「合流するのか、しないか
も含めて今、協議している。それぞれの考え方、立場、譲れない点がそれぞれにあり、だからこそ交渉している」と述べ、
「合流ありき」ではないとの認識を強調した。
玉木氏は政党合流について、野党の連携強化の「1つの方策」だと指摘。「(協議の)結果いかんで野党間の連携が崩れ
たり、安倍晋三政権に向き合う姿勢が弱くなったら、何のためにやっているか分からない」とも語り、協議を進めることで
逆に野党内の感情的対立が深まることに懸念を示した。
7日夜に都内のホテルで行った立民の枝野幸男代表との会談については「中身についてのコメントは控えたい。次回は未定
だ」などと述べるにとどめた。
一方、国民は8日、党本部で総務会を開き、玉木氏と平野博文幹事長が立民との協議状況について報告。出席議員の一部から
「早くやってほしい」「スケジュール感を出してほしい」との意見が出たのに対し、平野氏は「スケジュールありきでは
なく、一歩一歩、丁寧に進めていく」と説明した。

(1月9日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は9日、名古屋市内で開かれた自動車総連の会合で、立憲民主党などとの合流に関し、「選挙
目当ての数合わせや大義のない結集だと国民に響かないし、期待も信頼も生まれない。力を合わせることの大義を示すことが
何より大切だ」と述べ、拙速は避け、慎重に協議する意向をにじませた。

(1月10日)
立憲民主党の枝野幸男、国民民主党の玉木雄一郎両代表は10日、国会内で会談し、政党合流について協議したが、合意には
至らなかった。党名や政策、理念、合流方式などで主張の隔たりが埋まらなかった。
会談後、枝野氏は記者団に「この間の経緯、議論について、それぞれの党内議論に付すことで一致した」と説明。「大きな
政治判断」を目指したが決めきれず、各党内での意見集約から仕切り直す形だ。
会談は立民の福山哲郎、国民の平野博文両幹事長も同席、約3時間に及んだ。終了後、4氏はそろって記者団の取材に応じた
が、枝野氏が「持ち帰り」という結論を短く説明しただけで終了。記者団の「大筋合意か」との質問にも、枝野氏らは無言で
立ち去った。
枝野、玉木両氏は7日夜に約3時間半、9日夜にも約4時間にわたり非公式に会談しており、10日は合意を目指す「正式
会談」との位置づけだった。
立民は14日の常任幹事会で枝野氏が協議内容を説明する方向。国民は15日に両院議員懇談会や地方組織の幹部を集めた
会合を開き、意見集約を図る。国民は協議の長期化を踏まえ、19日に予定していた党大会の延期を決めた。
ただ、特に国民では参院を中心に合流に慎重な意見が強く、15日の会合は紛糾する可能性が高い。合流推進派の中堅は
「両院懇はグチャグチャになるだろう」と語った。

(1月11日)
立憲民主党の枝野幸男代表は12日のNHK番組で、国民民主党との合流を見送る可能性に言及した。「どういうやり方
が一番、有権者の期待に応えられるか。会派や選挙連携を深めることを含め、さまざまな選択肢の中で判断する」と述べた。10日に行った国民の玉木雄一郎代表との会談で合意できなかった経緯を踏まえた発言とみられる。
枝野氏は「両党の幹事長間では、一つの党になる選択肢が良いとの共通認識に至った」と強調した。
玉木氏は同じ番組で「皆の納得が得られない中で合流を強行してはならない」と指摘した。玉木氏の出演分は10日に収録
された。

(1月12日)
立憲民主党の枝野幸男代表は12日のNHKの番組で、国民民主党との合流の先送りの可能性に言及した。「共同会派の連携を
深め、あるいは選挙に向けた連携協力を深める、さまざまな選択肢のなかで、何を選択するのかという最終判断をそれぞれの
党でしていく状況だ」と話した。枝野氏は今年に入り、党合流に向けて国民の玉木雄一郎代表と会談を重ねているが、合意に
達していない。
枝野氏は番組で「必ずしもそれ(合流)に限定して(国民側に)呼びかけたわけではない。どういうやり方が一番、有権者の
皆さんの声に応えることができるのかということで議論している」と述べた。
一方、玉木氏は「無理して、納得が得られない中で合流を強行して、野党の連携が崩れることがあってはならない。みんなが
納得できるような形の合流の環境作りを整えることが大事だ」と語り、「拙速は避けたい」と強調した。

(1月13日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は12日放送のNHKの討論番組で、立憲民主党との合流について「20日の通常国会の召集を
期限として区切り、拙速になることはむしろ避けたい」と語った。立憲の枝野幸男代表がめざす通常国会前の決着には、必ず
しもこだわらない考えを示した。
玉木氏は「みんなが納得できる形での合流の環境づくりが大事だ」と主張。「期限を切るような話ではなく、しっかりと議論
し、双方納得できるような合意を得ることが大事だ」とも語った。玉木氏の発言は、10日に事前収録された。

(1月14日)
立憲民主党の福山哲郎幹事長は14日の記者会見で、20日召集の通常国会までに合流協議に結論を出すよう国民民主党に
求めた。「国会が始まる前に野党が一つになることで迫力も違うし、総選挙への準備も加速できる。一日も早く合併に向けた
決断をしてもらいたい」と訴えた。
同時に「われわれの政策や理念を大切にしつつ、国民民主党へ配慮もしなければいけない。早くしないと期待が冷める」とも
語った。15日に開催される国民の両院議員懇談会の議論を見守る考えだ。
会見に先立ち、立民は常任幹事会を開催した。枝野幸男代表ら執行部が、これまで国民側との協議で確認した綱領案など説明
した。

(1月15日)
立憲民主党の枝野幸男代表が、国民民主党の玉木雄一郎代表との合流協議で示した確認事項案の全容が14日判明した。立憲を
存続政党とし、「合併」後に速やかに参院会長選を実施して参院での信頼醸成に努めることなど計10項目で、2019年12月末
に両党の幹事長間で合意した内容がベースとなっている。ただ、10日の党首会談で玉木氏はこの案に応じておらず、先行きは
見通せない状況だ。
確認事項案は、14日の立憲の役員会と常任幹事会で配布された。新党では、国民が掲げる「自由」「共生」「未来への責任」
を理念とし、「保守、リベラルという既存の枠を超え、多くの国民を包摂することを目指していく」と明記。衆参両院が一体
となった合併や、次期衆院選では各議員が小選挙区と比例代表に重複立候補し、比例順位は同一とすることなどが盛り込まれ
ている。
常任幹事会で目立った異論はなく、改めて枝野氏と福山哲郎幹事長に対応を一任。枝野氏は通常国会が召集される20日までに
決着をつけたい考えを示したという。
ただ、国民幹部は「人事と政策が折り合えていない」と指摘し、玉木氏は周辺に「こちらが求める条件には『ゼロ回答』だ」
と不満を漏らしている。時間をかけて協議する構えの玉木氏と早期決着を求める枝野氏との間では「スピード感」にずれが
生まれており、協議は難航しそうだ。
国民は15日の両院議員懇談会で協議の状況を説明する。事実上の「吸収合併」への反発が根強い参院を中心とする慎重派は
玉木氏の姿勢を支持するとみられる。一方、次期衆院選をにらんで早期の合流を求める推進派からは「玉木氏が方針転換
しないなら進退を問うことになりかねない」(中堅議員)との声が上がっており、党内の紛糾も避けられない情勢だ。

(1月16日)
立憲民主党の福山哲郎幹事長は16日、国民民主党の平野博文幹事長と東京都内で会談し、国会召集に合わせて20日に
開かれる国民の両院議員総会で、両党の合流の可否の結論を出すよう求めた。平野氏は「要望は受け止めたい」とし、21日に
両党の代表か幹事長同士が会談して、国民側が総会の結果を伝えることを確認した。
会談後、福山氏は記者団に「不満はあっても、合併協議は(合意の)ギリギリまで来ている」と強調する一方、「いつまでも
いたずらに時間をかけるのは適切ではない」と繰り返し、20日が事実上の期限だと示唆した。立憲幹部は「『決められない
国民民主』ならいいが『決められない野党』と言われ野党全体の足を引っ張られる」と述べ、国民側が結論を出さなければ
協議を打ち切るべきだとの考えを示した。
一方、平野氏は記者団に「合流の可否を問う総会ではないので、可否について(21日に立憲に)報告できるかは別問題だ」と
述べた。

(1月17日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は17日、東京都内で開かれた中小製造業労組からなるものづくり産業労働組合(JAM)の
中央委員会であいさつし、立憲民主党との政党合流をめぐり「本当の意味での大きな固まりになっていかなければいけない。
また分かれて、小さく分散してはだめだ」との認識を示した。
合流に関する協議について「独立した政党でやってきたので、折り合うところ、折り合わないところがある。大詰めを迎えて
いる」と述べた。同時に「できるだけ多くの皆さんが納得して参加できるプラットフォーム作りをしたい」と強調した。
国民は20日に両院議員総会を開き、合流に関して党内議論を行う。立民は国民に、合流の可否について20日に結論を出す
よう求めている。

(1月18日)
立憲民主党の枝野幸男代表は18日、宮崎市で記者会見し、国民民主党が20日に合流方針を決めなければ、同党との協議を
打ち切る可能性を重ねて示唆した。「できることは全部やったので、こちらとしては協議する中身がない。国会論戦に集中
すべきだ」と述べた。国民の玉木雄一郎代表は17日の共同通信のインタビューで協議継続を要請したいとの意向を表明した
が、枝野氏は応じない姿勢を示した形だ。
枝野氏は「一つの政党になることが難しいと明確になれば、それ以外の方法を深掘りできる」と述べ、国会での野党共闘や
次期衆院選の選挙区調整を本格化させていく考えも強調した。

(1月19日)
国民民主党は20日夕、立憲民主党との合流を巡って両院議員総会を開く。推進派は党内の過半数の賛成をちらつかせて玉木
雄一郎代表に合流への決断を迫る考え。ただ玉木氏は慎重派に配慮し、立民との協議継続を訴えるとみられる。紛糾必至の
情勢だ。立民の枝野幸男代表は国民が20日に合流を決めなければ協議を打ち切る可能性に言及しており、両党の合流構想は
ヤマ場を迎える。
立民、国民両党は昨年末の幹事長会談で合流の方向で大筋合意したものの、今年に入り党首レベルでの協議が停滞。党名や
綱領、合流後の人事、原発政策などで溝が埋まっていない。

(1月20日)
国民民主党は20日、両院議員総会で立憲民主党との合流について議論したが、結論は出なかった。
合流推進派が早期の基本合意を求める決議案を提出。しかし、議題として扱われず、立憲との協議の継続を確認するにとど
まった。21日に幹事長会談を開いて伝えるが、立憲側は協議打ち切りを示唆している。
総会では、津村啓介副代表ら推進派が「速やかに党首会談を開き、合流について基本合意を行う」との内容の決議案を提出。
議題とするかどうかを採決した結果、賛成19、反対28で否決された。
玉木雄一郎代表は総会後、記者団に「粘り強く交渉を継続したい」と強調。その上で「大きな固まりを目指して政権に向き
合う方針は変わらない。まずは国会(論戦)に集中する」と語った。
津村氏は「交渉に前向きに臨むと代表が明言した。応援する立場で見守る」と述べた。

(1月21日)
4時間に及んだ20日夜の国民民主党の両院議員総会では、立憲民主党との早期合流を目指して基本合意を求める決議案が採決
には至らず、否決された。総会後に会見した玉木雄一郎代表は「現在の条件で現時点で合流を決定することが党の意思として
否定された。これまでの方針通り、引き続き粘り強く交渉を行っていきたい」と総会の結果を総括した。

(1月22日)
国民民主党の舟山康江参院国対委員長は22日の記者会見で、立憲民主党が参院議員総会の合同開催を提案したことに不快感を
示した。
両党の参院側には依然、昨年の参院選で競合したしこりが残っており、舟山氏は「国民民主に呼び掛ける前に、(立憲の)
党内にしっかり呼び掛けてもらう必要がある。困惑するばかりだ」と指摘した。

(1月23日)
野党系の無所属衆院議員12人のグループ「無所属フォーラム」を率いる岡田克也元副総理は23日、立憲民主党の枝野幸男
代表からの野党合流の呼びかけに関し、「国民民主党との交渉を枝野さんが呼びかけたわけで、野田さん(佳彦前首相)と
私のところには、同じレベルでの呼びかけは別にない」と国会内で記者団に述べ、岡田氏のグループが立憲と合流することは
当面ないとした。
枝野氏が昨年12月6日に野党合流を呼びかけた会合に岡田氏は同席しており、記者団が対応を問うと「呼びかけは(自身の
グループには)別になかったんじゃないか」との認識を示した。
無所属フォーラムには、比例代表で当選し、立国合併で新党ができなければ立憲に入党できない議員がいる。
岡田氏の主張に対し、立憲幹部は「共に戦おうと岡田氏にも呼びかけたはずだが……」と困惑の表情を見せた。

(1月24日)
立憲民主、国民民主など主要野党の有志の衆院議員6人は24日、選択的夫婦別姓導入を訴えた野党の衆院代表質問に自民党
議員が「だったら結婚しなくていい」とのやじを飛ばしたとされる問題について、発言者を特定し、謝罪と撤回を促すよう
求める申し入れを大島理森衆院議長あてに行った。
申し入れでは、発言者について「(自民党の)杉田水脈議員であると複数の議員が証言している」と指摘。「選択的夫婦別姓
の制度がないために苦しむ人の心を傷つけ、時代に逆行する暴言だ」と断じた。
その上で「国会の品位を大きく傷つけた」として、大島氏に対し、発言者を特定して発言の真意を説明させ、事実なら謝罪と
撤回を促すよう要求した。
申し入れを行った立民の中谷一馬氏は、記者団に「杉田氏は疑念を持たれている以上、発言が本人のものだったのかどうか
説明すべきだ」と語った。同党の尾辻かな子氏は「自民党も党の問題として対応してほしい」と話した。
やじは国民の玉木雄一郎代表が22日の代表質問で男性が交際中の女性から「姓を変えないといけないから結婚できない」と
言われたとの話を紹介した際に飛んだという。

(1月25日)
立憲民主党と国民民主党の政党合流をめぐる協議は、結論が整わないまま、20日に1つの期限だった通常国会の召集日を
迎えた。これまでの交渉経過を見る限り、合流にポジティブな印象を持つことは到底できない。どちらの党からも本気で力を
合わせようという前向きなエネルギーは感じられず、敬意を欠いた言葉の応酬をはじめ、ネガティブな側面ばかり目についた
からだ。
「私は協議を打ち切るつもりはない。なぜここまでこだわるかといえば、内実を伴った大きな塊にするために、例えば政策、
理念のすり合わせは不可欠だ。表層で形式的に同じくしても、結局、魂がこもらなければ、本当に政権を担える大きな塊に
ならない」
国民の玉木雄一郎代表は20日夕の両院議員総会で、立民との合流協議を今後も続ける意義を切々と説いた。しかし、立民の枝野幸男代表が20日の召集日をもって協議を打ち切る方針を示したことは「理解できる」とも言及。国会で野党が一つに
なって安倍晋三政権を倒すことに全力を傾けるべきだと訴えたが、会場には冷ややかな空気が流れた。
立民と国民の合流協議は国会召集をもって先送りとなったが、双方からはとげとげしい発言が相次いでいる。
「(協議で)これ以上譲れないという線まで提示した。折り合えないとしたら、別の党として最大限連携し、将来連立政権を
組むことで問題ない」
枝野氏は19日、千葉県酒々井町での講演でこう述べ、条件面で妥協しない考えを重ねて強調した。
一方、玉木氏も立民による事実上の「吸収合併」は拒否の構えだ。枝野氏のどこか突き放したような物言いもそうだが、
不可解だったのは、当事者たちの言葉が必要以上に緊張感をあおり、時に相手を軽んじるようなニュアンスを帯びていた
ことだ。かつての仲間同士が、再結集に向けた協議を行っているにも関わらずだ。
特に立民側に、この傾向は顕著だった。玉木氏が「新党をつくる」と述べたことに対し、枝野氏は「私は新党をつくるつもり
は百パーセントない。何か勘違いしているのではないか」。福山哲郎幹事長も玉木氏の発言を「何を言っているのか分から
ない」と切り捨てたことがあった。
極めつけは立民の重鎮、赤松広隆副議長だ。朝日新聞によると、赤松氏は5日、名古屋市での会合で「向こうも何もないと
かわいそうですから、玉木も代表代行ぐらいで、ちょっと横に置くぐらいの形で最後は決着をつけたらどうか」などと述べた
という。こうした相手を小ばかにした物言いが、相手の憤激を招くのは当然で、有権者にもよい印象は与えないだろう。
交渉の見せ方もスマートとは言えなかった。
「(党首会談を)2回以上やるつもりはない」「1回で(合意)できなければ(合流)できない」
枝野氏は5日にこう述べていた。確かにトップ会談はセレモニーか、重要な政治判断だけを下すもので、そうそう時間や回数
をかけて行うものではない。ところが、実際には党首会談は少なくとも7日、9日、10日の3回、計10時間超に及んで
いる。
このうち、初回と2回目の場所や時間は事前公表されず、事後の公式なメディア対応もなかった。立民側の意向によるもの
で、「会談は1回」発言との整合をとったとみられる。初回の会談後、会場のホテルを出る際に記者団に捕捉された出席者は
「会食しただけだ」と説明した。
そうした「非公式会談」を重ね、10日の「正式会談」で合意に至れば格好もついたが、合流話は整わなかった。終了後、
カメラの前に立った枝野、玉木両氏はぶぜんとした表情でそっぽを向き、記者の質問にも応じなかった。
交渉に携わる当事者以外の行動にも、首をかしげたくなるものがあった。国民内の合併推進派議員が節目節目で玉木氏を突き
上げた動きは組織のガバナンス上疑義があり、そんな若手らをたきつけて「俺たちがシナリオを描いている」とうそぶく
ベテランたちの振る舞いも気になった。
無理矢理ポジティブな面を挙げるとすれば、政策や理念を置き去りにしたなし崩し的な再結集は回避されたことだけだろう。
枝野氏は「譲れないものを譲ってまで党を一緒にしたら野党に対する政治不信が高まる」と語ったが、この点は正しいと
思う。

(1月26日)
立憲民主党の福山哲郎、国民民主党の平野博文の両幹事長は26日のNHK番組にそろって出演し、両党の合流協議が破談
した後も連携して安倍晋三政権を追及する方針を確認した。
福山氏は「国民民主党との合併は折り合わなかった。まずは野党統一会派で徹底的に安倍政権と対峙することを平野氏と確認
した」と述べた。平野氏も「国会で野党統一会派をさらに進化させていく。まずは国会でしっかりやることが国民の期待を
大きく膨らませることになる」と応じた。
両党は昨年12月から合流協議を始めたが、党名や綱領などで折り合わず交渉は決裂した。

(1月27日)
立憲民主党が国民民主党に呼びかけた合流構想が破談となったことを受け、野田佳彦前首相や岡田克也元外相が率いる
旧民進党系の議員グループも対応に苦慮している。両氏は再結集の「懸け橋」を自任してきただけに、国民抜きで個別に
立民に合流する選択肢もとりにくい。両グループとも合流機運が再び高まるまでは静観の構えで、当面は「中ぶらりん」が
続きそうだ。
旧民進系でつくる野党統一会派は27日、衆院予算委員会で首相主催の「桜を見る会」やカジノを含む統合型リゾート施設
(IR)事業をめぐる汚職事件などを追及。「桜」追及本部でヒアリングも実施し、国民の原口一博国対委員長は「安倍
晋三さんに首相を辞めていただけるよう、この会を一刻も早く最終に持っていけるよう頑張りたい」と気勢をあげた。
ただ、表面上の結束とは裏腹に、会派内には合流破談による脱力感も漂う。
「こちらは覚悟を決めていたが、国民の合流推進派は動かなかった。しばらくは沙汰やみだろう」。野田氏率いる「社会
保障を立て直す国民会議」の中堅はそう語る。同グループは仮に国民の合流推進派が分党や集団離党で立民に合流を決めた
場合、歩調を合わせる方針を決めていたというが、当ては外れた。
一方、岡田氏は23日、記者団に合流構想の破談に関して「野田氏と私のところには(立民から国民と)同じレベルの(合流
への)呼びかけは別になかった」と語り、当面は自身のグループが立民に合流することはないとの見通しを示した。
ただ、立民幹部は「昨年末に『ともに闘おう』と呼びかけた際、岡田氏も同席していたはずだが…」と漏らし、同床異夢を
露呈するコメントに困惑の表情を浮かべた。

(1月28日)
望月義夫元環境相の死去に伴う衆院静岡4区の補欠選挙(4月26日投開票予定)で焦点の野党連携を巡り、国民民主党県連は27日、旧民進党県連4区総支部長を務めた無所属新人の田中健氏(42)を支援する意向を連合静岡に伝えた。
ただ立憲民主党県連と調整は付いておらず、立民は田中氏に乗るか、独自候補を立てるか決めかねている。共産党元職の
島津幸広氏(63)も出馬表明し、野党統一候補の成否は見通せない状況だ。
国民県連は静岡市内で開いた連合静岡との会合で田中氏支援を伝達した。これに「推薦するのは国民、立民の統一候補」との
方針を明確にしてきた連合静岡は田中氏支援に難色を示したという。
国民県連幹部の1人は立民側が田中氏を統一候補と決めることを期待しつつ「連合も候補者がほかにいなければ、正式な推薦
がなくても田中氏を支援せざるを得ないだろう」との見方も示した。
立民県連の佐々木隆博代表は同日開いた幹事会の後、記者会見し、田中氏について「一度、接触してきた経緯はある。候補者
の一人」と認めたが、田中氏以外の独自候補の選定作業も並行して進めているとした。この日の幹事会では、候補者選定に
ついて「代表一任」とだけ決まった。
立民県連が田中氏支援でまとまれないのは、田中氏では連合静岡の推薦は得られない可能性があると見ているためだ。田中氏
は2017年の衆院選で細野豪志元環境相(静岡5区)に追随する形で旧民進党を離党し、連合静岡が推薦を取り消した経緯が
ある。
立民県連に残された時間は少ない。投開票まで3カ月を切り、野党統一候補として連合静岡の推薦を得るには2月初旬の執行
委員会に諮る必要がある。佐々木代表は「間に合わせたいが、丁寧にやらないといけない」と複雑な表情を見せた。
一方、島津氏擁立を決めた共産党県委員会は立民、国民との野党共闘について「できるだけ早く話し合いの場を設けたい」
とし、候補者調整に応じる姿勢も示す。交渉が決裂すればそのまま島津氏を擁立する意向だ。
補選には自民党県議の深沢陽一氏(43)も出馬表明している。

(1月29日)
「教育の無償化を、憲法改正で国是として書くべきだ」。国民民主党の前原誠司元外相(衆院京都2区)が28日の衆院予算
委で、改憲を掲げる安倍晋三首相に対して、国家の行く末を巡る政策論争を挑んだ。
前原氏は、この30年間で文教・科学技術振興予算が4千億円しか増えていないと指摘。4年制大学進学率は年収4百万円以下の
世帯の子どもが31・4%と年収1千万円以上の世帯に比べて約半分にとどまり、生涯年収でも差が出る傾向があるとし、
「親の収入格差が子どもの収入格差につながっている。教育無償化を国家百年の大計として考えるべきだ」と強く迫った。
首相は高等教育無償化や給付型奨学金といった施策を挙げ「基本的な考え方は同じ」と応じたが、前原氏は本気度を確かめる
ようにさらに追及。国是とするなら「憲法改正も国民の中で違う見え方になる」とボールを投げつつ「憲法改正が大事だと
おっしゃっているが9条だけですか。全ての根本の問題は人材育成」と正論をぶつけた。

(1月30日)
離婚した夫婦が元のサヤに戻るだけの話なのに――。
さる国民民主党幹部は、立憲民主党との合流が進まない現状をそう憂えたというが、別れた二人の復縁が難しいのは世の
習い。
通常国会が開会した今月20日、国民は両院議員総会を開催。早期合流について決を採ったものの、慎重派が推進派を上回り“
立国”の復縁はまた遠のいた。
立民サイドは合流協議を一旦打ち切る構えというが、
「国民の中の推進賛成派は年明け以降、党内の慎重派の事務所を個別に訪ね、推進派に寝返らせようとしてきたんです。
ところが、終盤に参院を中心とする慎重派が巻き返し、20日の両院総会では、早期合流の賛成が19に対し、反対は28
だった」(野党担当記者)
合流話の裏では、こんな血なまぐさいシナリオも。
「実は、20日の総会で、玉木雄一郎さんを代表の座から引きずり下ろすという計画もあった」(国民関係者)
 謀略を企てたのは、「昨年初めに国民に合流した小沢一郎さんですよ。小沢さんは、立民の安住淳国対委員長と水面下
で通じ、20日の議員総会で推進派が大勢を占めれば、合流に背を向ける玉木さんを代表から引きずり下ろして、後任に
原口一博・元総務相を据える算段を講じていた」
結果的にクーデターは未遂に終わったが、「合流話が進まないのは、玉木さんが慎重派の保守系議員にまで気を使い
“みんなで合流”にこだわりすぎるから。小沢さんは保守系議員なんてさっさと切ればいいと考えていて、新年会でも、
小沢邸の一室を記者立入禁止にして、近しい議員たちと謀議していた。一方の立民もいよいよ懐事情が苦しく、国民の財布
が欲しい。その辺りで小沢・安住両氏の利害が一致して、玉木降ろしが企てられたのでしょう」
無益な駆け引きはまだまだ続く。

(1月31日)
国民民主党の若手国会議員と地方議員が30日、国会内で「子連れ会見」を行い、男性を含めて育児休暇が取得しやすい社会
の実現に向け、党を挙げて取り組む姿勢をアピールした。
1歳の三男を膝に乗せて会見に臨んだ関健一郎衆院議員は、小泉進次郎環境相による育休取得を評価。「自分の時は男性が
育休を取る雰囲気がなく、空気にあらがえなかった。私たち現役世代が新しい答えをつくり、空気を変えるきっかけに
したい」などと強調した。
関氏らは、育休取得に関して全国でアンケート調査を行うと発表。結果を基に子育て支援策を取りまとめ、次期衆院選公約
に反映させる考えも示した。