【2020年】

(2月2日)
与野党の政策責任者らが2日、NHK番組に出演し、新型コロナウイルスによる肺炎対策について意見を交わした。
自民党の岸田文雄政調会長は感染の診断に時間がかかり過ぎていると指摘し、「迅速に簡易検査キットを開発し、ワクチン
や治療法にもつなげないといけない」と強調。立憲民主党の長妻昭代表代行もキットについて「税金を投入して早めに作る
ことを要求したい」と述べた。
長妻氏は、米国が中国全土からの外国人の入国拒否に踏み切ったことに触れ、「日本も検討する必要がある」と主張。日本の
入国制限は湖北省滞在歴がある外国人に限っている。国民民主党の泉健太政調会長は、今春予定される習近平・中国国家主席
の国賓来日について「中国国内の収束が一番大事だ。ぜひ柔軟に考えていただきたい」と述べ、再考も含めて慎重な対応を
求めた。

(2月4日)
国民民主党の榛葉賀津也参院幹事長は4日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男代表が、令和元年度補正予算案の採決での
造反に対する「けじめ」を国民側に求めたことについて苦言を呈した。「代表がいきなり他党のことについて発言するのは
慎重にされたほうがいい」と述べた。
榛葉氏は「他党からどうこう言われる問題ではないというのが筋論だ」と述べた。ただ、「衆院では(立民と国民が)議員
総会も一緒にやっている。一体感という意味での懸念は分からないではない」とも語った。
立民や国民などの統一会派は補正予算案への反対を決めていたが、1月30日の参院本会議では国民の増子輝彦(福島)、
羽田雄一郎(長野)、無所属の桜井充(宮城)の3氏が賛成に回った。いずれも補正予算案に復興関連経費が盛り込まれた
台風19号の被災地選出議員。これに対し、枝野氏は同31日の記者会見で「党内でけじめを付けていただかないと、ともに
戦うのは難しい」と述べ、国民側に対応を求めていた。

(2月5日)
国民民主党の玉木雄一郎代表は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。選択的夫婦別姓の実現について「結婚したいけれども
できないという問題がある。どんな障害でも可能な限り取り除きたい」と訴えた。
玉木氏は知人の29歳の男性から「結婚したいけれども相手の女性が姓が変わることが嫌だと言っている。選択的夫婦別姓を
早くやってほしい」と言われたというエピソードを紹介。玉木氏が男性に「自民党が(反対で)硬い」と答えたところ、
男性から「僕の結婚には政権交代が必要ですね」と言われたと語った。
玉木氏はこの男性のエピソードを国会の代表質問でも取り上げ、選択的夫婦別姓の導入を訴えたが、「だったら結婚しな
ければいい」というヤジが飛んだ。
玉木氏は「賛否はあっていいが、実際に問題を抱えている若い男女に対して、あたかも結婚できないことが悪いかのように
誹謗中傷するのはいけない」と批判した。

(2月6日)
国民民主党の増子輝彦参院議員(福島選挙区)は5日、党の反対方針に従わず2019年度補正予算案に賛成した責任を取り、
幹事長代行を辞任した。増子氏は平野博文幹事長に辞任を申し出て、玉木雄一郎代表が了承した。
昨年の台風19号など一連の豪雨被害に伴う災害対策を理由に、増子氏は1月30日の参院本会議の採決で補正予算案に賛成
した。国民は5日の総務会で、増子氏を役職停止とする処分を決めたが、本人の意向が受け入れられた形だ。増子氏と共に
賛成した羽田雄一郎元国土交通相(参院長野選挙区)は厳重注意とした。

(2月7日)
国民民主党の岸本周平選対委員長(63)=衆院和歌山1区=は6日、自身のツイッターに「国会内の牛丼チェーン店で牛丼を
いただいたが、健康に悪い」などと投稿した。店名は書いていないが、チェーン店で国会に唯一出店している吉野家は、公式
アカウントで「安心して食べて大丈夫だよ」と反論。岸本氏はその後、この投稿を削除し、「誠に申し訳ありません」と謝罪
を掲載した。
岸本氏は6日午後からの衆院本会議前に牛丼を食べたとして、「成長ホルモンや成長促進剤を使ったアメリカンビーフの
可能性が高く、健康には悪いのですが、安くておいしいのでよく食べます。人生も後半戦なので、まあいいかっと。若い人
は気をつけてくださいね」と投稿した。
吉野家はこれに対し「そんなの提供してたらすでにどうにかなっているよ (会社の)中の人だって普通の人間だけど、毎週
食べてても元気いっぱいだよ! 安心して食べて大丈夫だよ〜」とツイッターに掲載した。
岸本氏はこれを受けて、前の投稿を削除したうえで、「特定の企業や商品を批判するような投稿をし、申し訳ありません
でした。該当企業並びに不快な思いをされた方々にこの場を借りておわびします」と陳謝する投稿をした。

(2月8日)
「女性天皇容認の是非といった安定的な皇位継承のあり方について、国会は政府に対し『速やかな検討と結果の報告』を
求めています。安倍政権としては、検討結果を何らかの形で国会に報告をしなければなりません。ただ現時点では“男系維持”
が既定路線の結論だといわれています」
そう語るのは政治部記者。マスコミ各社の世論調査でも女性天皇容認への賛成は8割以上となっている。国民の大多数が女性
天皇の誕生を望んでいるにもかかわらず、皇室典範の改正はなかなか実現しないままだ。
安倍首相はかつて『文藝春秋』(’12年2月号)への寄稿で《皇室の伝統と断絶した「女系天皇」には、明確に反対である》と
主張していた。
「そんな安倍首相も、最近は『女性天皇に反対』とは明言しなくなりました。憲法改正を究極の目標とする安倍首相は、国民
の支持を失うことを非常に恐れています。女性天皇の問題は、できるだけ結論を先延ばししたいというのが本音のようです」
2月1日にも共同通信が、皇位継承策の議論について「政府内で対策案提示の見送り論が浮上していることが分かった」と報道
している。
対する野党は、立憲民主党と共産党が女性天皇・女系天皇ともに容認。国民民主党と日本維新の会も、女性天皇には賛成の
立場だ。
「ただ、政権交代が起こらない限り、野党にできることはほとんどありません。むしろ自民党内の女性天皇賛成派の動きが
注目されます」
昨年11月、自民党の甘利明税調会長は「男系を中心に順位をつけ、最終的選択としては女系も容認すべきだ」と発言。
二階俊博幹事長も「男女平等、民主主義の社会なので、それを念頭に入れて問題を考えていけば、おのずから結論は出る」
と、女性天皇・女系天皇を容認する考えを示した。さらに石破茂元幹事長も昨年12月「女系だからすなわち駄目だ、という
議論にはあまり賛同していない」と、党内の“男系派”を牽制した。
「憲法にも、天皇の地位は《日本国民の総意に基づく》とあり、国民の意思が重要です。女性天皇の問題は選挙の争点に
なりにくいですが、有権者が関心を持っていることを与野党に訴えていくことが必要です」

(2月9日)
任期満了に伴う京都府八幡市長選は9日告示され、3選を目指す現職の堀口文昭氏(68)=自民党、立憲民主党、国民民主党、
公明党推薦=と、新人で前八幡民主商工会事務局長の井筒かおる氏(66)=共産党推薦=の無所属2人が立候補を届け出た。
投票日は16日で即日開票される。
人口減が加速する中、まちの活性化策や子育て、福祉施策の充実、行財政改革などを巡って論戦が展開される。
堀口候補は2期の実績を強調しつつ、「人とまちの健康づくり」を掲げ、客観的なデータに基づいた健康施策や、2023年度の
新名神高速道路の全線開通を見据えた企業誘致による就労機会と交流人口の拡大を訴える。
井筒候補は「現市政は市民の声に耳を傾けていない」とし、市長による座談会の開催や高校卒業までの医療費無料化、国民
健康保険料や高齢者の医療費負担の軽減、宅配サービスをする商店への支援やバス交通の充実などを主張する。
8日現在の有権者数は5万9123人(男性2万8413人、女性3万710人)。