【2020年】

(9月1日)
国民民主党は、立憲民主党との合流に伴い、解党を決める党大会を11日に東京都内で開催する。
関係者が1日、明らかにした。
玉木雄一郎代表が主張する分党については、9日の両院議員総会と全国幹事会で対応を協議する。

(9月2日)
立憲民主党などとの合流新党に参加しない国民民主党の玉木雄一郎代表ら約10人は2日、国会近くで会合を開き、合流新党と
同じ15日に別の新党の結党大会を開催する方針を決めた。国民からの「分党」を目指す。合流新党への不参加を決めた連合の
組織内議員9人にも参加を呼び掛けている。  関係者によると、会合には玉木氏のほか前原誠司元外相、古川元久代表代行、
榛葉賀津也参院幹事長らが出席し、結党大会より前に代表選を行うと申し合わせた。党名は「国民民主党」とする方向だ。
代表には玉木、前原、古川各氏の名前が挙がっている。

(9月3日)
立憲民主、国民民主両党は3日、両党がつくる合流新党への参加議員の受け付けを締め切った。毎日新聞の集計によると、
衆参両院で参加議員数は約150人だった。国民所属の62人のうち合流新党に参加しない議員は20人超に達した。両党は4日
にも参加議員を発表する。立憲と野田佳彦前首相ら無所属グループの議員は、ほとんどが合流新党への参加を決めた。
国民の参加者は約40人で、同党所属議員の3分の2にとどまった。参加議員約150人のうち衆院は100人超で、立憲幹部が
「政権交代の受け皿になりうる」とみていた3桁には届いた。合流新党は、社民党とも合流協議を続ける方針だ。
一方、合流不参加者は衆院10人超、参院10人超で、国民の玉木雄一郎代表や前原誠司元外相が含まれる。国民が掲げる
「改革中道」路線が薄まると懸念した保守系議員が目立つ。民間労働組合出身の9人も、合流新党の綱領案に盛り込まれた
「原発ゼロ」に反発し、全員が不参加だった。玉木氏らは不参加組を集め、合流に伴い解党する「国民民主党」の再結党を
目指す。
合流新党は15日に結党大会を開く。これに先立ち、代表選を7日告示、10日投開票の日程で実施する。
新党名も併せて投票で決める方針だ。  立憲の枝野幸男代表が「立憲民主党」を掲げて立候補する予定で、各党へ横断的に
支持を広げている。国民の泉健太政調会長も立候補するほか、若手にも候補者擁立を探る動きがある。
消費税減税の可否など、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策が争点になる見通しだ。

(9月4日)
立憲民主党と国民民主党などの合流新党をめぐり、立民の枝野幸男代表と国民の泉健太政調会長は4日、新党代表選(7日
告示、10日投開票)への立候補をそれぞれ表明した。
同日発表された新党に参加する国会議員数は衆院106人、参院43人の計149人。平成29年に分裂した旧民進党と
同規模で、次期衆院選での政権交代を目指す。
枝野氏は4日の記者会見で、「離合集散の歴史に終止符を打ち、政権の選択肢となって政治に緊張感を取り戻す」と述べた。
経済政策として(1)中間層への所得税免除(2)消費税減税(3)低所得者への定額給付金-を掲げた。党名選挙では
「立憲民主党」を訴える。枝野氏に先立ち会見した泉氏は、「提案型の野党第一党」を旗印に掲げ、「皆で答えを見つけ
出していく風通しの良い党運営を実践したい」と語った。
消費税は、新型コロナウイルス感染症の収束までの間、税率を一時0%に引き下げる「凍結」を訴えた。党名は「民主党」を
提案した。
合流新党に参加する議員の内訳は立民88人、国民40人、無所属21人だった。一方、政策面の不一致や綱領案への反発
などから、国民の玉木雄一郎代表や民間労組出身議員らが参加しないほか、立民に離党届を出している須藤元気参院議員も
不参加を表明した。
国民の「分党」を念頭に、玉木氏ら合流不参加の議員は7日まで国民の綱領などを引き継ぐ新「国民民主党」のメンバーを
募集する。新「国民」には20人近くが結集しそうだ。

(9月5日)
岡田克也衆院議員(三重3区)は4日、三重県川越町高松の事務所で記者会見し、立憲民主党と国民民主党の合流新党に入ると
表明した。新党の名称は、自身が代表を務めた当時と同じ「民主党」を推した。
岡田氏は会見で「無所属という非常に不本意な状態から抜けて新たな党に結集できることは大きな喜び」とした上で、新党に
ついて「将来的には政権を自民党と競える政党に作り上げたい」と語った。衆院解散は「私の見立てでは少し先」としつつ
「10月25日の見通しも示されているので実はあまり時間がない」と指摘。「政策の柱を作り、地方組織を作り上げることを
急がなければならない」と述べた。
10日の新党代表選は「総理になったときに力量を発揮してくれる人」として、立民の枝野幸男代表に投じると明かした。
党名は「新しい党になるので、旧党の名前ではない方が良い」として「民主党」を推した。
岡田氏は旧民主党代表だった平成28年に維新の党を吸収合併する形で民進党を結党。民進党が希望の党と合流することに
なった29年の衆院選に無所属で出馬して以降、政党に所属していなかった。

(9月6日)
立憲民主党と国民民主党などの合流新党の代表選が7日、告示される。
出馬を表明している立民の枝野幸男代表と国民の泉健太政調会長による一騎打ちの見込みで、10日に新党に参加する国会
議員による投開票を行い、代表を選出する。合わせて新党名も決定する。
枝野氏が圧倒的優位に立っており、新党名は枝野氏が掲げる「立憲民主党」となる見通しだ。

(9月7日)
立憲民主、国民民主両党などによる合流新党の代表選が7日告示された。
国民の泉健太政調会長(46)と立憲の枝野幸男代表(56)の順で立候補を届け出て、一騎打ちの構図が確定した。
立憲や無所属の議員の支持を得て優位に立つ枝野氏が、求心力の維持につながる得票を確保できるかが焦点。10日に投開票
される。
届け出後、泉氏は記者団に「提案型野党を訴える。新型コロナウイルス対策、消費税を軸とした経済対策を争点にしたい」と
表明。枝野氏は「国民のリアルな暮らしを直視し、政権の選択肢となり政治に緊張感を取り戻す」と意気込みを示した。
両氏は午後にそろって記者会見。泉氏は「消費税ゼロ」を主張し、枝野氏は「新自由主義経済からの転換」を訴えた。
同時に行われる党名選挙では、泉氏が「民主党」、枝野氏が「立憲民主党」を掲げている。党名は両氏の提案したもの以外
にも自由に投票できる。

(9月8日)
国民民主党は8日の総務会で、立憲民主党などとの合流新党に加わらない玉木雄一郎代表が求めた分党を了承した。
「40億円台半ば」とされる残存の政治資金と2020年の政党交付金の未交付分は、玉木氏らが結成する新党参加組とその他の
議員の人数に応じて比例配分する。9日の両院議員総会で正式決定する。
国民の所属議員は62人。玉木氏らの新党はこのうち14人が入り、引き続き「国民民主党」を名乗る方向。総務会ではこの
名称使用も認めた。14人分を除いた資金は、分党に伴い合流組が一時的に結成する「民主党」が保有する。
ただ、残る48人のうち8人は合流新党にも参加しない考えで、資金配分で一定の配慮をするという。

(9月9日)
国民民主党は9日、両院議員総会を都内で開き、立憲民主党との合流新党と、合流不参加議員でつくる新党に分かれる分党を
決定した。残余の政治資金は議員数に応じて配分する方針も決めた。11日の党大会をもって解散する。国民としての期間は
2年4カ月だが、旧民主党、旧民進党の法的な継承政党としては22年超の歴史に幕を下ろすことになる。
国民は所属議員62人のうち、40人が合流新党、14人が新「国民民主党」に参加し、8人が無所属となる。玉木雄一郎
代表は総会後の記者会見で、残存資金から全所属議員に対し、衆院解散に備えた資金や解党の事務費用などを1千万円ずつ
分配済みで、さらに職員約60人の退職金などを引いた残額を人数割りで分け合うと説明した。玉木氏は8月末の会見で残額
を「40億円台半ば」としていたが、この日は「精算中」などとして具体額には言及しなかった。政党助成法では分党(政党
分割)の場合、必要な手続きを行えば、交付済みの政党交付金の残額は分党後の各党が引き継げる。国民では「(国庫に)
返却すべき交付金はほとんどない」(平野博文幹事長)としている。
また、党のロゴマークや公認キャラの「こくみんうさぎ」は、新「国民」が継承することも決まった。
分党に伴い、合流組は新党設立までの一時的な政党として「民主党」を設立。合流不参加組は、同じ「国民民主党」の名称で
立党を届け出る見込み。合流新党と新「国民」は、それぞれ15日に結党大会を開く。

(9月10日)
立憲民主党、国民民主党と無所属議員が合流した新「立憲民主党」が10日、誕生した。新党の代表選と党名選の投開票が
行われ、立民の枝野幸男代表(56)が国民の泉健太政調会長(46)を破り、代表となった。149人の衆参国会議員による投票
は枝野氏107票、泉氏42票だった。党名選は立憲民主党94票、民主党54票、その他1票で立憲民主党の党名が継承された。
集合離散を繰り返した新党は衆参149人を擁する野党第1党となった。代表選で100票を目標に掲げた枝野氏は「これでノー
サイドだとは思っていません。いよいよプレーボール。本当の戦いが始まる」と、気勢を上げた。 一方で党名選は割れた。
枝野氏は昨年9月に民進党から分裂し、結党した立憲民主党に愛着とこだわりを持ち続け、党名選でも提唱した。だが、泉氏
が提案した民主党に枝野氏を代表に推した10票以上が流れた。 新党の焦点となる執行部などの主要人事について枝野氏は
「奇抜なことはしない。オーソドックスにいく」とした。合流を推進した福山哲郎(立民)、平野博文(国民)の両幹事長や
代表選を争った泉氏らを重用して、まずは党内融和を急ぐものとみられている。「(衆院の)解散総選挙で10月25日にも
投開票かも知れない」と枝野代表は政権交代へ党勢拡大をにらむ。

(9月11日)
新党「立憲民主党」(枝野幸男代表)の新人事で、蓮舫参院議員(52)が重要ポストに起用されるとの見方が党内に
広がり、若手議員が猛反発している。蓮舫氏は10日、都内ホテルで行われた旧立民、国民民主党の合流新党代表「新党
代表・党名選挙」で、国民の泉健太政調会長(46)と争い代表選を制した枝野氏の推薦人に名前を連ねた。
代表選出後の会見で枝野氏は、旧民主や旧民進党出身者らが再結集した新立民人事を15日の結党大会までに決める意向を
示した。人事については「全くの白紙だ。奇をてらうことはしない」と話したが、立民の若手議員はこう怒りを爆発させる。
「実は告示直前に若手議員30人が枝野氏、泉氏に続く第3の候補者擁立に動いた。しかし、蓮舫氏らの枝野氏陣営に知ら
れて切り崩された。悔しい思いをしたんです」若手議員らは党の代表、党名も変わらないというマンネリ打破のため、れいわ
新選組の山本太郎代表(45)にも接触し、野党連携を模索したが結局、不発に終わった。
立民中堅議員は「我々の力不足です。蓮舫氏は党幹部の参議院幹事長か国対委員長に就くでしょうね」と肩を落とした。
枝野氏や蓮舫氏ら旧立民幹部らに対し、若手、中堅議員が不満をぶちまける背景には、最近話題となった枝野氏の議員会館の
自室での違法(健康増進法違反)喫煙問題や、蓮舫氏の離婚騒動にみる2人の資質の問題があるという。 「他にも、枝野氏は
自民党の三原じゅん子参院議員にテレビで『恥を知りなさい』の名ゼリフで斬られても、反論できなかった。蓮舫氏はいい加減、元芸能人の看板を外して、若手・中堅と党執行部の間に入る地味でも重要な役割を果たしてもらいたい」(前出の若手
議員)

(9月12日)
国民民主党は11日午後1時から東京都内で党大会を開き、解党する。 国民民主党は「分党」し、新立憲民主党に合流する議員
と、玉木雄一郎代表ら参加しない議員で結成を目指す新党などに分かれ、2018年5月の結党以来2年4か月の活動が終わる。 国民民主党は旧民主党、旧民進党の継承政党であり、そこから数えると22年超の歴史に幕を閉じることになる。
国民民主党と立憲民主党などが合流してつくる新立憲民主党と、玉木氏らが新たに設立する国民民主党は、それぞれ15日に
結党大会を開く。

(9月13日)
国民民主党(11日解党)の西岡秀子衆院議員(長崎1区)は13日、立憲民主党などとの合流新党に加わらない議員で結成する
新「国民民主党」に参加すると表明した。
長崎市内で記者団に「同じ綱領、理念で立ち上がるので、引き続き国民民主で取り組むのが、有権者に応える道だと考えた」
と話した。西岡氏は同日午前、国民の代表だった玉木雄一郎衆院議員に入党の意向を伝えた。

(9月14日)
立憲民主党との合流に参加しなかった議員が再結成する新たな「国民民主党」は14日、新会派の結成を参院事務局に届け
出た。立憲と国民などでこれまで構成していた統一会派の維持を探ったが、立憲側との協議が整わず、別々の会派として
活動することになった。衆院側は、立憲、国民両党などで統一会派を維持する調整をしている。  新会派「国民民主党・
新緑風会」には、無所属議員を含めて14人が参加する。民間労組出身の参院国民の7議員もすべて含まれる。
参院の会派別勢力分野は次の通り。自民党・国民の声113▽立憲民主・社民44▽公明党28▽日本維新の会16▽国民・新
緑風会14▽共産党13▽沖縄の風2▽れいわ新選組2▽碧水会2▽みんなの党2▽無所属9。

(9月15日)
立憲民主党や国民民主党などが合流して結成した新党「立憲民主党」の結党大会が15日、東京都内のホテルで開かれた。
新党には衆参の国会議員150人が参加。野党第一党として、16日に首相に指名される自民党の菅義偉(すが・よしひで)総裁による新政権と対峙(たいじ)する。
初代代表に就任した枝野幸男代表は「衆院では政権交代の発射台といわれる100人を超えるメンバーが集まった」と強調。「今こそ国民に選択肢を示す時だ」と語った。新党に参加する国会議員のうち衆院議員は107人で、旧民主党が政権交代を
実現した平成21年衆院選前の115人に迫る規模になる。略称は「民主党」とする。
大会では、新執行部人事案も承認した。立民幹事長だった福山哲郎氏が幹事長、国民の政調会長で代表選で枝野氏と争った
泉健太氏が政調会長、国民幹事長だった平野博文氏が代表代行兼選対委員長に就く。国対委員長には立民から引き続き安住
淳氏を起用する。
一方、合流に参加しなかった国民の議員らが結成した新「国民民主党」も15日夕、都内で設立大会を開く。
玉木雄一郎代表ら衆参15人が参加する。

(9月16日)
連合の次期衆院選に向けた基本方針案が16日、判明した。合流新党の立憲民主党を軸に支援すると明記した上で、国民民主党
や無所属議員への支援にも含みを持たせた。連合は支援先の一本化に期待して合流協議を推進したが、組織内議員の一部が
国民や無所属を選んだ結果を反映させた格好。17日の中央執行委員会で決定される見通しだ。
方針案では、菅内閣発足で早期の衆院解散・総選挙が現実味を増したとして、連合が一体で戦う態勢を整える必要があると
強調。立民に関し「連合総体としての支援体制を強化する」と掲げた。

(9月17日)
連合は17日の中央執行委員会で、次期衆院選の基本方針を決定した。「連合総体として支援体制を強化する」と、立憲民主党
を軸に位置付ける一方、国民民主党や無所属の候補に対しても「対応を検討・整理する」とし、支援の余地を残した。
傘下の組織内議員9人が立民に参加しなかった現状を反映した形。
昨夏の参院選に続き、次期衆院選も支援先を一本化できない状態が続きそうだ。神津里季生会長は17日、立民の枝野幸男代表
との間で、新型コロナウイルス禍を踏まえた新たな社会像の「理念」を記した文書に調印。会見で、支援先が分かれた状態に
関し「大きな固まりになるよう期待する」と訴えた。

(9月18日)
立憲民主の福山哲郎、社民の吉田忠智両党幹事長は18日、国会内で会談し、合流協議を継続することを確認した。旧立憲と
旧国民民主党の合流協議が7月以降に本格化し、社民を巡る協議は停止していた。社民は11月にも臨時党大会を開き、結論を
出す方針だ。 旧立憲は昨年末に社民に合流を呼びかけていたが、社民は地方組織に根強い反対意見を踏まえ、2月の定期
党大会で結論を先送りにしていた。
社民は9月中に地方組織の意見をとりまとめ、10月中に方向性を出したい考えだ。ただし、福島瑞穂党首は、新たな立憲
民主党が発足したことで「合流相手の前提条件が変わった」と慎重姿勢を強めている。吉田氏は18日、記者団に「新立憲の
綱領や規約を精査したが、(前提を)見直す必要はない」と合流に前向きな姿勢を示したが、党内で意見が割れかねない。

(9月19日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が19日、公式ツイッターに新規投稿。詐欺事件で逮捕されたジャパンライフの山口隆祥元
会長が安倍晋三前首相主催の「桜を見る会」の招待状を顧客勧誘に利用していたことについて、加藤勝信官房長官が18日の
会見で「再調査」に否定的な考えを示したことを受け、「当人が調査するわけがない」と苦言を呈した。
小沢氏は「当人たちのことを当人たちが調査するわけがない」と切り出し、「『総理も辞めたし、もう全て終わったこと。
どんなに被害があっても、桜を見る会が利用されてもそれはだまされる方が悪い』。これがこの国の政権。権力の腐敗はます
ますひどくなる。国民が刮目しなければ世界の笑いものになる」と指摘した。  小沢氏はこの投稿に先立って「加藤氏自身も
ジャパンライフの宣伝資料に『加藤大臣と会食した』『取り組みを非常に高く評価して頂いた』などと書かれ、広告塔として
利用された経緯がある」とツイート。
加藤氏は同社の宣伝に自身の顔写真が使われるなどの経緯があり、会見では「私の事務所から厳重な抗議をしている」と
無関係を強調した。

(9月20日)
立憲民主党の枝野幸男代表は19日、早期の衆院解散・総選挙に備えるため、全国行脚をスタートさせた。
目玉政策として、新たに「自然エネルギー立国」を表明。
合流により衆参両院で計150人の野党第1党になったことを踏まえ、「政権の選択肢」としての浸透を図る。他の野党との
共闘や、約90ある候補者不在の空白区解消も課題だ。枝野氏は、千葉県鎌ケ谷市で支持者らとの対話集会に参加。
太陽光や風力などの自然エネルギー分野で、「日本は世界をリードし得る力を持っている。これがわれわれの経済政策だ」
と訴えた。菅義偉首相との対決姿勢も強調。新政権が掲げるデジタル化の推進について「世界的に遅れているところを追い
付こうという話だ」と皮肉った。野党共闘に関しては、先の首相指名選挙で共産、国民民主、社民各党などが自身に投票した
ことに触れ、「幅広くできるだけ多くの皆さんと協力したい」と語った。
衆院の小選挙区289のうち、立憲の候補者にめどが立っているのは200程度にとどまる。集会後、枝野氏は記者団に対し、
次期衆院選では定数465の過半数に当たる233の小選挙区について「できれば立憲あるいは非常に近い仲間で擁立したい」
との考えを示した。枝野氏は21日に大阪府、22日に佐賀県を訪れ、街頭演説や対話集会に臨む。また、新型コロナウイルス
の影響を探るため、病院やライブハウスも視察する。報道各社の世論調査では、合流後の立憲に対する支持は軒並み低調。
党内には「せっかく野党が合流したのに、浮揚のチャンスを生かし切れていない」(関係者)と執行部への不満もくすぶる。
枝野氏としては、全国行脚で「新生立憲」をアピールし、国民の期待感を高めたい考えだ。

(9月21日)
立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が21日、自身のツイッターを更新。7年8か月に及んだ安倍政権との野党としての戦い
を振り返った。この日、「アベノマスク 限定された30万円支給 違法疑惑の検察人事と法案 家賃補助」と安倍政治の
様々なトピックを書き連ねた蓮舫氏。「全て、国民から『おかしい』と言われた施策を改善できたのは国会における行政監視
でした」と、つづると、「絶対的に数が足りず、強行採決を止められなくても、世論の声に耳を傾けた仕事は与党も政府も
動かします」と続けていた。

(9月22日)
立憲民主党の蓮舫参院議員(52)が22日、自身のツイッターを更新。結婚及び家族のあり方について、独自の見解を
示した。この日、内閣府が少子化対策の一環として、新婚世帯の家賃や敷金・礼金、引っ越し代など新生活にかかる費用に
ついて、来年度から60万円を上限に補助する方針を固めたという記事を貼り付けた蓮舫氏。
「『新生活にかかる費用』を給付すれば結婚が増えるとは思いません。この施策そのものを否定はしませんが、少子化対策は
生活そのもの、育児、両立、介護と全ての不安を取り除くこと」と、つづると、「絶対結婚ではなく、多様な家族のあり方も
認めていきたい」と続けていた。

(9月23日)
立憲民主党の枝野幸男代表が22日、訪問先の佐賀市で西日本新聞のインタビューに応じた。次期衆院選に向け、統一会派を
組む国民民主、社民両党と候補者の一本化を目指す方針を強調し、政策の柱とする「自然エネルギー立国」では原発立地
自治体で拠点づくりを推進する考えに言及した。
-九州でも合流新党に参加しない国会議員がいた。空白区の解消や地方組織の体制強化をどう図るか。
「全員合流できなかったのは大変残念。空白区については、他党とのすみ分けを頭に入れながら、一定程度は埋まるのでは
ないかと期待している」「(地方組織の体制強化は)県ごとの事情を踏まえて、できるだけ丁寧な手順を踏んでやっていく」
-他の野党との連携は。
「会派を共にしている党とは一体に近い形でやっていきたい。共産党とは天皇制や日米安保で根本的な違いがあるので、
お互いの支持者や国民にどういう協力なら理解してもらえるかを考えてやっていく」
-合流前との違いは。
「(野党合流で)目指していく社会が明確になった。新自由主義からの脱却を分かりやすく説明したい」
-原発ゼロ社会の未来をどう描き、原発立地自治体対策をどう進めるか。
「使用済み核燃料や立地自治体の雇用をどうするかという問題がある。自然エネルギー立国を目指す上での拠点づくりを原発
立地地域から進めていく」

(9月24日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員(78)が24日までに自身のツイッターを更新。公職選挙法違反の罪に問われている河井
克行元法相(57)、河井案里議員(47)夫妻の裁判に関連して、菅義偉首相(71)の政治姿勢を批判した。
この日、案里被告の裁判の様子をリポートした記事を貼り付けた小沢氏。「菅総理の最側近の元法相夫妻。総理はこう言う
のではないか。『私とはあまり関わりのない方々、国民もそんなの関心ない、もう過ぎたことだ』と」と、つづると、「だが
事件の当事者達にとっては過ぎたことか? 自身が擁立に深く関わったとされる一連の経緯について、説明するのが当然では
ないか」と厳しく続けていた。

(9月25日)
立憲民主党など野党は24日、「桜を見る会」や新型コロナウイルス対策などに関する三つの合同ヒアリングを相次いで実施
した。 早期の衆院解散もあり得るとみて、存在感を発揮するため菅政権の追及に本腰を入れた格好だ。ただ、新たに結党した
立憲の支持率は低迷しており、「追及路線」をまい進するのか悩みも抱える。
「臭い物にふたをする状況では国民は納得しない」。
立憲の原口一博副代表兼国対委員長代行は24日、桜を見る会のヒアリングでこう強調。10月7、8両日に衆参内閣委員会で
行われる閉会中審査を含めて「しっかり質疑したい」と宣言し、安倍晋三前首相に続き菅義偉首相に対しても厳しくただして
いく方針を示した。24日は新型コロナの感染実態と一連の需要喚起策「Go To」キャンペーンに関する合同ヒアリングも
開催。平井卓也デジタル改革担当相が代表を務める選挙区支部の支出について同日発売の週刊文春が不適切だと報じると、
急きょこれに関するヒアリングを実施した。
野党は先の通常国会で、桜を見る会と新型コロナ対策に加え、河井克行元法相夫妻の公職選挙法違反事件などを取り上げて
繰り返し政権を批判した。安倍内閣の支持率下落に一定の影響を及ぼしたと手応えを感じており、首相が第2次安倍政権以降
一貫して官房長官の職にあったことも踏まえ、こうした案件は引き続き攻撃材料とする考えだ。立憲のある国対幹部は「通常
国会でうまくいったから基本方針は変えない」と語る。  ただ、各種世論調査で立憲の政党支持率に大きな変動はない。幹部
は「反対だけでなく理念もしっかり打ち出さないと、政権の受け皿として見てもらえない」と、追及偏重の限界を認めた。  
枝野幸男代表は19日、衆院選に向けた全国行脚の第1弾として訪れた千葉県鎌ケ谷市で「自然エネルギー立国」を目指すと
表明。「未来の経済を発展させていく大きなビジョンの柱だ」と訴えた。枝野氏周辺は「所属議員が増えたので政策論議を深めたい」と、菅氏との政策論争に意気込みを示している。

(9月26日)
立憲民主党の枝野幸男代表は26日、次期衆院選の時期について、「国民生活の常識的な線からすれば12月20日(投開票)が
最短だ」と述べ、野党間の候補一本化調整など準備を急ぐ考えを示した。さいたま市内で記者団に語った。
枝野氏は安倍晋三前首相の辞任表明直後に「10月25日が最短だ」との見方を示していた。これについて、26日の会合では
「見事に外れた。さすがに10月25日は消えた」と述べた

(9月27日)
与野党の政策責任者が27日、新型コロナウイルス感染で落ち込んだ経済の活性化や安全保障政策を巡り、NHK番組で論戦を
交わした。自民党の下村博文政調会長は「コロナに対応しながら経済を進める」と述べ、予備費を活用した景気対策を進める
と強調。立憲民主党の泉健太政調会長ら野党側は、消費税減税や雇用確保の必要性を訴え、早期の国会論戦を求めた。
下村氏は追加経済対策に関し、2020年度第1次、第2次補正予算で計上した予備費のうち8兆円弱が残っているとして「ちゅう
ちょせず機敏に対応する」と語った。泉氏は、消費税や所得税の減税、現金の再給付を挙げた。

(9月28日)
立憲民主党の枝野幸男代表は28日、産経新聞のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策と
して2年間限定で消費税率をゼロに引き下げることも選択肢の一つだとの考えを示した。「一種のショック療法なので、
選択肢としては否定すべきではない。せいぜい2年までだ」と述べた。
消費税減税をめぐっては、野党内で次期衆院選の共通公約に掲げるべきだとの主張がある。枝野氏は「掲げること自体、否定
しないが、国民にとってもメインのテーマにはなり得ないのではないか」と述べた。消費喚起策としては、年収1千万円以下
の中間層に対する時限的な所得税減税の方が有効だとも主張した。
次期衆院選については「選挙区の候補者で総定数465議席の2分の1以上に立てたい。実現可能な目標だ」と強調。
全289選挙区のうち、立民と会派を組む国民民主党などの野党勢力で233選挙区以上に擁立する方針を示した。
共産党が選挙協力の条件とする「野党連合政権」については「どういった連携ならお互いに納得できるのか、有権者に理解
してもらえるのか、慎重に考えていかなければならない」と述べるにとどめた。

(9月29日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が29日、公式ツイッターに新規投稿。自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力被害者の相談事業
をめぐって「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言したことを受け、「自民党では差別的・排外的なことをいう議員
が重用される傾向にある」と苦言を呈した。
小沢氏は「簡単なこと。この7年8ヶ月でそういう国になってしまったということ」と切り出し、「自民党では今や積極的に
差別的・排外的なことをいう議員が重用される傾向にある。結局、安倍前総理が普段隠している本音を周りに言わせてただけ
のこと。だから咎めない」と指摘。
その上で「国民がそこに気付かなければ、この国はどんどんおかしくなる」と問題視した。
杉田氏は25日に自民党内の会議で行政や民間が運営する性暴力被害者のための事業について内閣府が説明した際、「女性は
いくらでもウソをつけますから」と被害者側に虚偽の申告があるように受け取れる発言をしたとして物議を醸した。杉田氏は
「発言していない」と否定しているが、複数の会議出席者が同氏の発言を認めた。批判は野党だけでなく、自民党の橋本聖子
男女共同参画相はこの日の会見で杉田氏の発言について「声なき声を聞いて政策に結び付けていくか努力されている方を踏み
にじるような発言であり、非常に残念」と遺憾の意を表し、個人的な考えとして「適切な措置をするべき」と述べた。

(9月30日)
立憲民主党の枝野幸男代表は30日の記者会見で、党の新たなロゴマークを発表した。
従来は漢字で書かれた党名がベースだったが、新しいロゴは英語表記の頭文字3文字を右肩上がりに配置し、下部に漢字の
党名を記すデザインに一新した。枝野氏は「政権の選択肢となる政党としての安定感と落ち着きを示し、(上部の)マークで
躍動感を示している」と説明した。従来のロゴも当面は使用するという。