【2021年】

(11月1日)
10月31日投開票の第49回衆院選は1日午前、全議席が確定した。
自民党は公示前の276議席から減らしたものの、焦点の過半数(233)を大きく超え、国会を安定的に運営できる絶対
安定多数の261に到達。共産党など野党4党と共闘を進めた立憲民主党は公示前の110議席に届かず、96議席に後退
した。共闘から距離を置いた日本維新の会は3倍以上に増やし、第3党に躍進した。
岸田文雄首相(自民党総裁)は続投し、10日に召集される見通しの特別国会で第2次岸田内閣を発足させる。
立民の枝野幸男代表については党内から責任を問う声が出る可能性もある。
自民党は選挙区で公示前の210議席から189議席(追加公認2人を含む)に減らしたが、比例代表は66議席から72議席
に伸ばした。青森、山形、群馬、山梨、富山、石川、福井、岐阜、滋賀、鳥取、島根、山口、愛媛、高知14県で議席を
独占。大阪と佐賀は全敗した。
甘利明幹事長が選挙区で敗北し、首相に辞任する意向を伝えた。首相が続投させるか判断する。
立民は共産党、国民民主党、れいわ新選組、社民党と213選挙区で候補者を一本化して臨んだが、選挙区57議席、比例
代表39議席にとどまった。
維新は41議席に伸ばし、単独で法案提出が可能になる21議席を大きく超えた。選挙区では拠点の大阪で15勝するなど
堅調で、16議席を獲得。比例代表は25議席だった。
公明党は選挙区に擁立した9人全員の当選を果たし、公示前の29議席を上回る32議席を確保した。
共産党は沖縄1区で議席を維持した。ただ、全体では10議席で公示前の12議席に届かなかった。
国民民主党は11議席で公示前の8議席を超えた。
公示前は1議席だったれいわ新選組は比例で3議席を獲得した。社民党は選挙区で1議席を確保した。
「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」は議席を得られなかった。

(11月2日)
立憲民主党の枝野幸男代表は2日の執行役員会で、衆院選敗北の責任を取って代表を辞任する意向を表明した。
枝野氏は「新しい代表のもと、新しい体制を構えて来年の参院選や次の政権選択選挙に向かわなければならないと決断
した」と述べた。立憲は10日にも召集される特別国会の最終日に枝野氏辞任を決定し、年内に代表選を実施する。
小川淳也元総務政務官(50)が立候補に意欲を示し、党内では他の議員の出馬も取り沙汰されている。立憲は衆院選で
公示前の110議席から96議席に減らし、平野博文代表代行兼選対委員長、辻元清美副代表らも落選するなど大敗。
立憲、国民民主、共産、れいわ新選組、社民の野党5党が213小選挙区で候補者を一本化したが、議席が伸びなかった。
枝野氏は執行役員会の冒頭で「ひとえに私の力不足だ」と謝罪。「政権の選択肢として、次のステップへきちんと踏み
出すのが党の役割、責任だ」と代表を退く考えを示した。
立憲は、特別国会で実施される首相指名選挙では枝野氏を推す一方、12日とみられる閉会日に両院議員総会を開き、
枝野氏の辞任を認める予定。枝野氏は同日に改めて記者会見し、辞任の理由を説明する。執行役員会では福山哲郎幹事長
も辞任する考えを伝えたが、新代表選出までは幹事長にとどまり、空席となる代表の党務を代行する。
代表選は立憲の党規則に基づき、年内に実施される見通し。立候補には党所属国会議員20人以上の推薦が必要で、投票権
は国会議員と国政選挙の公認候補予定者、地方議員、党員、協力党員(サポーターズ)に与えられる。
小川氏は毎日新聞の取材に「私自身の腹は固まっている」と出馬を目指す考えを示した。ほかに泉健太政調会長(47)
や玄葉光一郎元外相(57)、馬淵澄夫元国土交通相(61)らの出馬が取り沙汰される。
旧立憲民主党は2017年衆院選の際の旧民進党分裂に伴い、枝野氏を中心に結党された。20年9月に旧国民民主党や
無所属の議員らと合流するため一度解党して現在の立憲へ移行し、衆院の党所属議員が100人を超えていた。
枝野氏は旧立憲発足から約4年代表を務めたが、最近は党勢が伸び悩み、党内から「在任が長すぎる」と不満の声も
漏れていた。

(11月3日)
立憲民主党の大串博志・元首相補佐官(56)は3日、枝野代表の辞任に伴う代表選への立候補を検討していることを
明らかにした。佐賀市内での党会合後、記者団に語った。
大串氏は、複数の同僚議員から出馬を促されていることを明かし、「党運営に責任を重く持って、前に進んでいく責任
がある。仲間の声を聞きながら検討する」と述べた。
今回の衆院選で、大串氏は佐賀2区で6回目の当選を果たした。
旧民進党で政調会長を務め、旧希望の党時代の2017年には共同代表選に出馬して敗れた。立民代表選については、
周辺に「共産党との共闘を肯定するか、否定するかの路線対立になる」との見方を示している。
立民代表選には、馬淵澄夫・元国土交通相(61)(衆院奈良1区、当選7回)や小川淳也・元総務政務官(50)衆院
香川1区、当選6回)が出馬に意欲を示しているほか、泉健太政調会長(47)(衆院京都3区、当選8回)を推す声もある。

(11月4日)
衆院選敗北を受けて辞任を表明した立憲民主党の枝野幸男代表の後任を選ぶ代表選について、大串博志衆院議員(56)
と小川淳也衆院議員(50)が4日、出馬の意欲を重ねて表明した。
20人の推薦人集めを近く本格化させる見通し。旧国民民主党からの合流組らからは昨年9月の代表選に出馬した泉健太
政調会長(47)を推す声が出ており、構図が固まるまで紆余(うよ)曲折もありそうだ。
大串氏は4日、取材に「仲間と相談して検討したい」と改めて説明した。小川氏も国会内で記者団に「決意は固まって
いる」と表明。ただ、共産党との共闘は「前のめりに申し上げる段階ではない」と述べるにとどめた。
この他、馬淵澄夫元国土交通相(61)、岡田克也元外相(68)、長妻昭副代表(61)らの名前が挙がる。
衆院選の結果を受け、立民内には「共産との共闘の深化が敗因だ」と見直しを求める声がある一方、来夏の参院選に
ついて「与野党伯仲の国会をつくるには改選数1の『1人区』で共闘継続が必要」とする議員も多い。
大串、小川両氏は共闘を基本的に継続する立場とみられている。一方、泉氏は「再検討」を主張し、温度差がある。 

(11月5日)
立憲民主党の枝野幸男代表の辞意表明を受けて実施される次期代表選に向けた動きが5日、活発化した。枝野体制の低迷
は主要な顔ぶれが旧民主党政権と変わらないことが一因で、世代交代と民主党色の刷新を求める声が強い。
すでに小川淳也衆院議員(50)らが「ポスト枝野」に名乗りを上げているほか、泉健太政調会長(47)らも出馬を
検討している。
党内最大勢力の旧社会党系グループは5日、国会内で会合を開き、約20人が出席。
独自候補擁立も含めてグループがまとまって代表選に対応する方針を確認した。近藤昭一衆院議員が新会長に就き、
枝野氏が顧問として入会した。菅直人元首相が率いるグループも代表選対応を協議した。菅氏は会合で「フレッシュな
皆さんにどんどん活躍してもらいたい」と述べた。
立民は枝野代表、福山哲郎幹事長、蓮舫代表代行ら旧民主政権でも中枢にいた面々が表看板になって衆院選に臨み、
敗北した。
刷新感を打ち出す上で本命視されるのが泉氏だ。昨年9月の新立民の初代代表選では、旧希望の党・旧国民民主党出身者
に担がれて立候補し、枝野氏に敗れた。党内融和のために政調会長に起用されたが「常務執行役員」との評もある。
党の存亡に関わる重要局面で意思決定に参加する「取締役」ではないという意味で、党勢回復に向け求心力を保てるかは
未知数だ。枝野氏が進めた共産党との共闘については「衆院選結果を踏まえ、再検討するのは当然」とする。
保守系の中には泉氏のほか、旧民主政権で外相を務めた玄葉光一郎副代表(57)を推す声もある。
一方、真っ先に意欲を表明したのが小川氏だ。4日、国会内で記者団に、枝野氏への敬意と謝意を示した上で「次世代と
して何ができるか熟慮していきたい」と強調し、5日にも「腹は固まっている」と述べた。
先の衆院選では共産党幹部と共同街頭演説を行うなど共闘し、香川1区で自民党の平井卓也前デジタル相を破った。
「目立ちたがり屋」と難色を示すベテランも少なくないが、昨年、自身を追ったドキュメンタリー映画「なぜ君は総理
大臣になれないのか」が公開され、立民支持層を中心にSNSで人気が出た。
大串博志衆院議員(56)も「仲間と相談しながら検討する」と意欲を示す。旧希望の党出身ではあるが、枝野氏に信頼
されて新立民で役員室長に就任。国会演説や公約などの作成にも深く関わり「筆頭秘書官」のような役割だった。
馬淵澄夫元国土交通相(61)も立候補に意欲を見せている。
リベラル系の中で待望論があるのが元厚生労働相、長妻昭副代表(61)。4年前に枝野氏とともに旧立民を結党した
最古参メンバーで、枝野氏に近い。

(11月6日)
立憲民主党京都府連は5日、来年夏の参院選京都選挙区(改選数2)に、現職で党幹事長の福山哲郎氏(59)を擁立する
と決めた。府連は近く党本部に公認申請する。
福山氏は1998年参院選で初当選し、現在4期目。民主党政権時代に官房副長官などを歴任した。
立民が結党した2017年10月から幹事長を務めてきたが、衆院選敗北の責任を取り、近く辞任する意向を示している。
立民府連はこの日、京都市中京区のホテルで役員会を開き、福山氏の公認申請を決めた。福山氏は先月下旬、京都新聞社
の取材に対し、来夏の参院選への対応について「私は自民党、共産党と戦うことになるだろう。私は私の主張を訴えて
いく」と述べていた。
京都選挙区では、自民党府連が今期限りでの政界引退を表明した二之湯智国家公安委員長(77)の後任に、京都市議の
吉井章氏(54)を擁立すると決め、共産党も候補者擁立を目指している。

(11月7日)
立憲民主党の代表選に向け、複数の議員が立候補に意欲を見せる中、党内から女性の出馬に期待する声が出ている。
党として女性の政治参画への積極姿勢をアピールしてきたことや、9月の自民党総裁選で候補者4人中2人が女性だった
ことへの対抗意識もある。ただ、党内の女性議員は若手が多いこともあり、具体的な名前は挙がっていない。
「わが党も女性が頑張ってきた政党。そういう(女性)候補がぜひほしいという意見があった」。立憲の菅直人元首相は
5日、党内の自身のグループの会合後、記者団にこう説明した。
立憲は党内にジェンダー平等推進本部を設け、選択的夫婦別姓や女性候補者の積極的な擁立に取り組んできた。
立憲幹部は「多様性の重要さをアピールしてきた党。代表選に女性も出ることが望ましい」と話す。若手議員も「自民党
だって(総裁選に)2人出したのに、女性候補がいないのはあり得ない」と語った。
ただ、今回の衆院選で、立憲が擁立した候補240人のうち、女性は約18%の44人。うち13人が当選したが、全体の1割
強にとどまる。当選回数別で見ると、3期以下の若手が7割以上を占め、6期1人、7期2人、8期1人と中堅以上は少ない。
参院議員も女性13人の半数以上が1期生だ。
7期のベテランで抜群の知名度を誇った辻元清美副代表も衆院選で落選し、「代表選に立候補できるような人は見当たら
ない」(立憲関係者)。女性議員の1人は「(要職を経験させるなど)党が女性に機会を十分に与えてこなかったことも
要因」と指摘する。

(11月8日)
立憲民主党は9日、党常任幹事会、衆参両院議員総会を開催し、枝野幸男代表の辞任表明に伴う代表選管理委員会を発足
させ、公示日や投開票日、投票方式などを決定する方針だ。
党内からは、12月初旬にも召集が見込まれる臨時国会前に新代表を選出し、新幹事長らを含めた新執行部をスタート
させる意見が強く、今月中に投開票を終える方向だ。
衆院選での議席減の責任を取って辞意を表明した枝野代表は、10日に召集される特別国会まで代表を務め、会期末の
12日に辞任することを明言している。代表選は国会議員、衆参の総支部長、地方自治体議員、一般党員・サポーターに
よるフルスペックで実施することを見込んでいる。
代表選には小川淳也元総務政務官や泉健太政調会長、馬淵澄夫元国交相、大串博志元首相補佐官らが出馬に意欲を示して
いる。

(11月9日)
立憲民主党の枝野幸男代表は9日の両院議員総会で、衆院選の責任を取り特別国会会期末の12日に辞任すると表明
した。 また、福山哲郎幹事長は記者会見で、代表選を12月召集予定の臨時国会前に党員・サポーターの投票を含む
「フルスペック」で行う方針を示した。今後は候補者の出馬表明が焦点となるが、重視してきた多様性の象徴となる
女性候補が名乗りを上げられるかが注目される。 枝野氏は9日の両院議員総会で「政治は結果だ。私自身の力不足その
ものだ」と述べた。立民はこれに先立つ常任幹事会で、代表選の選挙管理委員長に難波奨二参院国対委員長の起用を
決定。日程は枝野氏辞任後に正式に決める。
立候補には小川淳也元総務政務官と大串博志役員室長が前向きな考えを示し、泉健太政調会長や玄葉光一郎元外相も
検討している。長妻昭副代表や馬淵澄夫元国土交通相、江田憲司代表代行を推す声もある。
最大の争点は、基本政策が異なるにもかかわらず衆院選で共闘した共産党との距離感となりそうだ。江田氏を囲む議員
グループ「ブリッジの会」(20人)が9日に国会内で開いた会合では「共産との連携は見直すべきだ」との意見が
出た。
一方、党内では女性候補が浮上していないことへの危機感も共有されている。立民は女性政策を重視してきただけに、
先の総裁選で候補者4人のうち2人が女性だった自民党に後れをとるわけにはいかない。
とはいえ党内の女性議員は若手が中心で、中堅以上となると不安材料を抱えているのが現実だ。
旧民進党代表で知名度が高い蓮舫代表代行は、二重国籍疑惑を指摘された揚げ句、代表辞任に追い込まれた過去がある。
衆院当選6回の西村智奈美元厚生労働副大臣は、性行為の同意年齢をめぐり、党内で不適切な発言を行ったとされる夫
への処分に異論を唱えた影響を懸念する声もある。
衆院選で連携したれいわ新選組の山本太郎代表はツイッターで立民の森裕子参院幹事長を推すが、立民内には「政権批判
路線が強すぎる」(中堅)と不安視する向きがあり、若手の代表として衆院当選2回の石川香織氏を推す声も聞こえる。
帯に短し襷(たすき)に長しの状況に、あるベテラン議員は「辻元清美副代表の衆院選落選が痛い」と嘆く。
140人規模の政党にとっては国会議員20人の推薦人集めも立候補を阻む壁となり、党内の幅広い支持を得られるかが
かぎを握りそうだ。

(11月10日)
立憲民主党は枝野幸男代表(57)の辞任に伴う代表選を19日告示、30日投開票の日程で調整が行われていることが
10日、分かった。
同党関係者によると、代表選は来月10日召集予定の臨時国会前に衆参国会議員をはじめ党員・サポーターの投票を含む
「フルスペック」で行う方針を固めたという。
党内では〝ポスト枝野〟に向けた動きが加速。衆院選で自身のインスタライブに女優・小泉今日子(55)が参加して
話題を集めた小川淳也氏ら複数の議員が立候補を模索している。
そのなかでも西村智奈美衆院議員(54)が立候補の検討を開始した。西村氏は厚生労働副大臣を歴任し当選6回。
夫は「14歳と同意した性交で逮捕されるのはおかしい」と発言した問題で謝罪し離党した元衆院議員の本多平直氏だ。
「代表選の焦点は多様性を重視するわが党が、女性議員を擁立できるかです。西村氏には、反対勢力の批判を浴びてでも
立候補してもらいたいという〝待望論〟が出ています」(立民関係者)
永田町関係者の間では、知名度抜群の蓮舫代表代行(53)が代表選に立候補するのか否かに注目が集まっているが、
党内からはこんな声が…。
「新代表は枝野執行部を刷新し、来年の参院選に向かいます。蓮舫氏は推薦人(立民議員20人)集めに苦労すると
見られています。代表選には出ないのではないか」(前出の立民関係者)
果たして同党に女性代表は誕生するのか。

(11月11日)
立憲民主党の蓮舫参院議員が11日までに自身のツイッターを更新。自民、公明両党が合意した18歳以下の子どもに
10万円相当を給付する支援策に疑問を呈した。
新型コロナウイルスの感染拡大が収束傾向を見せ、経済活動が徐々に再始動する中、現金などの給付にどれほどの効果が
あるのかと疑問を呈した記事を貼り付けた蓮舫氏。
「自公が合意した所得制限で給付対象から外れるのは全体の1割とのこと」とつづると、「2兆円予算のうち2000
億円の削減ならば、ほぼ一律給付に等しい」と続けていた。

(11月12日)
立憲民主党は12日の常任幹事会で、枝野幸男代表の辞任を了承し、後任を決める代表選を「19日告示、30日投開票」の
日程で実施すると決定した。
立憲民主党の代表を辞任した枝野幸男氏の12日の記者会見の要旨は次の通り。
この4年間、立憲に集った皆さんがさまざまな困難を乗り越え、(衆院選で)政権選択選挙という言葉を使われるような
構えまで作ることができた。自分なりに一定の充実感がある。
ただ、議席という結果につなげられなかったことは大変残念で、力不足を申し訳なく思う。綱領や基本政策で掲げた旗は
決して間違っていなかったし、今回の選挙でそのことを否定されたとは思っていない。
<共産党などとの野党共闘>
私は一貫して野党連携という言葉を使ってきた。(自身が主張した)共産党との「限定的な閣外からの協力」と「閣外
協力」は全く違う。残念ながら十分伝えきれず、実態以上に近い関係と受け止められてしまった。小選挙区での戦い
には大きな意義があったし、今回の選挙で違う選択肢はなかった。後悔はない。小選挙区が衆院の選挙制度の軸である
以上、政権を取ろうとする勢力同士の連携が必然的に求められている。
<連合との関係>
(共産との連携など)我が党の行動について理解をいただき、選挙戦を戦うことができた。各地で連合の応援を
いただき、当選した仲間がたくさんいる。
<代表としての4年間と今後>
早い段階で野党第1党になったのは正直、想定外だった。結党の時の約束と初心と、最大野党としての責任を両立させる
ため努力してきた。最大限やってきたという思いだ。政治に声が届けにくい、届けられない、あるいは政治に意識すら
持っていない人たちの声に寄り添うのが我々の立場。我々が聞かなければならない声を受け止めにくい、新型コロナ
ウイルスの状況があったことは残念に思う。自民党総裁選の候補の誰よりも私は若い。役に立つことがあれば全国各地
で仲間を応援し、4年間帰れなかった地元での活動も取り返したい。

(11月13日)
衆院選岩手3区で敗れ、比例代表東北ブロックで復活当選した立憲民主党の小沢一郎氏が13日、選挙の結果判明後、
初めて地元入りし、報道各社の取材に応じた。選挙区での当選が連続17回で途切れた結果について、「敗北は敗北。
私の不徳の致すところに尽きる」と述べた。
奥州市であった後援会の会合に出席後、取材に答えた。非公開の会合の席上で「皆さんのお力添えを頂いたのに、申し訳
ありません」と支援者にわび、「(比例復活で)せっかく頂いた政治生命なので、また一生懸命頑張ります」と決意を
語ったという。
報道陣から敗因を問われると「いろいろある。自分のことなので一番良く分かっている」と述べるにとどめた。
比例復活に関しては「非常に受け入れ難いが、これも天命。もう少し残った仕事をやれということと理解し、自分の理想
に向かって全力で頑張る」と語った。
会合には約70人が出席し、約1時間開かれた。出席者によると、小沢氏は今後の支援を要請した上で「これから立憲
民主党の代表選、来年の参院選と大事なところが続く」と組織の引き締めを図ったという。

(11月14日)
立憲民主党茨城県連代表の郡司彰参院議員(71)が来年夏の参院選に立候補しない意向を周囲に伝えていることが13日、
分かった。複数の関係者が明らかにした。農林水産大臣や参院副議長を務めた当選4回のベテランの不出馬は、今後の
同県連運営に大きな影響を及ぼしそうだ。
郡司氏は1998年の参院選で、連合茨城が「非自民統一候補」として労働界内部での人選を進めて擁立し、当時の民主党
公認を受けトップで初当選を果たした。その後も連合茨城を中心に労働界からの全面的な支援を受け、4期連続で当選を
重ねてきた。民主党政権下では農林水産大臣を務めたほか、民主党参院議員会長なども歴任、2016年から19年までは
参院副議長も務めた。 20年には旧立民と旧国民民主党の合流で誕生した新「立憲民主党」発足に伴い、同党県連の代表
に就任。
発足後初の国政選挙となった10月31日の衆院選では、国民県連との連携を進めるなど安定的な県連運営のかじを握って
いた。 関係者などによると、郡司氏は来夏の参院選に立候補しない意向を示した上で、「進退について、各方面から
問い合わせがある」「近いうちに、公の場で態度を明らかにしたい」などと話しているという。
近く会見を開くとみられる。
10月の衆院選で立民県連は、県内7選挙区のうち4選挙区に公認候補を擁立。いずれも小選挙区での勝ち上がりは
なかったものの、青山大人氏(6区)と中村喜四郎氏(7区)が比例で復活当選を果たした。
郡司氏は衆院選期間中の10月29日に開かれた連合茨城の定期大会に出席した際、あいさつに立ち、連合の支援政党が
立民と国民に分かれている状況を踏まえ「来年の参院選はこのような形で戦うのではなく、皆で一緒に戦えるよう私自身
も最後の努力をしていく」と語っていた。

(11月15日)
立憲民主党最大のグループ「サンクチュアリ」は15日、役員会を国会内で開き、代表を辞任した枝野幸男氏の後任を
選ぶ代表選(19日告示、30日投開票)を巡る対応を協議した。
女性候補の擁立論が根強く、西村智奈美元厚生労働副大臣を軸に検討を進めているが、結論は出なかった。
出馬待望論がある泉健太政調会長には党に所属する地方議員の有志が立候補を要請した。候補者擁立に向けた調整は
大詰めを迎えている。
西村氏は、旧立民系の菅直人元首相グループ(約15人)に所属する。
サンクチュアリ(約25人)も旧立民系で、ジェンダー平等や多様性を体現しているとして、西村氏を推す声は多い。

(11月16日)
立憲民主党の泉健太政調会長は16日、枝野幸男前代表の後任を決める代表選について、「誰かがこの党を引っ張ら
なければいけない。立候補を決意した」と述べ、出馬する意向を表明した。
国会内で開いた自身のグループの会合終了後、記者団に答えた。
泉氏は「党の魅力を発揮できるように挙党一致の態勢を目指したい」と強調した。17日に記者会見する。

(11月17日)
立憲民主党の西村智奈美元厚生労働副大臣(54)が17日、国会内で記者会見し、枝野幸男前代表の辞任に伴う
代表選(19日告示、30日投開票)への立候補を表明した。
泉健太政調会長(47)と逢坂誠二元首相補佐官(62)も出馬の意向を明らかにしている。
西村氏は会見で「9月の自民党総裁選で2人の女性が立候補したのはすばらしい。立民には女性のための政策を実行
してきた自負がある。女性候補が出なければいけないと考えてきた」と説明した。西村氏は衆院新潟1区選出で当選
6回。新潟県議や外務政務官などを歴任した。菅直人元首相が率いる「国のかたち研究会」を中心に擁立論があった。
泉氏と逢坂氏も17日、出馬会見し、代表選への意欲を改めて語った。
泉氏は「外交や経済安全保障など政権を担えるような政策を発信強化していかなければいけない。党改革の先頭に
立ちたい」と訴えた。衆院京都3区選出で当選8回の泉氏は旧国民民主党出身。令和2年9月の代表選にも出馬したが
枝野氏に敗れた。自らのグループ「新政権研究会」が軸となって支える。
逢坂氏は「希望と安心のある社会を実現したい。政策の幅を広げて多様な考え方を包含できる政党にしたい」と強調
した。衆院北海道8区選出で当選5回。鳩山由紀夫、菅直人両政権では首相補佐官を務めた。所属する党内最大勢力
で旧社会党系の「サンクチュアリ」の後押しを受ける。
ただ、3氏はいずれも知名度が高くなく、国民の注目を集められるかが代表選の焦点になりそうだ。
17日に開かれた代表選の事前説明会には、3陣営に加え、小川淳也元総務政務官(50)と大串博志党役員室長
(56)の関係者も出席した。

(11月18日)
立憲民主党の代表選が19日告示される。小川淳也元総務政務官(50)は18日記者会見し、立候補を表明した。
これまでに泉健太政調会長(47)、逢坂誠二元首相補佐官(62)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)が出馬を表明
しており、4候補が争う選挙戦の構図が固まった。枝野幸男前代表(57)が進めた共産党などとの野党共闘の是非や、
党の立て直し策が焦点となる見通しだ。
衆院選敗北の責任を取って辞任した枝野氏の後任を選ぶ代表選は、国会議員に加え、地方議員や党員らも投票する
「党員参加型」で実施。30日に開かれる臨時党大会で新代表が選出される。

(11月19日)
立憲民主党が19日に開いた記者会見で、代表選に立候補した4人は現実的な外交・安全保障政策を重んじる考えを
示した。ただ、綱領で日米安全保障条約の廃棄を明記している共産党との連携はいずれも否定しなかった。
自民党などが揶揄(やゆ)する「立憲共産党」から、国民の生命を守ることができる「責任政党」へと脱皮できるかは
不透明だ。
代表選に挑む逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣は会見で、
立民のアキレス腱(けん)とされる外交・安保政策に関して現実路線重視の姿勢を示した。
逢坂氏は「外交・安保政策は政権が代わるたびにガラガラ変わるのはまずい」と強調。小川氏も「民主党政権時代は
安定的な外交政策に課題があった」と反省を口にした。また、泉氏は「野党の時期に米国とパイプを深めたい」と意欲
を語り、西村氏も日米地位協定の見直しに意欲を示しつつ、「現状では抑止力を維持」と述べた。
しかし、外交・安保政策が大きく異なる共産との連携を否定する候補はいなかった。逢坂氏は「(自民、公明両党との)
1対1の構図を作るのは当たり前だ」と述べ、小川氏は「とにかく自公が嫌がること、自公にとって最も脅威となる
ことを野党がまとまってやっていく」と指摘。泉氏も「1人区においては一本化を目指す」と語り、西村氏は「1対1
の構図は自公の議席を減らすためには必要不可欠だ」と言い切った。
立民が共産との蜜月関係を解消できないのは、先の衆院選で共産の支援が得られていなければ、勢力はさらに後退して
いたとの見方が根強いためだ。
単独では与党に対峙(たいじ)できない共産にも「立共共闘」という命綱を手放す選択肢はない。
小池晃書記局長は16日の記者会見で「政権合意も含めて行った選挙協力は最初のチャレンジとしては歴史的な意義が
あった。実際の選挙結果においても効果があった」と強調。田村智子政策委員長も12日の記者会見で「新しい代表
とも胸襟を開いて話し合いができればと心から望んでいる」と述べ、立民との関係強化に意欲を示した。
立民を支えてきた連合は「立共共闘」に不快感を隠さないが、両党は相思相愛の関係にあり、小川氏の推薦人の一人は
「共産との連携は争点にならない。誰が代表になっても路線転換は難しい」と断言した。

(11月20日)
立憲民主党代表選(30日投開票)で、立候補した4候補の陣営が、投票権を持つ党員・協力党員(サポーターズ)
や地方議員への支持拡大に注力している。全体の半分を占める党員らの票の行方が勝敗を左右するとみているためだ。
代表選に出馬しているのは、逢坂誠二・元総務政務官(62)、小川淳也・元総務政務官(50)、泉健太政調会長
(47)、西村智奈美・元厚生労働副大臣(54)。4人は20日、東京都内の党本部で、党員・サポーターズや、
投票権を持たないパートナーズとオンラインでの公開討論会に臨んだ。各候補は「党員・サポーターズ制度をもっと
発展させたい」「党員や地方議員などと意見を交わしながら党を作っていきたい」などと主張した。
4人は同日夜、女性地方議員とのオンライン意見交換会にも出席した。
今回の代表選は、国会議員、来夏の参院選に出馬予定の公認候補予定者、地方議員、党員・サポーターズの投票に
よる計572ポイントで争われる。このうち地方議員と党員・サポーターズには、それぞれ全体の4分の1にあたる
143ポイントが割り当てられた。
4陣営の推薦人の合計は90人で、候補者本人を含むと、国会議員140人の7割近くの支持動向はすでに明らかに
なっている。このため、各陣営は、党員らの票獲得が勝利のカギを握るとみている。党員・サポーターズ票の動向に
ついては、各陣営の間で「読みづらく、誰が支持を集めるのか予想ができない」との見方が多い。各候補は働きかけ
を強めようと、陣営独自に街頭演説や集会を行うほか、個別に電話して支援を呼びかけたり、SNSで活動を発信
したりしている。 代表選期間中には、札幌、福岡、横浜の3市で各候補合同の街頭演説や討論会も企画されている。
各陣営は「党員や地方議員に直接訴えられる絶好の機会で、少しでも他候補に差をつけたい」と意気込んでいる。

(11月21日)
衆院選で議席を減らし、党再生を懸けて臨む立憲民主党の代表選は21日、「民主王国」と言われた北海道から地方
遊説がスタートした。
立候補した4氏は目指す政策と党のビジョンを語り、投票権を持つ党員・サポーターにアピールした。
立候補しているのは、逢坂誠二元首相補佐官(62)▽小川淳也元総務政務官(50)▽泉健太政調会長(47)▽西村
智奈美元副厚生労働相(54)。逢坂氏は道連代表、泉氏は札幌市出身で、それぞれ「地の利」がある。
西村氏も夫が衆院北海道4区を地盤とした本多平直・元衆院議員だ。
JR札幌駅前の街頭演説会には多くの支援者らが集まった。各氏は党の将来に言及し、西村氏は「ボトムアップの政治
の再起動」、逢坂氏は「政策のウイングの拡大」、小川氏は「倫理観や正義感を失った政治に対抗する勢力」、
泉氏は「政策提案・立案能力を前面に出す党」を掲げた。
討論会や記者会見では、議席を110から96に減らし、道内の小選挙区も与党に5勝7敗と負け越した衆院選を巡り、敗因
分析で違いも浮かんだ。
逢坂氏は旧希望の党が獲得した保守票を失ったと指摘。共産党との共闘がマイナスだったかどうかは「現時点で分析
していない」と語った。小川氏は「(他党と)選挙区調整以上の協力をする際には、政策の議論をきちんと向き合って
することが前提」、西村氏も「立憲の政策がクリアに有権者に届いていなかった」と、自党の政策が明確に示せなかった
との認識を示した。
一方、泉氏は「比例票を減らしたことを考えると『比例は立憲』と有権者にどこまで伝えられたのか」と、共闘した他党
への配慮でアピールが不足した可能性を指摘した。
支持拡大に向けては4氏とも「地域課題への取り組み」を挙げ、逢坂氏や西村氏は実績の積み上げの重要性を強調。
小川氏は「党員やサポーターとのネットワーク強化」、泉氏は支持層を超えた「あらゆる人との対話」を訴えた。
道内課題では、寿都町と神恵内村で文献調査が進む高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定について、小川氏を除く3氏
が受け入れ自治体への交付金のあり方を批判。その上で、逢坂氏は地層処分でなく地上での「乾式貯蔵」を提案し、
泉氏は道の「核抜き条例」の順守を訴えた。
西村氏は「押しつけでなく皆で議論する場を」と主張。小川氏は「明確な方針まで申し上げられないが、極めて難しい
課題」と明言を避けた。
◇「与党に圧力をかけられる野党に」
4氏の街頭演説会を、市民はどう聞いたのか。
立憲民主党を支持しているという岡田達己さん(75)は「与党に圧力をかけられる野党、代表でなくてはならない。
そこに切り込んでいけるリーダーならば誰でも納得だ」と期待を寄せる。小学生の子どもらと買い物中だった飲食店
勤務の女性(47)は「この子たちが大人になった時の社会はどうなるのか」と不安を口にし「政治は将来を見据えた
制度を議論してほしい。野党には国民の声を聞き、実現する実行力が必要」と指摘した。
「一部の人が恩恵を受ける社会で、政治に無関心になってしまう若者も多い」と分析するのは、演説が聞こえる書店の
ソファにコーヒー片手に腰掛けていた大学2年の朝倉天晴さん(20)。「将来の年金などに不安はある。新型コロナ
ウイルス対応も含め、後手に回らないようリーダーシップを発揮して」と語った。

(11月22日)
立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した逢坂誠二・元総務政務官(62)、小川淳也・元総務政務官(50)、
泉健太政調会長(47)、西村智奈美・元厚生労働副大臣(54)は22日、東京・内幸町の日本記者クラブで公開
討論会に臨んだ。4氏とも共産党との共闘見直しの可能性に言及し、憲法改正の議論にも応じる考えを表明した。
討論会では共産との共闘について、4氏全員が衆院選での候補者一本化は間違っていなかったとする一方、見直すべき
点があるとの認識でも一致した。
その上で、泉氏は「野党政権や政権交代という発信は国民が求めるメッセージだったのか」と述べ、立民が政権を
取った場合に共産が「限定的な閣外からの協力」をするとした両党合意の見直しを示唆した。逢坂氏も「限定的な閣外
からの協力で合意したことは事実として残っているが、次の選挙に向けては、もう一度話し合いがスタートする」と
述べ、仕切り直しの必要性に言及した。
西村氏は「基本政策が異なっていることを踏まえ、地域の事情に応じて丁寧に(話し合いを)進める必要がある」、
小川氏は「共闘を深化させるなら、政策の議論や国民的な理解が必要だ」と述べた。
憲法改正については、4氏がいずれも議論自体には前向きな考えを示した。
泉氏は「国民のニーズがある憲法論議をしていかなければならない」と主張した。小川氏は「現実の課題として憲法
論議には積極的に応じていきたい」と明言した。逢坂氏は「落ち着いて丁寧に静かな議論を行うのは大歓迎だ」と
語り、西村氏は「憲法に関する議論はしたい」とした。
ただ、4氏とも「憲法改正が自己目的化するのはおかしい」(泉氏)などとして、早期に議論を開始したい与党側を
けん制した。
(11月23日)
立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、
泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)が23日、党青年局主催の政策討論会に出席した。
出席者から「若者の支持を得ているのは自民党。立憲民主党はこの事実をどう捉えているか」と質問され、逢坂氏は
「スターがいない。何かやってくれるというわくわく感がない」と即答。「あちらの党(自民)は誰かがテレビに
出ていて、この党だというのが分かる」と嘆いた。
「この4人を見ても一緒だが、みんな真面目すぎる。真面目なのは悪いことじゃないが、この世界、真面目だけで
やっていてもなかなか訴えられない。見せ方をもっと考えないと」。ネット戦略も課題に挙げ、「ネット上では
『立憲民主党、すごいね』なんていう書き込みはほとんどない。逆の書き込みばかり」とぼやき節。「若者を中心に
スターをどう育てるかもそうだが、単に法案を出しただけでも響かない。インパクトを打ち出すことをやって
いかないといけない」と党再生への強い決意をにじませた。

(11月24日)
立憲民主党代表選(30日投開票)に立候補した4氏は24日、地方議員や党員の支持獲得に全力を挙げた。地方視察や
集会を通じ、党の再生策や主要政策をアピール。地方議員票と党員票を合わせると全体の投票ポイントの半分を
占めるため、各陣営は勝敗の鍵を握るとみている。
4候補のうち、逢坂誠二元首相補佐官は24日には米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先の同県名護市辺野古
の建設工事現場を視察。党は衆院選公約に工事中止を掲げた。那覇市で記者会見し「地域の課題を解決し、党の信頼
を高めたい」と訴えた。23日には福岡県朝倉市で豪雨災害の被災地を訪れている。

(11月25日)
来年夏の参院選熊本選挙区(改選数1)を巡り、立憲民主党県連から野党一本化候補として出馬要請を受けていた
県議で元五輪選手の松野明美氏(53)=熊本市=が、要請を辞退したことが25日分かった。
松野氏が同日、立民県連幹部らに伝えた。松野氏は熊本日日新聞の取材に「自民党1強では活発な議論の機会が
失われ、熊本の発展につながらない」との思いはあるとしつつも、「これまでの選挙は無所属で戦っており、私個人
を見て支持をもらってきた。野党統一候補の旗で戦った時に自分の思いが伝わるのか。不安がぬぐいきれなかった」
と答えた。
立民県連の鎌田聡代表は「熊本市議や県議のキャリアに加えて知名度があり、適任と思っていた。非常に残念だ」と
話した。
松野氏は陸上選手として実業団のニコニコドーで活躍し、1988年ソウル五輪の女子1万メートルに出場。
95年に現役を引退した。熊本市議を経て2015年に県議に転身して2期目。無所属で活動している。
参院選熊本選挙区には、自民党現職の松村祥史氏(57)が4選を目指して立候補を予定している。

(11月26日)
立憲民主党の代表選(30日投開票)は26日、逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村
智奈美元厚生労働副大臣の4候補がBS-TBSのテレビ番組に出演した。
衆院選で共産党と合意した「限定的な閣外からの協力」という政権構想について泉氏は「もう1回、それぞれの政党が
見直さなければいけない」とした。
「国民に理解される説明が必要だった」とした小川氏は「大変、申し訳ありませんが、このことを重点的に訴えること
を控えてました」と振り返った。
終盤を迎え、決選投票をにらんだ駆け引きが激化している。1回目の投票では国会議員140人に各2ポイント、来年夏の
参院選の公認候補予定者6人に1人1ポイント、地方自治体議員と一般党員・サポーターには各143ポイントが与えられ、
合計572ポイントで争われる。各陣営幹部の分析では、いずれも国会議員票で泉氏優位で一致している。
2位争いは激戦で「小川氏が逢坂氏をややリード。西村氏は推薦人(20人)から上積みができていない」(泉陣営幹部
)とみるが、泉氏も過半数に満たない予測で、決選投票の可能性が高い。
過半数287ポイントを獲得する候補がいない場合は上位2人の決選投票に持ち込まれる。国会議員に各2ポイント、公認
候補予定者に各1ポイント、47都道府県連の代表者に各1ポイントの合計333ポイントで争われるが8割以上を占める
国会議員票が大勢を決める。ある陣営幹部は3、4位候補に投じられる国会議員票の獲得を狙うが「1回目から態度を
保留する議員がいて最後まで読めない」と口元を引き締めた。

(11月27日)
一体、誰が勝つのか――。逢坂誠二元政調会長(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村
智奈美元厚労副大臣(54)の4人の戦いとなっている立憲民主党の代表選。来週火曜(30日)が投票の行われる臨時
党大会だが、自民党のような“組織政党”の総裁選と違って“票読み”が難しく、現状、勝者の見通しがまったく
立たない。
“空中戦”すらできない立憲民主党・枝野代表が招いた歴史的敗北
代表選は、国会議員・公認候補予定者が286ポイント、地方議員と党員・サポーターがそれぞれ143ポイントの計572
ポイントで争われ、過半数(287ポイント)を獲得すれば当選。過半数獲得者がいなければ上位2人の決選投票となり、
国会議員ら286ポイントと都道府県連代表47ポイントの計333ポイントの過半数で当選だ。
■決選投票ほぼ確実
「4人なので決選投票になるのは、ほぼ確実でしょう。国会議員は、旧国民民主系の泉さんの支持が一番多い。
泉さんは政調会長時代に全国行脚していて地方票でも強いので、1回目の投票で2位以内に入るのではないか。決選投票
へ進むもう1人は、小川さんか逢坂さんか。党員・サポーター票は、組合などでもガバナンスが利いていないので
見通せません」(立憲関係者)
共同通信によれば、泉氏が国会議員41人を固めリードし、小川氏28人、西村氏24人、逢坂氏22人と続くという。
残り2割弱の国会議員は未定や支持を明らかにしていない。自民党の派閥と違ってグループの結束力が弱いので、アッと
驚く結果もあり得るかも

(11月28日)
立憲民主党は30日に東京都内で開く臨時党大会で代表選を行い、新代表を選出する。読売新聞社による党所属国会
議員の支持動向調査では、泉健太政調会長(47)が約3割にあたる41人の支持を固め、リードする。
小川淳也・元総務政務官(50)、逢坂誠二・元総務政務官(62)、西村智奈美・元厚生労働副大臣(54)の
3氏が20人台で追う展開だ。
地方議員、党員・協力党員(サポーターズ)の票を合わせても、1回目の投票では、どの候補も過半数に届かず、
上位2人の決選投票となる公算が大きい。
支持動向調査は28日までに、衆参両院の同党国会議員140人(衆院96人、参院44人)の意向を聞き取りなど
で確認した。1人2ポイントを持つ国会議員(計280ポイント)では泉氏が82ポイント、小川氏が54ポイント、
逢坂氏が48ポイント、西村氏も48ポイントと続く。24人の議員が態度を明らかにしていない。
1回目の投票は計572ポイントで争われ、国会議員票のほか、来夏の参院選公認候補予定者が6ポイントを持つ。
地方議員票の143ポイント、党員・サポーターズの143ポイントはドント方式で換算される。
決選投票は、国会議員140人が各2ポイント、参院選公認候補予定者6人と47都道府県の代表者が各1ポイントの
計333ポイントで争われる。
4氏の陣営は、態度未定の国会議員への働きかけを強めるとともに、29日が投票締め切りの地方議員、党員・
サポーターズにもインターネットやSNSなどで支持を呼びかけている。

(11月29日)
立憲民主党は30日、東京都内のホテルで臨時党大会を開き、新代表を選出する。4候補の混戦となっており、1回目の
投票では決着がつかず、上位2人による決選投票となる公算が大きい。
国会議員票では大きな差が付いていないとみられ、1回目の投票でポイント全体の半分を占める党員・サポーターや
地方議員の票が勝敗のカギを握りそうだ。
計572ポイントを争う代表選は、党所属国会議員140人(1人あたり2ポイント)と来年の参院選公認候補予定者6人
(同1ポイント)が臨時党大会で直接投票。党員・サポーター、地方議員による郵便・インターネット投票は29日に
締め切られ、それぞれ143ポイントから各候補の得票数に応じて配分される。
1回目で過半数のポイントを獲得した候補がいない場合、上位2人による決選投票で国会議員・公認候補予定者、都道府
県連代表者(同1ポイント)の計333ポイントを争う。1回目の結果発表は30日午後2時過ぎ、決選投票の場合の結果判明
は同午後3時過ぎを予定している。
逢坂誠二元首相補佐官(62)は選挙戦最終日となった29日、福島県二本松市の先進的な太陽光発電の現場を視察した
後、東京に戻り、選対会合を開いた。「国民の信頼を得て、役に立つ党になるのが大事だ」と記者団に述べた。
小川淳也元総務政務官(50)は東京・有楽町で街頭演説に立ち、「古い政治に決別し、対話を原動力に新たな社会像を
描こう」と呼びかけた。演説には数百人が参加する日もあり、この日も演説後に交流を求める50人以上が列を作った。
泉健太政調会長(47)は国会内で選対会合を開き、18歳以下の子供への10万円相当給付の事務経費が高額になると
して、「政府の無駄は大きな問題だ。低所得者対策も不十分で、臨時国会で取り組むべきだ」と訴えた。
西村智奈美元副厚生労働相(54)は東京・新宿で対話集会を開き、「立憲の政策の中身と方向性は否定されていない。
日本初の女性の首相になりたい」と述べた。自らの非正規労働の経験も披歴した。

(11月30日)
立憲民主党の臨時党大会が30日、東京都内で行われ、代表選の投開票の結果、泉健太政調会長(47)が新代表に選出
された。
泉氏は1回目の投票で1位だったが、過半数に届かなかったため、上位2人による決選投票で逢坂誠二元首相補佐官
(62)を破った。
結果が発表されると泉氏は立ち上がり、拍手を浴びると何度もおじぎ。小さくガッツポーズをした後、壇上に上がり、
「47歳の新しい〝船長〟に就任致しました」とあいさつした。
泉氏は前代表の枝野幸男氏(57)より10歳下で、党の顔が一気に若返り。枝野氏が民主党政権時代、同年齢で官房
長官を務めていたことなどを挙げ、「若すぎることはない。しっかりと立憲民主党を国民のために働く政党として、日本
の未来を明るくする政党として、おかしな政治は許さない。国民目線で国民中心の政治をしていく政党として、皆さまの
ために働く政党として全員の力で歩んでまいります」と力を込めた。