【2023年】

(12月1日)
立憲民主党の泉健太代表は1日の記者会見で、自民党安倍派が政治資金パーティー収入の一部を「裏金」として議員側に
還流させていた疑惑について、「他派でも行われていたのではないかと国民が想像するのは当然だ。説明責任を果たして
もらわねばならない」と述べ、岸田派会長を務める岸田文雄首相ら各派閥の幹部に対し事実関係を明らかにするよう
求めた。泉氏は「政界を浄化する意味で、献金をした方々には真実を語っていただきたい」とも訴えた。

(12月2日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が2日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党安倍派のパーティー券キックバック
疑惑報道に関する、松野博一官房長官の対応について痛烈に「ダメ出し」した。小沢氏は、この報道について記者会見で
聞かれた松野氏が「お答えは差し控えたい」などと話したことなどを報じる記事を添付。「本当にこの人物は駄目すぎる。
自分に関することすら答えない。明らかに隠したい不都合な事実がある」とぴしゃりと指摘した。
そして「毎日、嘘と言い訳、回答拒否。何のために政治家などになったのか?官房長官など絶対やってはいけない人」と
つづった。この投稿に対し「もう、ダメだ」「差し控えたいより黙秘いたしますの方がよかったね」「『不都合なことは
答えない』ことが仕事になっている官房長官会見」「差し控えるで済む立場なの?」「ですね~だめだこちゃ」「カメラ
越しに国民に目を合わせようとしない人です」「確かにそう思います」などのコメントが寄せられている。
自民党派閥の政治団体による政治資金パーティーをめぐり、安倍派(清和政策研究会)がパーティー券販売ノルマを超えて
所属議員が集めた分について、議員側にキックバックさせることを続けていたとみられるなどと、各メディアが報道。
1日までには、政治資金収支報告書に記載されていない環流額が1億円規模に上る可能性も、報じられている。

(12月3日)
立憲民主党の泉健太代表は就任2年を迎え、3日までに共同通信のインタビューに応じた。次期衆院選に関し、150議席の
獲得目標を達成した上で野党議席の最大化を図り「自民、公明両党の与党過半数割れを起こすために全力を尽くす」と表明
した。大幅に議席を増やし政界を流動化させたいとの意欲を示した。
泉氏は11月に政権交代の想定時期を「5年」と述べ、党内に不満が広がった。与党過半数割れを巡る発言は岸田内閣の
支持率低迷も踏まえ、強気の姿勢を示した形だ。小選挙区に200人を擁立する目標に向け、人選を急ぐ考えを示した。
150議席の目標について、実現すれば前回2021年衆院選の96議席から「大躍進」だと強調。「政権交代へチャレンジ
できる環境になってくる」と説明した。  前回衆院選や昨年の参院選で掲げた消費税減税は「あり得る政策だ」とする
一方、衆院選公約に盛り込むかどうかは経済情勢で判断するとした。
経済や環境、教育などで自民と政策が異なると明言。「対抗軸となる政策を打ち出す政党だとアピールしたい」と語った。

(12月4日)
元自民党幹事長で立憲民主党の小沢一郎衆院議員(81)が4日、事務所名義のX(旧ツイッター)を更新。
自民党・安倍派の政治資金パーティーを通じた”裏金”報道で、同派幹部の松野博一官房長官がこの日の定例記者会見で、
派閥からのパーティー券収入の還流を受けていたかを問われ「政府の立場から言及は控える」と答えたとの報道に、「国民
に説明するつもりがない」などと厳しく反応した。
小沢衆院議員は報道を添付し「お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、お答えを控える、
お答えを控える…。国民に説明するつもりがない、つまり仕事をしないなら、もう官房長官としての出仕を控えてもらい
たい」と”常套句”を6回並べて憤った。
フォロワーからは「チャットGPTの方がマシ」「事実でないなら事実ではないと言うはずなので、事実なんでしょう
ねえ」「お答えを差し控えるではなくて事実だからお答え出来ない、そう言っているようにしか思えない」「答えろ!
って言ってんのに控えますが通る道理はないんだよ」「今日の天気とかだったら答えてくれるのかな?」などと厳しい声が
相次いだ。

(12月5日)
立憲民主党は5日の常任幹事会で、次期衆院選の不出馬を表明している菅直人元首相の地元、衆院東京18区に、元武蔵野
市長の松下玲子氏(53)を擁立することを決めた。
松下氏は先月5日に武蔵野市内で開いた会合で、次期衆院選に立候補するため、市長2期目の任期途中で辞職する考えを
表明。この場で、菅氏から事実上の後継指名を受けていた。
松下氏は11月末をもって市長を退任している。

(12月6日)
立憲民主党の重徳和彦衆院議員(愛知12区)は6日、国会内で記者会見し、自身が女性支援者の胸を車内で無理やり触った
などとする週刊文春報道について「あらぬ疑いを掛けられている。大変残念だ」と改めて否定した。「引き続き精進する
ことに揺るぎはない」と語り、議員辞職しない意向を表明。法的措置を検討する考えも示した。
重徳氏によると、昨年4月に地元で開かれた懇親会に参加した後、重徳氏が店側の用意した車に乗ると、女性も乗り込んで
きたという。その際に女性が体を寄せてきたことから、体勢を立て直すために女性の肩に触れたと説明した。
今月3日の週刊文春電子版は、重徳氏が女性に「行き過ぎたひんしゅくな行動をおわび申し上げる」とショートメールで
送っていたと報じた。重徳氏は自身のメールだと認めた上で、謝罪は「懇親会の場で陳情に応えることができなかったこと
についてだ」と主張した。

(12月7日)
■立憲民主党・長妻昭政調会長(発言録)
自民党の各派閥の(政治資金)パーティーについて、裏金になっていたのではないかと(報道されている)。パーティー
自粛というが本当か。ほとぼりが冷めたらまたやるのではと疑う。というのも、閣僚は大規模パーティーを自粛するという
(大臣規範がある)にもかかわらず、ガンガン大規模なパーティーをしている。
まずは全容を徹底的に解明し、全てのうみを出し切ることから始めなければいけない。捜査当局に任せるだけではなく、
当事者である派閥や自民党総裁の岸田(文雄)首相がそういう努力をすべきだ。
企業団体献金がたくさんもらえ、パーティー券がたくさん売れる分野はいつも予算が優先的に潤沢につく。そうでない分野
はいつも後回しになる。少子化対策、子育て支援、非正規雇用対策(などが後回しにされてきた)。金による予算配分の
ゆがみを、私は嫌というほど見てきた。企業団体献金、パーティー券の購入を徹底的に改革する必要がある。
(記者会見で)

(12月8日)
日本維新の会の馬場伸幸代表は8日の記者会見で、岸田内閣に対する不信任決議案の提出を立憲民主党に求めた。「予算
委員会で追及するなら、堂々と出すべきだ」と述べた。
立民の泉健太代表は自民党派閥の政治資金パーティー券問題を踏まえ「内閣は正当性を持たない状況だ。さまざまなことを
総合し、最終的に判断する」と語った。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「いろんな選択肢があり得る。衆院解散に直結するので真剣に話し合いたい」と言及。
共産党の田村智子政策委員長は「今の岸田内閣が国民の信に耐えないのは明らかだ」と強調した。

(12月9日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる
裏金疑惑の渦中にある松野博一官房長官について、痛烈な表現で批判した。
小沢氏は、松野氏に辞任論が広がっているなどと報じる記事を引用し「読むだけの人。もともと彼は『内閣官房長官』など
ではなく、単なる『読み上げロボット』だったという証拠。情けない」と記述。裏金疑惑について詳細な発言や答弁をほぼ
拒否している状態が続いている松野氏を、厳しく評した。その後の投稿で小沢氏は、自民党政権などについて「この巨大
怪獣はとても手強い。なかなか倒せない。頭が吹き飛んでも、すぐまた別のに再生して復活する。そして人々を苦しめる」
とつづり、「怪獣を倒す方法はただ一つ。実は簡単なこと。皆を苦しめ国を滅ぼそうとしているのは、この怪獣だと国民が
認識し、行動すること。つまり選挙に行くことで倒せる。刮目を」とした。
これらの投稿に「後任はAIかな」「そもそも差し控えたい。精査するしか言わないんだから」「官房長官ってAIでいい
やん」「おっしゃる通りです」などとさまざまな意見が寄せられている。

(12月10日)
臨時国会の会期末を13日に控え、野党第1党の立憲民主党が岸田内閣に対する不信任決議案を提出するかどうか決めかねて
いる。自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金化疑惑の広がりを受けて積極論が強まる一方、共産党を除く他の野党の
同調をどこまで得られるか見えないためだ。11日の執行役員会で対応を協議する。
「もう内閣そのものに正統性がない」。立民の泉健太代表は9日、静岡市内で記者団に岸田政権は国民の信任を失っている
との認識を表明。ただ、衆院への不信任案提出は「何が最も岸田政権を変えるために必要なのか、最終的に決めたい」と
答えるにとどめた。立民は安倍派の疑惑を中心に国会で追及してきた。内閣支持率は低迷しており、ベテランは「不信任案
を100回出しても足りない」と強調。閣僚経験者は「与党に踏み絵を踏ませるためにも出すべきだ」と訴える。
それでも泉執行部が逡巡するのは、野党側の足並みが乱れれば逆効果になりかねないと懸念するためだ。
共産党は不信任案が出れば賛成する方向。一方、政権への接近が目立つ国民民主党は反対に回るとみる向きが多い。次期
衆院選の野党協力をにらめば、立共2党で突出する形は避けたいとの思惑が立民にある。
安住淳国対委員長は「政治的に有効か見極めたい」と語る。カギとなるのは野党第2党の日本維新の会だ。馬場伸幸代表は
8日の会見で「立民はあれほど予算委員会で追及するなら、不信任案を堂々と出すべきだ」と指摘し、賛成する可能性に
言及した。ただ、維新はかねて不信任案提出を「会期末の茶番劇」とやゆしてきた。立民側には不信感が根強く、ある中堅
は「世論と維新の動向を見定めて決めるのだろう」と執行部の胸中を推し量った。

(12月11日)
立憲民主党の後藤祐一国対副委員長(衆院神奈川16区)は11日夜のBS日テレ番組に出演し、岸田文雄内閣に対する
不信任決議案の提出について、最終的に判断するかどうかを慎重に見極める姿勢を強調した。
「衆院解散のリスクも大きな要因としてはある」と述べた。後藤氏は13日の臨時国会閉会後に東京地検特捜部による捜査
が本格化するとの見立てを示し、「不信任案を提出した場合に、(首相が衆院を)解散する可能性は全くないわけでない」
と指摘。「衆院選の最中に捜査に行ったら選挙妨害となるため、なかなか捜査がやりにくい」と自民に利する状況を招き
かねないとし、「まだ、まさに慎重にという状況だ」と語った。

(12月12日)
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑に絡み、野党第一党の立憲民主党が岸田文雄内閣不信任決議案を提出する
かが焦点となっている。疑惑拡大を受け、党内では、提出によって政権に対峙(たいじ)する姿勢を鮮明にすべきだとの声
が強まっているが、慎重論も根強く、党執行部は13日の国会会期末に向け慎重に情勢を見極める構えだ。 泉健太代表ら
幹部は12日、国会内で会合を開き、対応を泉氏に一任することで一致した。
泉氏は会合後、「岸田政権の正当性は失われている」と提出に含みを持たせつつ、「会期末までぎりぎりの判断をしていき
たい」と記者団に語った。党内では当初、不信任案提出に慎重な意見が大勢を占めていたが、ここ数日で急速に主戦論が
高まりつつある。
ある党幹部は「疑惑が続出し『提出しない選択肢はない』という声が党内から寄せられている」と明かす。一方、提出慎重
論の背景にあるのは、13日の臨時国会閉会後に東京地検特捜部による捜査が本格化するという見立てだ。不信任案提出は
衆院解散の「口実」を首相に与えることになりかねない。衆院選に突入すれば疑惑がうやむやになる可能性もあり、泉氏は
「捜査の手が緩むことはあってはならない」と強調する。
ただ、「政治とカネ」問題への批判の高まりを背景に、今国会では、政権に対し「是々非々」の立場をとってきた日本維新
の会と国民民主党も、不信任案が出た場合は賛成に回る公算が大きい。 この局面で立民が旗を振ることができなければ、
党内外から「弱腰」との批判を受けることは避けられない。

(12月13日)
衆院は13日の本会議で、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー裏金問題を巡り立憲民主党が提出した
岸田内閣不信任決議案を自民、公明両党などの反対多数で否決した。賛成に回った日本維新の会、共産、国民民主両党を
含む野党各党は、今後も追及を続ける構えだ。
臨時国会は13日に閉会。東京地検特捜部は関係議員の聴取に着手し、捜査を進展させるとみられる。
立民の泉健太代表は本会議の趣旨弁明で、裏金問題を「前代未聞の一大不祥事」と主張。岸田文雄首相の姿勢を問題視し
「岸田内閣の責任は極めて重大だ。一刻も早い内閣総辞職を求める」と述べた。総辞職しない場合は衆院を解散し、信を
問うよう訴えた。
自民の西銘恒三郎氏は反対討論で「岸田内閣は直面する課題に必ず答えを出すとの強い覚悟で取り組んでいる」と反論。
「愚直な政治姿勢に不信任という言葉は全く該当しない」と強調した。

(12月14日)
立憲民主党は14日、自民党派閥の政治資金パーティー収入裏金化疑惑に関する調査チーム(座長・山井和則国対委員長
代理)の初会合を国会内で開いた。現行の政治資金規正法の問題点や裏金づくりの手法などを洗い出すことで、来年1月に
召集される通常国会での追及に生かす狙い。
安住淳国対委員長は「自民党の体質を追及すると同時に、政治とカネの問題をどうクリアしていくか、しっかり弾込めを
したい」と意気込んだ。初会合に参加した元自民党職員で政治アナリストの伊藤惇夫氏は、裏金化疑惑について「(安倍派
の前身の)旧三塚派時代から既に(裏金づくりの)システムがあったと聞いた。あしき伝統芸だ」と語った。
調査チームでは、今後も政治とカネの問題に詳しい有識者からヒアリングを行うなどして、疑惑の実態解明や企業・団体
献金の全面禁止など規制強化の議論につなげたい考えだ。

(12月15日)
自民党派閥の政治資金パーティー裏金問題を巡り、立憲民主党の後藤祐一国対副委員長(衆院16区)は、党が立ち上げた
調査チームの事務局長に就いた。来年1月召集の通常国会に向け、岸田文雄政権への追及を継続する構えだ。
国会内で開いた15日の会合では総務省や法務省などの担当者からヒアリングしたほか、政治資金の制度に詳しい日大名誉
教授の岩井奉信氏を招いて意見を聞いた。
後藤氏は会合後、取材に「まずは受け取った議員側と派閥側双方の裏金を巡る真相解明に努めたい」と強調。「なぜこんな
ことが起きたのか。自民党の構造にもメスを入れる必要がある」と話した。

(12月16日)
9月に79歳で死去した社民党の又市征治前党首のお別れの会が16日、東京都内のホテルで営まれた。立憲民主党の泉健太
代表は弔辞で「小異を残して大同に就き、市民や各党のパイプを強化された。まさに野党の要石だった」と悼んだ。
泉氏は「平和と民主主義、働く者の生活と権利を守る。先生の遺志を受け継ぎ、政権交代に向かう」との決意を示した。
公明党の山口那津男代表や立民の枝野幸男前代表ら約200人が参列した。
社民党の村山富市元首相はメッセージを寄せ「どんな困難にも舌鋒(ぜっぽう)鋭く貫き通したあなたの闘う姿勢は、多く
の仲間を勇気づけた」としのんだ。

(12月17日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は17日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、この日発表された毎日新聞社の世論調査で、
岸田内閣の支持率が16%となったことにコメントを投稿した。
毎日新聞の報道を引用する形で「不支持率79%は、毎日新聞が世論調査で内閣支持率を初めて質問した1947年7月以来、
最も高い」という記事のくだりもピックアップした上で「今度こそ国民が本気で怒らないと、また同じことの繰り返しに
なる。元凶は政治。自民党政治を変えないと、国は滅びる」と、ポストした。
小沢氏はかねて国政選挙などでの投票率の低さに懸念を示してきている。毎日新聞社の内閣支持率は、14日に発表された
時事通信社の17・1%よりも低い10%台の数字となった。「毎日新聞世論調査」というワードはこの日、インターネット
上のトレンド上位にもなった。

(12月18日)
■立憲民主党・泉健太代表(発言録)
(自民党の派閥の裏金疑惑をめぐり)政治改革は、自民党では体質としてやれてこなかった。これ以上自民党政権に期待を
しても仕方がない。「(現在の)野党(による)政権」を誕生させてくれたら、必ず企業・団体献金を廃止し、必ず文通費
は公開すると約束する。そういう戦い方もある。自民党じゃないと政権が担えないというのは幻想でしかない。
(国民民主党から離脱した)前原誠司さんの掲げる教育の無償化は十分、野党政権の共通項目になりうる。「野党政権」
では教育の無償化、給食費の無償をやるぞと。(ほかにも)この30年間の税制をいま一度見直すことについても、野党は
共通している。
(岸田文雄首相には)大いに油断していただいて。我々が(政治改革を)進めますから。そのまんま最後まで油断して、
のんびりと政権を運営していればいい。我々はそうはいかない。国民のために、改革を進めなきゃいけない。
(BS11の番組収録で)

(12月19日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は19日、X(旧ツイッター)を更新し、政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑で、東京地検
特捜部が自民党安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の事務所の強制捜査に踏み切ったことについて、自民党に
対する厳しい見方を示した。
「岸田総理は、今回の強制捜査で、厄介な安倍派、敵である二階派を潰し、彼らこそ裏金問題の元凶であると強調して
乗りきるつもりだろう。もはや政治責任とか任命責任とか全く頭に無い。聞く力なんて端から無い。だが、何人が騙される
だろうか。元凶は派閥ではなく自民党そのもの。自民党の壊滅が不可欠」と投稿。岸田文雄首相の対応を批判するとともに
自民党そのものに対し、厳しい指摘を投げかけた。
自民党は、小沢氏がかつて所属した古巣。小沢氏は自民党で、幹事長まで務めた。

(12月20日)
立憲民主党の安住淳国対委員長は20日、自民党の西村明宏国対委員長代理と国会内で会談し、自民派閥の政治資金パー
ティーを巡る問題で、自民議員出席の政治倫理審査会を開くよう求めた。
衆院法務委員会や総務委員会などの閉会中審査開催も申し入れた。西村氏は持ち帰った。
安住氏は会談後、記者団に「政治倫理審査会で疑念を持たれている議員は率先して説明を行うべきだ」と述べ、派閥事務所
が家宅捜査を受けた清和政策研究会(安倍派)所属の高木毅国対委員長や松野博一前官房長官、西村康稔前経済産業相、
塩谷立元文部科学相の出席を求めたことを明らかにした。塩谷氏は衆院政倫審の会長を務めている。
西村氏は記者団に「官邸および党執行部に速やかに伝えたい」と語った。閉会中審査を年内に実施できるか問われると
「今、捜査が進展しているので、それを踏まえて考えていかなければならないだろうという話は双方でした」と述べるに
とどめた。これに先立ち、野党5党1会派の国対委員長は国会内で会談し、東京地検特捜部による安倍派と志帥会(二階
派)への強制捜査を受け、政府・自民に説明を求める方針で一致した。
日本維新の会の遠藤敬国対委員長は「塩谷氏は自分が(疑惑の)対象になっているんだから、率先して自分が説明していく
のがあるべき姿だ」と語った。
国民民主党の古川元久国対委員長は「政治とカネの問題は看過できない。その点で他の野党と協力できるところがあれば
当然、協力していく。当たり前のことをやっているという意識で、我々の党の立ち位置は変わっていない」と強調した。

(12月21日)
立憲民主党の泉健太代表は21日、神奈川新聞社の単独インタビューに応じ、自民党派閥の政治資金パーティー裏金疑惑に
ついて、岸田政権は正当性を失ったとして「次期衆院選で政権交代の可能性は十分ある」と語り、早期の衆院解散、総選挙
を求めた。
裏金疑惑の広がりに「スポーツ界に例えるとドーピングで選挙を勝ち上がってきたのと同じ。そういう国会議員は一掃
されるべきだ」と指弾。自民に対し「長年にわたって裏金をつくり続けてきたという意味では“裏金政権”。政権に正当性は
ない」と強調した。

(12月22日)
立憲民主党の泉健太代表は22日、青森県弘前市で街頭演説し、公明党に連立政権から離脱するよう呼び掛けた。
同党の山口那津男代表が「(自民党と)同じ穴のむじなと見られたくない」と発言したことを取り上げ、「答えはシンプル
だ。同じ穴のむじなと見られたくないならば、ちゃんと政権から離れていただきたい」と求めた。
泉氏は「裏金の疑惑がかかっている岸田政権に大臣を送り込んでいるのが今の公明党だ。連立を離脱してけじめを付ける
べきだ」とたたみかけた。
「もし公明党が本当にきれいな政治をつくりたいのなら、われわれと一緒に新しい政権をつくった方が公明党の結党理念に
ぴったり合うのではないか」と訴えた。

(12月23日)
立憲民主党の蓮舫参院議員が23日、自身のX(旧ツイッター)に新規投稿。政治資金パーティーを巡る自民党派閥の裏金
疑惑に関連して、元参院議長の山崎正昭参院議員が「俺だけなんでないんだろうな」などと発言したとの報道を受け、
「この程度の認識」と吐き捨てるように記した。
蓮舫議員は「安倍派の裏金『俺だけ何でない』 最高顧問の元参院議長が発言」の見出し記事を添付。そのうえで「この
程度の認識」と指摘し、続けて「脱法・脱税疑惑であり、使い道次第では公選法違反等の疑いがある環流、裏金をもらえ
なかったことへの不満を公言する人が参議院議長だったことを恥じる」と批判した。
コメント欄には「まあ『俺は裏金貰ってない』という文脈での軽いトークなのでしょうが、、『俺にもよこせ』は重鎮の
センセイが言うべき言葉ではない」「『軽はずみな言動』のお手本ですね」「良い事ではないので、むしろ、加担され
なくて良かったですね」などの声が寄せられている。

(12月24日)
24日に投開票された東京都武蔵野市議補選で、元首相の菅直人衆院議員の長男、菅源太郎氏(51)=立憲民主党公認=が
初当選を確実にした。市議補選は被選挙数2で、いずれも新顔の6人が立候補していた。
源太郎氏は武蔵野市生まれ。高校中退後、子どもの権利確立や、18歳選挙権の実現を目指す市民運動に携わった。2003年
と05年の衆院選に岡山1区から出馬し、落選。13年からは父の秘書を務めていた。
源太郎氏は今月9日に開いた記者会見で、結婚を機に故郷に戻り、子育てや子どもが通う小学校のPTA活動に取り組むなか
で、「市のいいところも課題も見えてきた」と話した。
21年に市が提案した住民投票条例案が市議会で否決されたことで、「武蔵野市が築いてきた市民自治がゆらいでいると
感じた。武蔵野の市民自治を、進化をさせ、次の世代につなぎたい」とも訴えた。

(12月25日)
野党は25日、自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る事件で東京地検特捜部が松野博一前官房長官らを事情聴取した
ことを受け、批判を強めた。
立憲民主党の長妻昭政調会長は「二度と『政治とカネ』の問題が噴出しないよう根本的に治療する必要がある」と述べ、
全容解明を訴えた。日本維新の会の藤田文武幹事長は取材に「自民の信頼は地に落ちた。派閥政治を一掃すべきだ」と強調
した。共産党の小池晃書記局長は取材に「松野氏らは政権の屋台骨だった重鎮だ。聴取は極めて重大だ」と指摘。国民民主
党の玉木雄一郎代表は「裏金の使途も含めて徹底的に明らかにしなければ、国民の信頼は回復しない」とのコメントを発表
した。

(12月26日)
自民党派閥の政治資金問題をめぐり立憲民主党の安住国会対策委員長は「岸田総理大臣が捜査任せにしている」として、
説明責任を果たすべきだと批判した。「岸田総理の場合は自民党の総裁として大きな権限と自分の党の組織の中の問題
ですから、今起きている問題の開示はできるんじゃないですか。捜査任せというかね、事件を小さくしていこうと思って
るんじゃないかな」(立憲・安住国会対策委員長)
野党側は、国会閉会中でもこの問題についての質疑をし説明することを求めている。また国会では、与野党の国対委員長
らが会談し2024年、衆議院に協議機関を設置して、選挙制度改革について議論を始めることを決めた。
安住氏は、「小選挙区制度でも金権政治が変わらないならば、選挙制度の検証が必要だ」と述べた。

(12月27日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。林芳正官房長官の「コメントは控える」という
コメントに対し、厳しく言及した。林氏は、自民党安倍派の政治資金をめぐる裏金疑惑問題で辞任した松野博一前官房長の
後任として就任。
小沢氏は、東京地検特捜部が安倍派の池田佳隆衆院議員の事務所などに家宅捜索に入ったことについて聞かれた林氏が
「政府としてコメントは控える」などと述べたとする、TBSニュースの記事を添付。「彼らは何も語らない。それでみんな
が忘れるのを待っている、じっと。忘れた頃に頭を変えて選挙をやれば、楽勝できると思っている。成功体験である。
そんな11年間。また、繰り返してよいのかという問題。問われているのは、実はこの国であり、国民である。目を覚ます
べき時」と痛烈につづった。
また、別の投稿では、岸田文雄首相が都内の講演で政治資金問題について陳謝し、新組織で再発防止策の検討を進める意向
を示したことを報じるNHKの記事を引用。「故意で交通違反・事故を繰り返して人々に甚大な損害を与えた当人が、事故
について何の説明もせず、責任も全く取らず、『これからは気をつけたいが、そもそも道路交通法がおかしいので早急に
変えるべき』と言って、無様に逃げ回っているのと同じ。醜悪。すり替えは許されない」と述べた。これらの投稿に
「おっしゃる通りです」「確かに、その表現ピッタリですね」「同感です」「何でこんな男が総理でいられるの?」などと
さまざまな意見が寄せられている。

(12月28日)
立憲民主党の岡田克也幹事長は28日、次期衆院選で政権交代を目指す考えを示した。
党会合で「次の選挙こそ勝負だ。国民の政治に対する不信感を見ても、今こそ立民が前に出て政権を目指す」と強調した。
これまでは、次々回の衆院選で政権交代を狙う目標を掲げてきた。自民党派閥の政治資金問題を踏まえ、これを前倒しした
格好だ。

(12月29日)
立憲民主党の小沢一郎衆議院議員が29日、事務所名義のX(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相が就任前に自身の
持ち味に掲げた「聞く力」を痛烈に皮肉った。この日の投稿では「聞く耳持たず。今や岸田総理に一番ふさわしい言葉。
『自分には聞く力がある』とか、本当にどうかしている」と強調。「これだけ平然と国民の声を無視し、国民の願いと全く
逆のことをやってのける総理も珍しい」と批判した。自民党派閥の裏金問題や経済施策などを念頭にしたとみられる。
「だが、それを許しているのは国民。今や自民党は滅びの装置。次の選挙でまとめて壊さなければならない」とし、政権
交代の必要性をあらためて強調した。
フォロワーからは「聞く力とか一度もできてたことないし」「しょせん自称の聞く力ですもんね。なんとでも言える。
ご本人は聞いているんだと思いますよ。自分に近い関係の国民の声は」「『聞く力』はあるのでしょう、ただ『理解する
力』がなかっただけ」との声が寄せられた。
一方で、「今のままでは自民党には投票しないけど、野党にも投票したいところはない!となりますよ」「批判もいい
けど、前向きなことを書いてください」などと、与党が野党批判の受け皿に足りえてない現況への指摘もあった。

(12月30日)
1993年6月、宮沢喜一内閣不信任決議案の採決で、当時自民党議員だったにも関わらず賛成に投票した、小沢一郎衆議院
議員(現・立憲民主党)。
史上まれにみる造反劇で、衆議院は解散。離党後は新生党を結党し、非自民となる細川連立政権誕生の立役者に。また、
2009年の民主党政権発足にも大きく貢献。2度の「政権交代」を実現した“政界の壊し屋”こと小沢氏は、政治資金パー
ティーを巡る問題で揺れる今の自民党をどう見ているのか。26日の『ABEMA Prime』で語った。

■“政治とカネ”問題がなくならないワケ
なぜこの問題はなくならないのか。小沢氏は「どんな規則でも、それを運用する人の倫理観や正義感が重要だ。どんなに
良い組織でも、悪い運用をしたらダメになってしまう。今の問題は何かを直せばすぐよくなるものではない。一人ひとりの
政治家、元を正せば国民自身がしっかりしなくてはいけない」との見方を示す。
さらに「政治資金の運用を正すとすれば、入ったお金も出たお金も1円から公表すればいい。わざわざ裏金にする意味も
全然わからない。国民のお金だから、収賄ではない限り浄財だ。企業だろうが個人だろうが、“こういう人からもらい、
こういうことに使った”と問いかけ、国民は悪いと思ったら次の選挙で投票しなければいい」とした
ジャーナリストの堀潤氏が、「石破さんが幹事長の時代は、10億円ぐらい使っていたという。二階さんは50億円という
数字だ。47歳で幹事長をやられていた小沢さんは、どのくらいの額を使っていたのか」と問うと、小沢氏は「お金は相当
集めた。財界からもだ」と回答。
その使い道については、「選挙には金がかかる。一番はメディアで、アメリカはテレビをかなり使うので100~1000億円
とかかる。

■「自民党に活力がなくなった。情けない」
自民党の派閥政治について、小沢氏は「良いところと悪いところがあり、それもまた運営の仕方次第だ。人の集まりだから
派閥ができるのはしょうがないし、みんなで力を合わせようというのは何も悪いことではない」と述べる。
また、自民党内で“岸田降ろし”の動きがないことについては「自民党に活力がなくなった。情けない」と指摘。一方で、
「それは野党も同じだ。活力がないのは、政治家に志がないということ。どんな夢でもいいから自分がトップに立って、
世の中を良くしたいとか、みんなのためにやりたいといった大きな志がないといけない」。
その背景に国民の姿勢もあげ、「海外でこれだけの事件が起きたら、総理官邸に何万人も押しかけて『辞めろ』とデモを
起こすだろうが、日本人はケロッとしている。政治家個人の資質もあるが、国民もそうだ」と語った。

(12月31日)
今日で2023年が終わる。今年の永田街は年末まで自民党の派閥、特に安倍派をめぐる「政治とカネ」の問題で大揺れと
なった。これまでに、多額のキックバックを受けた疑惑が出ている安倍派の大野泰正参院議員、池田佳隆衆院議員の事務所
など関係先が東京地検特捜部の強制捜査を受け、安倍派の塩谷立座長や有力幹部グループ「5人組」といった幹部への任意
の事情聴取が行われたことも明らかになっている。
30数年前に政財界を揺るがせたリクルート事件に匹敵する問題といわれる中で、岸田文雄首相の対応の「鈍さ」を指摘
する声は与野党から出ている。首相は、政治改革に向けた新組織を、自民党に年明けに設置する方針を示しているが、立憲
民主党の泉健太代表は「あまりに責任感がなさすぎる。今でもできることがある」と批判。
身内の自民党の石破茂元幹事長も安倍派への強制捜査が行われた19日、政治改革を協議する新たな党組織の立ち上げ方針
を「少なくとも年内には示さないと」と訴えていたが、首相は仕事納めの28日に「いずれにせよ、強い危機感を持って
政治の信頼回復に努めなければ」と述べただけで、具体的な説明はなかった。
「後手後手」の対応がもはや定番となっている岸田首相らしい対応ではあるが、自民党内では「すぐに方針を示せるほど
簡単な話ではない」(関係者)と理解を示す声もある。ただ重要な局面での説明の仕方や打ち出し方がうまくない首相の
いつもの姿が、年末まで現れてしまう形になった。
そこで今、注目されているのが1月4日の首相の年頭記者会見だ。首相は例年、4日に伊勢神宮を参拝して現地で年頭会見に
臨む。その場で、何を語るのか。「政治とカネ」について何らかの方針を示せるかが大きな関心を集めている。昨年の年頭
会見。岸田首相は今年の干支(えと)「癸(みずのと)卯(う)」について「去年までのさまざまなことに区切りがつき、
次の繁栄や成長につながっていくという意味があると言います。私は、本年を昨年のさまざまな出来事に思いをはせながら
も、新たな挑戦をする1年にしたい」と述べ、挑戦することの1つに「異次元の少子化対策」を挙げ、大きな決意をにじま
せた。ただ「異次元」というワードにばかり注目が集まり批判も出たため、その後は封印。通常国会冒頭の施政方針演説
では「従来とは次元の異なる」と変わり「目玉」の表現が事実上撤回される事態となった。決意の先走りだったかどうか
は分からないが、6月に方針がとりまとめられた後も、首相の大きな「実績」となった感じはあまりなく、与党内でも
「異次元は看板倒れだった」と指摘する声を聞いた。
昨年の同じ日には、東京都の小池百合子知事が仕事始めのあいさつで、少子化対策として0~18歳の子どもがいる都内の
子育て家庭に1人当たり月額約5000円の給付を、所得制限なしで検討していることをサプライズで表明。その後「018
サポート」として、申請の受け付けもすでに始まった。手続き方法などをめぐり混乱や批判も指摘されているが、小池氏
はその後も「国に先行する」として高校授業料無償化などの子育て支援策を相次ぎ表明。国の少子化政策と対照的な流れ
を意識したような流れとなった。
今年も1月4日に首相は伊勢神宮を訪れた後、年頭の会見を行う予定。岸田首相にとっては、与野党から声が出ている党
改革や政治改革についてどこまで踏み込むのかが大きな焦点となっている。ちなみに、小池氏も仕事始めに合わせて職員
にあいさつを行う予定。2024年は都知事選の年でもありどんな発言をするのか関心が注がれている。
年末年始はすぐに終わり、すぐに「実戦」の時がやってくる。2024年、岸田首相はどんなスタートをするのだろうか。