【2024年】

(3月1日)
立憲民主党は、1日夜、鈴木財務相について不信任決議案を衆議院に提出した。
立憲民主党は、自民党の派閥資金パーティーの裏金問題について「議員個人の所得であるにもかかわらず、納税されて
いない」ことを問題視し、鈴木大臣が「納税するかどうかは疑義をもたれた政治家が判断するべき」と答弁したことに
対し「政治家だけが納税するか個人の判断でできると納税者から受け止められ、国民の批判が広がり、納税の現場も混乱
した」とした。
来年度予算案を審議する予算委員会の審議は一時ストップし、衆議院では、今夜から明日の未明にかけて、本会議で鈴木
大臣への不信任決議案への採決が行われる。

(3月2日)
与野党は1日、政府の2024年度予算案の衆院通過を巡り、激しい攻防を繰り広げた。立憲民主党は予算案の採決を阻む
ため、衆院予算委員会の小野寺五典委員長(自民党)の解任決議案と鈴木財務相の不信任決議案を衆院に提出するなどして
徹底抗戦を図った。
二つの決議案は1日、立民が単独で提出した。解任決議案は午後の衆院本会議で、不信任決議案は夜の衆院本会議でそれ
ぞれ議題となったが、自民、公明、日本維新の会などの反対多数で否決された。
立民がこうした遅延戦術を展開するのは、自民が野党の合意を得ないまま、1日に衆院予算委で採決する日程を決めた
ためだ。泉代表は「自民は乱暴な手段に出てきた」と反発している。立民幹部は「4月の衆院3補欠選挙を見据え、『政治
とカネ』の問題に幕引きを図ろうとする与党の姿勢を知ってもらう必要がある」と思惑を語った。
与党は、予算案の衆院通過に向けて粛々と手続きを進める構えだ。予算案は、憲法の規定で参院送付から30日で自然成立
するため、政府・与党は年度内成立が確実となる今月2日までの衆院通過を目指している。
自民の森山総務会長は1日の記者会見で、予算案には能登半島地震の復旧・復興のための財源も含まれていると指摘した
上で、「年度内成立を確実にするための対応は、与党として当然の責務だ」と強調した。
自民幹部は、「これ以上野党の言うことを聞く必要はない」と言い切った。公明の石井幹事長も1日の記者会見で、「予算
はなるべく早く成立できればそれに越したことはない」と述べ、「予算を人質に取るような国会対応はいかがなものか」と
立民の対応を批判した。
野党の足並みも乱れた。二つの決議案に反対した維新の馬場代表は1日の党会合で、「日程闘争で時間を浪費するのはよく
ない」と、立民の戦術に疑問を呈した。維新幹部は「立民のパフォーマンスには付き合わない」と述べた。

(3月3日)
立憲民主党の米山隆一衆院議員が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、衆院本会議でのフィリバスターの準備をして
いたことを明かした。同党が小野寺五典衆院予算委員長の解任決議案を提出し、山井和則衆院議員が1日午後の衆院本会議
で趣旨弁明を2時間54分行った。2024年度予算案の衆院採決を遅らせるためのいわゆる「フィリバスター」(議事妨害)
とみられ、衆院本会議での演説としては最長となった。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は1日の定例会見で、山井氏のフィリバスターについては「こんな昭和の政治をやっている
と、潮目が変わっちゃうよね」とかえって野党に対する逆風になりかねないと強い口調で批判していた。異例の土曜審議と
なったが、予算案は2日の衆院本会議で通過。国民・玉木雄一郎代表は「結局、本日の採決で合意するなら昨日の長演説と
財務大臣不信任案は不要でした。大事な局面なのに中途半端。」とXにポストした。
玉木氏のポストを引用したジャーナリスト・今野忍氏が「この中途半端な1日の抵抗で立憲は何を得たのか?」と疑問を
提示。これに米山氏は「そうですか?あのフィリバスターは山井議員だけではなく私も9番バッター位で3時間の原稿を
用意していました。」と立民が山井氏以外にも、米山氏を含む“フィリバスター要員”を準備していたことを告白。「私は
人情噺スタイルではなく『不信任案にご賛同頂く為に政策・立法事実の基礎から解説致します』という『講義スタイル』
ですが、山井議員程ではないにせよ楽しんで頂けたのでは?と思います」とコメントした。
立民がさまざまな手を用意していたからこそ「自民党からも一定の妥協を引き出せた」と説明。「逆に言うなら、それだけ
の努力をして、得られるのはあそこまでだという事です。皆さん気軽に『やるなら徹底抗戦しろ!』と言いますが、多数決
ですべてが決まる国会で、259人いる自民党に、96人の立憲民主党が挑むのは容易な事ではなく、私は出来る限りで最大
の努力をし、得られるものを得たと思います」とフィリバスターが無駄な時間ではなかったと強調した。

(3月4日)
立憲民主党の蓮舫氏は4日の参院予算委員会で、政治資金の透明性確保を巡り閣僚を追及した。新藤義孝経済再生担当相が
代表を務める政治団体「自由民主党埼玉県第2選挙区支部」が、使途の公開など支出に関するルールが緩いとされる「その
他の政治団体」の「新藤義孝後援会」に、10年間で計2億6000万円を寄付していると指摘し、詳細な使途がほとんど
分からないとして「政治資金の隠蔽ではないか」などと批判した。
小泉龍司法相の関連団体でも同様の構図があると述べた。新藤氏は「法律にのっとって経費を計上して収支報告をして
いる」などと時折語気を強めながら反論し、小泉氏も「実態がある」などと主張したが、蓮舫氏は「合法だけど脱法だ」
などと追及した。
蓮舫氏はさらに、後援会への寄付を巡り、自民党の茂木敏充幹事長の団体でも同様の資金の流れが指摘されていることを
取り上げ、「茂木氏は茂木派の会長で、新藤氏は事務総長だ。派閥パーティーの裏金疑惑はなかったが、法の抜け穴を
使って裏金を作っているのではないか」と迫った。
岸田文雄首相は茂木、新藤両氏について「法律に従って対応している。不都合があるのであれば、各党共通のルールと
して、法改正を考えていくべきだ」と答弁。茂木氏らを念頭に「まずは指摘された議員が、指摘された点について丁寧に
説明することが重要だ」とも語った。
一方、茂木氏は4日の記者会見で、自身の資金管理団体から寄付を受ける政治団体「茂木敏充後援会総連合会」で使途の
詳細がわからない支出があった問題について「政治資金規正法の規定にのっとり、収支を適正に報告している」と述べた。
今後の対応に関し「後援会活動の中で、代替できる活動については今後、政党支部の活動として行うことも検討していく」
との考えを示した。

(3月5日)
自民党の石井準一、立憲民主党の斎藤嘉隆両参院国対委員長は5日、国会内で会談し、自民党派閥の政治資金パーティー
裏金事件に関する参院政治倫理審査会の審査実施に向けた議決を8日に行うことで合意した。自民も賛成し全会一致で決定
する見通し。審査は来週にも開催される。
参院では、立憲や日本維新の会など野党4党が、自民議員31人と政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で在宅起訴されて
自民を離党した大野泰正参院議員の計32人の審査を申し立てている。議決後、対象者に出席の意向を確認する。
審査を公開するか否かについて、斉藤氏は会談後、記者団に「衆院でもそうであったように、全面公開が望ましい」と
主張。会談でも申し入れたことを明らかにした。
これに対し自民の松山政司参院幹事長は同日の記者会見で「国民への分かりやすい説明が望ましいと思っているが、(原則
非公開の)ルールもあるし、本人への確認や現場での協議もある」と述べるにとどめた。

(3月6日)
立憲民主党の安住淳国対委員長は6日の党会合で、自民党派閥の裏金事件に関係する議員は政治倫理審査会に自ら出席して
弁明するよう求めた。「将来性のある議員もたくさんいる。ここでつまずかないためにも政倫審で話したらどうか」と
語った。安住氏は新たな申し出がないことについて「自民党が止めている可能性がある」と指摘。「弁明の機会を設けて
いくことは、この先の委員会を運営していくのにマストだ」と述べ、自民側をけん制した。
国民民主党の古川元久国対委員長も記者会見で「残りの人たちもぜひ説明していただきたい」と強調。政倫審を原則公開に
切り替えるべきだと訴えた。

(3月7日)
岸田文雄首相が早期の衆院解散・総選挙に踏み切るとの観測が広がり、野党第一党の立憲民主党が浮足立っている。次期
衆院選では、派閥パーティー収入不記載事件の影響で自民党への厳しい逆風が予想される。とはいえ、立民が目指す野党系
候補の一本化は進まず、政権奪取の算段はついていないのが現状だ。「今までも、『ない』と言って解散したケースは枚挙
にいとまがない」 立民の長妻昭政調会長は7日の記者会見で、首相が4月の衆院3補欠選挙に合わせた衆院解散を「全く
考えていない」と説明したことを受け、こう強調した。
政府・与党内で「4月解散説」「6月解散説」が取り沙汰されてきたことを念頭に「4月だろうが6月だろうが、きちっと
勝利できるよう準備をすることに尽きる」とも語った。 もちろん、自民に対する批判が高まる状況は野党にとって好都合
といえる。
立民の岡田克也幹事長は5日の会見で「これだけ疑念が深まる中で解散ということになれば、国民から厳しい批判を浴びる
ことになる」と分析した。別の立民閣僚経験者も「岸田政権の間に衆院選をやってほしい。4月解散でも6月解散でも一緒
だ。とにかく早いほうがいい」と期待する。ただ、好機を生かすための環境を立民が整えているとは言いがたい。
泉健太代表は次期衆院選で政権交代を目指す方針を掲げ、非自民連立政権構想「ミッション(使命)型内閣」を提唱して
いる。だが、連携先として想定する日本維新の会や国民民主党からは実質的に拒絶され続けており、実現の可能性は極めて
乏しい。野党第二党の維新とは90以上の選挙区で競合する見通しで、「非自民票」を奪い合う展開は避けられそうに
ない。
教育無償化を実現する会の前原誠司代表は7日の会見で「野党が乱立して与党を利することのない状況が求められている」
と述べた上で、「その一義的な責任は野党第一党の党首である泉氏にある」と指摘した。

(3月8日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、昨年11月も、和歌山県内で開かれた自民党
青年局近畿ブロック会議後懇親会に、露出の多いセクシー衣装を着た複数の女性ダンサーが招かれていたと報じられたこと
を受け、怒りの投稿をした。8日にこの問題を報じた産経新聞の報道を引用する形で「自民党青年局とは一体何なのか?
国会議員も参加していたという。こんな破廉恥な会合で、費用は公金の可能性。あり得ない。いま、自民党の若手議員こそ
救いがたい」と、ポストした。
同懇親会には、自民党青年局の藤原崇局長と中曽根康隆局長代理を含め約40人が出席していた。藤原、中曽根両氏は8日、
会開催を止められなかったとして責任を取る形で党に辞任届を提出し、受理された。
同会合では、セクシーな衣装をまとったダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたとされるほか、公費が含まれた疑い
も指摘されている。党青年局長を辞任した藤原氏は、小沢氏と同じ衆院岩手3区。2021年衆院選で、小選挙区で初めて
小沢氏をやぶっている。

(3月9日)
立憲民主党の泉健太代表は9日、京都市内で開かれた党会合であいさつし、岸田文雄首相に早期の衆院解散・総選挙を
迫った。衆院3補欠選挙が行われる4月や、定額減税が実施される6月などのタイミングを挙げ、「まさに今、やろうじゃ
ないか。いいかげんな政治をやっつけよう」と訴えた。

(3月10日)
週明けの国会では、自民党派閥の裏金事件を受けた参院政治倫理審査会が14日にも開かれる。
安倍派は改選を迎える同派議員に派閥パーティーで集めた資金を全額還流した疑惑があり、幹部だった世耕弘成前参院
幹事長らの説明が焦点だ。参院政倫審は8日、自民党議員ら32人に対する審査を全会一致で議決。出欠の意向確認書を送付
し、12日午前11時までの回答を求めた。32人のうち世耕氏や西田昌司氏が出席する意向だ。
政倫審の議決に出席の強制力はなく、自民は「個人の判断」(佐藤正久与党筆頭幹事)との立場で、審査会の公開について
も本人の意向を尊重するよう主張。これに対し、野党は「全会一致だから全員出席が当然」(泉健太立憲民主党代表)と
求め、公開は不可欠との立場だ。
安倍派は2019年と22年の参院選に際し、改選を迎える参院議員に対し、派閥のパーティー券販売で集めた資金を全額還流
した疑いがある。野党側は「裏金が参院選に使われた可能性があるのではないか」と見ており、政倫審で徹底追及する構え
だ。安倍派が還流を再開した経緯について、世耕氏がどのような説明をするかも注目点だ。世耕氏は再開を協議した22年
8月上旬の幹部会合に出席していたとされる。
13日には岸田文雄首相が出席して、参院予算委員会集中審議が開かれる。野党は、自民党の茂木敏充幹事長らが多額の
政治資金を使途の公開基準が緩い政治団体に移動させたことについて、裏金づくりのための「脱法行為」などと問題視して
いる。野党は衆院政倫審を再び開催することも引き続き自民に迫る。安倍派幹部だった下村博文元政調会長に出欠を照会
し、「出席する意思はある。党と相談した上で(衆院政倫審の)田中和徳会長に申出書を出す」との回答を得た。
ただ、自民内には開催に慎重な意見もあり、与野党協議の行方は不透明だ。

(3月11日)
立憲民主党の泉健太代表は11日、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会を巡る自民党
執行部の対応を批判した。安倍派で会長代理を務めた下村博文氏の出席意向を妨げているとして「自民による『下村隠し』
『改革つぶし』と言っていい」と述べた。
同時に「真相を明らかにしたいという議員の行動すら許さないのが自民の姿だ。党幹部が介入せず、下村氏にはぜひ弁明に
立ってほしい」と求めた。視察先の宮城県多賀城市で記者団に語った。

(3月12日)
立憲民主党は12日の常任幹事会で、安定的な皇位継承のため、女性皇族が結婚後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設に
ついて「緊急的な課題として議論を急ぐ必要がある」とする党見解を承認した。
皇位継承を巡っては昨年12月、額賀福志郎衆院議長から党内議論を進めるよう要請されていた。
立民は2月から検討委員会(委員長・野田佳彦元首相)で論点を整理。女性宮家に関しては、配偶者や子に皇族の身分を
「付与する案を含めた検討が必要だ」と明記した。旧宮家の男系男子が養子として皇籍に復帰する案については、対象者の
有無や憲法との整合性を確認する必要があると指摘。養子ではなく直接皇族とする案については「さらに憲法上のハードル
が高い」とした。
衆院会派「有志の会」も12日、男系による皇位継承を前提とした上で、女性宮家創設を「妥当」とする意見書を額賀議長
に手渡した。

(3月13日)
日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機の第三国への輸出を巡っては、野党各党の温度差も鮮明になっている。
立憲民主党や共産党が慎重な立場を掲げているのに対し、日本維新の会や国民民主党は比較的前向きな姿勢を示す。
立民は防衛装備品の国際共同開発は否定していないが、今回の輸出に関しては政府の説明が不十分だと指摘する。泉健太
代表は8日の記者会見で「情報公開はなされていない。答えを出すのは拙速だ」と訴えた。
共産は、輸出にとどまらず共同開発そのものにも反対している。加えて、小池晃書記局長は11日の会見で自民、公明両党
間の協議に疑問を示し「国民の前で正面から議論することが必要ではないか」と指摘した。
一方、維新の立場は自民に近い。遠藤敬国対委員長は6日、防衛装備品輸出などに関する政策協議の実施を自民に申し
入れ、記者団に「前向きに協議のテーブルにつきたい」と語った。
国民民主の榛葉賀津也幹事長は8日の会見で、戦闘機開発と英伊両国との関係について「メンテナンスを含めて、30年、
40年、半世紀、しっかりと連携するということだ」と強調した。

(3月14日)
参議院で開かれた政治倫理審査会について、立憲民主党の泉代表は「何の解明にもならない」と批判したうえで、裏金問題
に関わった議員の国会での参考人招致や証人喚問を改めて求めた。
立憲民主党 泉代表
「相変わらず、たらい回しが続いて本当に国民はもう怒り心頭じゃないですか。こんな政倫審であれば何の解明にもなら
ないということですよ。がっかりしましたね」14日に開かれた参議院の政倫審には、自民党の安倍派の世耕前参院幹事長
ら3人が出席した。
泉代表は「とにかく自民党が真相を話すことだ」と強調したうえで、18日に下村元文科大臣が出席する衆議院の政倫審に
ついて「(下村氏は)最後の砦(とりで)として期待している」と述べました。真相が解明されなかった場合には、参考人
招致や証人喚問を衆参両院で求めていく方針。また、日本維新の会の馬場代表も「衆議院と同じことの繰り返しだ」と非難
した。
日本維新の会 馬場代表
「肝心な部分は知らない、誰が決めたか分からない。誰が言い出しっぺかも分からない。その他のことはよく覚えておら
れるんですけれども、肝心なところだけ記憶が抜け落ちてしまっている」

(3月15日)
立憲民主党の岡田克也幹事長と連合の芳野友子会長は15日、4月の衆院3補欠選挙を巡り、党本部で意見交換した。
同党が公認候補を擁立した島根1区と長崎3区について、芳野氏は「全力を傾けたい」と述べ、支援する意向を伝達。
岡田氏は「非常に心強い。全力を挙げて戦い抜く」と応じ、連携を確認した。補選の立民候補について、国民民主党は県連
支援を決めている。会談後、芳野氏は記者団に「理想の形となっている」と評価し、岡田氏は「候補者を出したところは
全部勝ちにいく」と述べた。

(3月16日)
立憲民主党の枝野幸男前代表は16日、さいたま市の講演で、次期衆院選で対決する際の首相は「上川陽子外相だ」との
見方を示した。「次の衆院解散・総選挙時の自民党総裁は絶対に岸田文雄首相ではない。同氏で解散したら自滅だ」と
述べた。枝野氏は、2021年に菅義偉首相が退陣した直後の衆院選で与党が勝利したことに触れ、自民党は女性初の首相を
誕生させて局面転換を図ると指摘。その上で「首相が誰であろうと自民党では駄目だ」と訴えた。

(3月17日)
立憲民主党県連の中川正春代表は16日に開いた常任幹事会後の記者会見で、来夏に予定される参院選三重選挙区(改選数
一)の候補者を公募する期間について、延長を検討する考えを示した。
中川代表は先月17日に津市内で開いた定期大会で、次期参院選の候補者を公募すると表明。公募の期間は3月末までとし、
県連の選考委員会が翌4月に候補者を選定する見通しを示していた。
常任幹事会後の会見で公募について状況を問われた中川代表は「真剣に考えたいという人は、一人か二人出てきている」と
説明。「これは、という人にはこちらから声をかけている」と語った。一方、自らの後継となる衆院三重2区の候補者選定
時に比べて「今回は公募が浸透していない」と指摘。延長を検討する考えを示した。延長の期間は明言しなかったが、
1カ月程度とみられる。

(3月18日)
下村元文部科学大臣が出席した衆議院の政治倫理審査会を受け、立憲民主党の安住国会対策委員長はこれまでの出席者も
含め「自己正当化政倫審だ」と批判した。
立憲民主党 安住国対委員長
「(参議院の)世耕さんだって、他の衆議院の議員だってあそこ(政倫審)で話してる話って皆、自分に都合のいい嘘で
しょ。真実を言ってるんじゃなくて、『自己正当化政倫審』ですよね。こういう人たちが日本の政権の中枢にずっといたと
いうことですよ、知ってもらいたいのは」
安住国対委員長は安倍派の幹部らがキックバックを継続した経緯について18日の政倫審でも明らかにならなかったことに
対し、「下村氏は肝心の部分で核心に迫るとごまかしていた」と批判したうえで「中堅若手で正直に話してくれる人が出て
くることを期待したい」と述べた。
共産党の小池書記局長も「今までの政倫審で最悪だ」と非難し、森元総理を含めた安倍派や二階派関係者の証人喚問を
改めて求めた。野党各党は19日、今後の対応について協議する方針。

(3月19日)
立憲民主党の蓮舫参院議員は19日、X(旧ツイッター)で、自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティー収入
不記載事件を巡る同派幹部の説明を批判した。「『記憶にない』。私の中ではロッキード事件やリクルート事件などの歴史
上の政治家の言葉かと思っていました」と投稿した。
蓮舫氏は14日の参院政治倫理審査会(政倫審)で、安倍派の世耕弘成参院前幹事長に対し、不記載事件の経緯について
追及したが、世耕氏は「記憶にない」などと繰り返していた。 蓮舫氏は「まさか政倫審で向き合った世耕さんから『記憶
にない』答弁の上に『私も知りたい』と開き直られるとは」と書き込んだ。別の投稿では「記憶にない、で幕引きでは
ない」とも強調した。

(3月20日)
自民党の森山裕総務会長は20日、派閥の政治資金規正法違反事件を受けた岸田文雄首相(党総裁)と二階俊博元幹事長
への処分について、まずは党執行部で議論する考えを明らかにした。「(党幹部経験者らの処分は)党紀委員会に上申する
前に執行部で議論することが前例になっており、そのことを踏襲していきたい」と語った。2人の処分の可能性については
「議論をしてみないと分からない」と述べるにとどめた。福島市内で記者団の質問に答えた。
一方、立憲民主党の岡田克也幹事長は、裏金事件に関係した自民党議員への処分について「形式的なものだと、とても納得
できない。国民も納得できるものでないと、かえって逆効果になるのではないか」と指摘した。島根県雲南市で記者団の
取材に応じた。

(3月21日)
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が21日、小沢一郎事務所のX(旧ツイッター)を更新。自民党埼玉県連の青年局に所属
する県議らが2016年1月に〝不適切なパーティー〟を行っていたとする19日付の「週刊文春(電子版)」の報道を
引用し、「あまりにも低レベル」と苦言を呈した。
報道によると、16年1月5日に埼玉県蕨市内のバーで、女性アイドルグループの制服を模した衣装に身を包んだ男性が
別の男性を縄で縛り、カラオケに興じていた。いずれも当時、自民党埼玉県連の青年局に所属する県議らで、その姿を撮影
した写真が今回の報道で掲載された。こうした報道を受け、小沢氏は「和歌山過激ダンスショーだけじゃない 自民党
青年局の〝SM緊縛パーティ写真〟」と切り出し、「自民党青年局とは、一体何なのか?猥褻な乱痴気騒ぎをするための
組織なのか?いい歳をしたおじさん達が、しかも公金でやることなのか。あまりに低レベル」と指摘した。
その上で、同氏は、昨年11月に和歌山市で開催された自民党若手議員らの懇親会で起きた〝過激ダンスショー〟に続く
醜聞に対して「自民党は隅々まで全てが駄目だという証し。」との見解をつづった。
女性アイドルのコスプレ姿で縛っていた男性は当時青年局長だった党県議団の田村琢実団長で、同氏は今回の報道を受けて
取材に応じ、問題視されている「公費支出」については「一切ない」と否定している。
田村氏は昨年10月、小学3年生以下の子どもを自宅などに放置することを禁じる「虐待禁止条例」改正案を提出した
自民党県議団を主導したことで注目されていた。同改正案は子育て世代の市民らの猛反発を受けて撤回されている。

(3月22日)
立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長は22日、自民党和歌山県連主催の懇親会に露出の多い姿の女性ダンサーが招かれた
問題について「明らかに性的な興味、関心を持って設定された懇親会だ。不適切極まりない。政治の信頼が地に落ちる」と
批判した。国会内で記者団の質問に答えた。
斎藤氏は懇親会について「もっと細かく報告いただかないと到底納得できない。詳細な費用の内訳を出していただく必要が
ある。改めて予算委員会の理事会の中で求めたい」と強調。「公党の資金の入った、いわゆる公の場の会合の中でこう
いったことが行われ、しかもそこに出ていたのは地方議員、国会議員も含め多くが政治家ということだから信じられない。
残念だ」と述べた。
自民は同日、野党側に懇親会を巡る報告書を提出した。当時の県連青年局長が1人で企画し、党本部や県連、参加者に事前
に周知せず、政党交付金からの支出はなかったとした。

(3月23日)
小沢一郎衆院議員(81)のおひざ元である立憲民主党岩手県連は23日の常任幹事会で、新代表に小沢氏の元秘書の
佐々木順一県議(72)を選出、代表代行に関根敏伸県議(68)、幹事長に岩渕誠県議(54)、政調会長兼幹事長代行
に前幹事長の菅野博典県議(46)を起用する役員人事を決めた。 立民岩手県連の代表は佐々木県議が3代目。県議から
の選出は初めて。初代の小沢氏は令和3年の衆院選岩手3区で落選して辞任。2代目の横沢高徳参院議員(52)は同4年
の参院選岩手選挙区で現職の議席を失い、昨年9月の県議選で過半数を割り込み、昨年11月辞意を表明していた。
後継の代表選考を一任された横沢氏がこの日の常任委員会で佐々木県議を指名し、横沢氏の辞意表明から3カ月以上
かかって新代表が決まった。佐々木氏は小沢氏の秘書を経て県議選で当選7回。民主や自由、立憲民主の各県連の幹事長
を歴任してきた。 会見した佐々木新代表は「野党第1党の使命は政権を奪還すること。あらゆる手段を駆使しても野党を
結集し、政権交代を成し遂げるため、全力で取り組みたい」と語った。

(3月24日)
立憲民主党の岡田幹事長は24日のNHK番組で、岸田首相(自民党総裁)が自民派閥の政治資金規正法違反事件を巡り、
「選挙における非公認」以上の処分を科す方向の安倍派幹部4氏について、議員辞職に値するとの認識を示した。
4氏は塩谷立、下村博文・両元文部科学相、西村康稔・前経済産業相、世耕弘成・前参院幹事長。岡田氏は「非公認では
とても済まない。きちんと事実を解明し、適切な処分を行うべきだ」と述べた。
自民の稲田朋美幹事長代理は処分内容の決定を巡り、「説明責任を尽くしてきたかどうかも処分の考慮に入るのではない
か」と語った。公明党の石井幹事長は、「厳しい批判を踏まえ、国民が納得するようなけじめのある処分がなされること
を期待している」と話した。

(3月25日)
自民党の二階俊博元幹事長の、次期衆議院選挙の不出馬会見を受け、立憲民主党の泉代表は、「バカ野郎などとは言うべき
ではない」と二階氏の記者対応の姿勢を批判した。 自民党の二階元幹事長は、25日党本部で会見を開き、次期衆院選に
出馬しない意向を示した。 会見で記者から、不出馬の理由は85歳になった年齢が理由かを問われると「(選挙出馬に)
年齢制限があるか?お前もその歳がくるんだよ、バカ野郎」と答えた。最後の「バカ野郎」は、独り言のように述べたが、
マイクは鮮明に拾っていた。
立憲の泉代表は、二階氏の会見の印象について記者団に「二階さんらしい。本当に誰も何も二階元幹事長には、意見をする
ような環境や空気は自民党内に存在しないし、ご自身も好きなように発言をしている」と述べた上で、「(任期の)最後
まで、自らどのような振る舞いや言動をとるのか問われる立場ですからバカ野郎などとは言うべきではないと思います」
と、二階氏の対応を批判した。 また、政治資金の収支報告書への不記載を巡る二階氏の説明責任については、「政倫審
での説明はなされていないので、まったく不十分」と指摘した。 さらに、「岸田派の会計責任者も、略式起訴を受けて
いるわけですから、同じような政治決断を総理も自らするべき」と、岸田首相の退陣も求めた。

(3月26日)
立憲民主党の泉健太代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が25日夜、都内で会食した。玉木氏が26日の会見で明らかに
した。政治資金規正法改正に向けた連携で一致したほか、ガソリン減税、エネルギー・安全保障など基本政策をめぐる協議
について意見を交わしたという。玉木氏によると、政策協議について、泉氏は「議論はありうるのではないか」と前向きな
姿勢を示したという。

(3月27日)
立憲民主党の野田佳彦元首相は27日、自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正に意欲を示した。
超党派議員の会合で「抜け穴を封じ、信頼される政治をどうつくるかだ」と強調。近く設置予定の衆院政治改革特別委員会
について「ぜひメンバーに入って議論したい」と述べた。

(3月28日)
自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、安倍派で裏金のキックバック(還流)が復活した経緯に関し、これ
まで当事者が認めていなかった内容が、自民党による派閥幹部への再調査の流れで表面化した可能性があることが、28日
の参院予算委員会で明らかになった。安倍派ではパーティー券販売ノルマの超過分キックバックについて、2022年4月、
当時会長だった安倍晋三元首相が廃止を指示したが、安倍氏が死去した同年8月の幹部会合を経て、復活した。なぜ、だれ
が復活させたのか、これまで幹部の証言からは明らかにされていない。
この経緯をめぐり、質問した立憲民主党の辻元清美議員は、キックバック再開に関し、2022年1月に安倍氏が派閥幹部と
会い、説明を求めたという報道があることに触れ、事実関係をただした。岸田文雄首相は「なぜそういう報道が出るのか
理解できない。現時点で明らかにすることはしていない」とかわしたが、辻元氏は、その後の同年3月にも幹部が集まった
協議が行われ、安倍氏や細田博之前衆院議長や西村康稔前経産相、世耕弘成前参院幹事長が集まり話し合いが持たれた
可能性があることも指摘した。
2022年1月、3月の安倍派幹部会合はこれまで明らかになっていなかった。3月14日の参院政治倫理審査会では、立民の
蓮舫参院議員が世耕氏に22年3月の会合について事実関係を質問していたが、世耕氏は「スケジュール帳にも記憶にも
残っていない」と、否定していた。
辻元氏は「世耕さんが政倫審で虚偽答弁をしたのか、ということになりかねない。何のための政倫審だったのか」と指摘。
聞き取り調査の詳細を語らない首相に、4月ともいわれる関係議員への処分の前に、調査の内容を公表すべきと主張した
が、岸田首相は「党として対応を判断する」「政治責任を明らかにする過程の中で適切にタイミングを判断する」と、
のらりくらりを繰り返した。これに対し辻元氏は「政倫審でうそを言っていたかもしれない。国会をなめるんじゃない」と
憤り「自民党の内輪の聞き取りだけで(処分を)決められる話ですか。そういうことをしていたら、自民党まるごと疑わ
れる。自民党だけの問題ではなくなっている」とした上で、政倫審に出席した安倍派幹部4人を証人喚問に出席させるよう
要求。「証人喚問で決着をつければいい。受けて立ってください」と呼びかけた。
しかし首相は「自民党として政治責任を判断するために調査を行っている」と繰り返し、証人喚問については「国会でご
対応いただくこと」と原則論に終始し、質問に答えなかった。
裏金事件をめぐる自民党の再調査は、政倫審出席議員の発言内容の整合性を揺るがす事態に発展しつつある。

(3月29日)
立憲民主党の泉健太代表(49)が29日、国会内での会見で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、
パーティー収入のキックバック再開の判断に森喜朗元首相(86)が関与していたとの一部報道に「岸田総理には、
はっきりしていただきたい」と、岸田文雄首相(66)による森氏への聴取や、説明を求めた。
泉氏は「結局、森支配下。答えは森の中、本丸は森の中、森にあるということなのか。闇の中、森の中。こういう政治を
続けてきたのが自民党なのか、ということが今、垣間見えています。森の中じゃなく、ちゃんとはっきりしてもらいたい」
と〝森〟を連呼して皮肉った。政倫審や自民党の政治刷新本部で、森氏の関与を示す証言が出てこなかったとして「なぜ
出てこなかったのか。小渕(優子)氏や森山(裕)氏が各議員からヒアリングをしていたはずで、そういう時には出て
こない。岸田総理がやって、あたかもリーダーシップを見せるかのような段取り。そこで名前がちらっと出てくるという
ことそのものが、自民党のあり方は本当に不誠実だと思う」と批判した。
泉氏は「本当に異次元の森支配が続いているとしてら、そのものが異常。町村派になって、細田派になって、安倍派に
なったにもかかわらず、隠然と力を持ち続け、安倍派幹部の意向を上回る判断が、森元総理からなされる。自民党の体質
が、そういう体質である、ということ」と迫った。
25日に、次期衆院選に出馬しない意向を表明した二階俊博元幹事長(85)にも言及。「ばかやろうという発言がまかり
通る。二階氏に質問しているのに、お付きの林(幹雄衆院)議員がひたすら答えるみたいな。長老支配。長老は、表では
ものを言わず、裏で隠然とした力を発揮する」と指摘した。
憤る泉氏は「何様なんだ。現役の国会議員よりも、裏で隠れてコソコソやっている長老の方が偉い組織。何なんだこの組織
は。本当に自民党体制は腐っていると言わざるを得ない」と語気を強めた。

(3月30日)
立憲民主党の泉健太代表(49)が29日、国会内での会見で、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、
自民党が追加の政治倫理審査会や参考人招致、証人喚問などに応じる構えを見せていないことに「実態解明もね、言って
聞かないんだったら裏金議員は落としましょう。国民が処分するしかない」と、裏金事件に関わった議員の落選運動を
スタートさせた。
泉氏はこの日、下村博文氏と萩生田光一氏の地元、東京・板橋区と八王子市に乗り込み、街頭演説した。「国民の皆さんと
一緒になって裏金議員、自ら語らない議員、中身を隠している議員。これは落としましょう。それに尽きますね。いつまで
も、しゃべろしゃべろと言って、しゃべらないのであれば、きりがないですよこんなもん。だからとにかく落とす。その
ために、我々も努力していきたい」と語気を強めた。
各社の調査で、立民の支持率が上がっているとして「我々も調査していくと、立憲民主党で今からでも出馬をすれば、十分に国会に当選できるっていうような状況が各ブロックで生まれてきているというふうに実感しています」と、自信を見せ
た。次期衆院選で候補者を擁立していない空白区をにらみ「ここから候補者として選ばれれば、国会議員として活躍できる
ような環境が今、立憲民主党に生まれていますから、国民の皆さんにお伝えして、1人でも多くさらに候補者の上積みを
図っていきたい。『出るなら立憲民主党から』って流れができている。そういう呼びかけをしていって、いつ総選挙が
あってもいいようにしていきたい」と語気を強める。  泉氏は「対決する候補者を早期に擁立をして、どんな形でも、
とにかく候補者用擁立を急ぎたい。そんな中で(裏金議員を)全員落とすつもりで我々も臨んでいます」と、声のトーンを
上げていた。

(3月31日)
立憲民主党は、自民党派閥の政治資金規正法違反事件に関係した同党議員の地元で街頭演説する「裏金一掃行脚」を
始めた。次期衆院選を見据え、「政治とカネ」を巡る問題で有権者の批判をさらに高め、党勢拡大にもつなげる狙いが
ある。
泉代表は30日、埼玉県所沢市の駅前で「自民党の処分に任せず、国民が裏金議員を処分しよう」と訴えた。政治資金
収支報告書に不記載があった自民の柴山昌彦・元文部科学相の地元でマイクを握ることで、次期衆院選での議席奪取を意識
した。岡田幹事長もこの日、安倍派元幹部の松野博一・前官房長官の地元である千葉市緑区で街頭演説に臨んだ。立民は
この行脚を29日にスタートさせた。泉氏は同日、安倍派で中枢を担った下村博文・元文科相と萩生田光一・前政調会長の
地元に入り、政治改革に取り組む姿勢もアピールした。
次期衆院選で政権交代を果たすには、野党候補の一本化が不可欠だとの指摘も少なくない。ただ、野党間の候補者調整は
進んでいないのが実情で、立民ベテランは「自民を追及するだけでは政権交代の機運は高まらない。一本化作業を急ぐ必要
がある」と指摘した。