【2024年】

(4月1日)
参院決算委員会で1日、後半国会の本格論戦が始まった。自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を受けた政治
資金規正法改正や、分かりにくいとの批判が根強い少子化対策の財源に充てる支援金制度創設を盛り込んだ子ども・子育て
支援法の改正などが大きな焦点だ。4月28日投開票の衆院3補欠選挙もにらみ、野党は岸田文雄首相らへの追及を
強めた。 首相は1日の参院決算委で、規正法改正について「この国会で必ずやる。責任を持って臨む」と強調した。改正
内容としては厳格な責任体制の確立と政治資金の透明化を挙げた。対する野党は、首相や自民が説明責任を果たしていない
とただした。自民幹部は安倍派(清和政策研究会)で資金還流の継続が議題になった令和4年8月の協議に出席した4人を
再聴取した上で処分を検討している。首相自身も聴取を行ったが、首相は聴取内容を説明していない。
立憲民主党の田名部匡代氏は「自民から事実を述べよという声が聞こえてこない。トカゲなのか大蛇なのか、尻尾切りして
早く済ませたいという思いだけが伝わってくる」と批判した。国民民主党会派の芳賀道也氏は「地元で国会中継は教育に
悪いといわれた」、共産党の吉良佳子氏も「国民に見えない中での幕引きは許されない」と述べた。 一方、公的医療保険
料に上乗せして徴収する少子化対策支援金を巡り、政府は令和10年度の医療保険加入者1人当たりの負担額を月平均で
450円とする試算を発表している。
立民の横沢高徳氏は、最大で月額950円を負担する人がいることや事業主も同額の負担をすることを踏まえ、「負担を
少なく見せようとする姿勢は国民に対して誠実とはいえない」と迫った。首相は「歳出改革などによって社会保険負担の
軽減を図り、その範囲内で1人当たり500円弱をお願いするという今までの説明とは矛盾しない」と反論した。試算では
所得や家族構成などに応じたモデルケースは示されておらず、「分かりにくい」(横沢氏)との受け止めも多い。政府が
国民の理解につながる説明ができるかが問われそうだ。

(4月2日)
自民党の派閥の裏金問題を巡り、4日にも安倍派と二階派の議員らの処分が決定することを受け、立憲民主党の岡田幹事長
は実態解明がされる前に「なぜ処分ができるのか」と批判した。
立憲民主党 岡田幹事長
「実態が明らかでないなかで、なぜ処分ができるのかということです。キックバック復活ということを誰が主導して決めた
のかということが明確でないなかで処分するというのは理解できない」
岡田幹事長は処分の対象が2018年からの5年間で収支報告書への不記載が500万円以上の議員などとされていることに
ついても「説明を求めたい」と述べた。
また、日本維新の会の音喜多政調会長も「乱暴なやり方で理解に苦しむ」と批判した。
日本維新の会 音喜多政調会長
「結局、実態解明が全くできていないのに処分を先行させようとするからですね、どこかに基準を設けなきゃいけないと
いう時に数字しかないから500万という基準で処分、党紀委員会行うということを言ってるわけで」
国民民主党の玉木代表は党内で最も多い3500万円を超える不記載があった二階元幹事長が処分の対象とならないことに
対し、疑問を呈した。
国民民主党 玉木代表
「仮に金額で切った場合に一番、最高額の二階さんがなぜ(処分から)外れているのか。理屈がよく分からないですよね」

(4月3日)
立憲民主党の渡辺周・元防衛副大臣=衆院比例代表東海ブロック=は3日、辞職する意向を表明した静岡県の川勝平太知事
から後継候補として出馬するよう打診があったと明らかにした。
渡辺氏は「国会のさなかだ。そんなにすぐに判断できない」と答えたという。国会内で記者団に語った。
渡辺氏によると、川勝氏から2日夕の辞意表明前に電話があり、知事選出馬を促されたという。

(4月4日)
自民党が派閥裏金事件の議員処分を決めたことに対し、野党は4日、「国民不在の処分だ。次の総選挙で国民の力で処分
するしかない」(立憲民主党の泉健太代表)などと一斉に反発した。野党は引き続き証人喚問などを通じて真相解明を
目指す方針だ。処分対象は政治資金収支報告書への不記載額が過去5年間で計500万円以上だった議員らに限られた。
これに関し、泉氏は国会内で記者団に「軽過ぎる。未処分、無処分が多過ぎる」と批判。還流総額が2728万円に上る
萩生田光一前政調会長の処分が党の役職停止1年間にとどまったことについても「今、何の役職にも就いていない。実質
処分無しだ」と憤った。
日本維新の会の馬場伸幸代表は記者会見で「処分の物差しが分からない。事務総長経験者、派閥によっても差があり、非常
に不可解だ」と強調。共産党の小池晃書記局長も「真相解明抜きのお手盛りで、けじめには程遠い。こんなことで幕引きを
図ろうとすることは許されない」と断じた。
国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「納得できない。全容解明をしっかり行うことが必要だ」と述べ、証人喚問の実現
を迫った。岸田文雄首相(自民党総裁)が処分対象にならなかったことについても疑問の声が相次いだ。
泉氏は「非常に恣意的で、党内抗争をやっているのではないか」と指摘。馬場氏も「何か不正が起こればトップが責任を
取ることは一般社会の常識だ」と語った。

(4月5日)
立憲民主党の泉健太代表(49)が5日、国会内での会見で、自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り党の処分
対象外となった岸田文雄首相(66)が自身の責任について「最終的に国民、党員に判断してもらう」と述べたことに
「開き直って、ある意味国民にケンカを売っているような言い方」だと猛批判した。
泉氏は「企業で不詳事が起きた時に、社長が部下を処分して、最後に私の処分についてはユーザーの皆さんに決めていた
だきますとか、ありえますか?我が社の商品を購入してくださる方に決めてもらいたいとか、何を言っているんだという
話ですよ。社員の皆さんに投票で決めていただきたい、そんな会社がありますか」と疑問を呈した。
不詳事を起こした会社や団体が、トップが引責した例を挙げ「自民党という組織の異常性が表に出た終わり方。最終的に
国民、党員に判断いただくっていうのはある意味強気な発言、強弁。自分に対する処分は選挙でやってくれよという言い
ぶり」と指摘した。
泉氏は「自分は自分を処分しない。文句があるんだったら言ってこい。文句があるんだったら、国民判断してみろという
言いぶり」と語気を強めた。岸田首相の発言に、泉氏は「自民党総裁選で決着がつくのか、それとも総選挙で決着がつく
のか。二つしか処分する方法はないということが、総理の発言だったと私は解釈している」と続けた。

(4月6日)
立憲民主党の泉代表は6日、衆院3補欠選挙(16日告示、28日投開票)のうち島根1区について、「唯一の直接対決型
だ。政治改革が停滞するのか、進むのか。(結果次第で)大きく分かれる」と述べた。訪問した島根県安来市で記者団に
語った。島根1区は自民、立民両党の公認候補による事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。泉氏は、自民派閥の政治資金
規正法違反事件を巡る岸田首相の対応が不十分だと批判し、「自民党を勝たせたらもっと堕落してしまう」と強調した。

(4月7日)
派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、自民党が議員の処分を決めてから最初の週末となった6日、自民と立憲民主
党は、それぞれ衆院島根1区の補欠選挙(16日告示、28日投開票)の選挙区に要人を入れて大規模な会合を開いた。
告示まで10日となり、事実上の一騎打ちが熱を帯びる。新人の錦織功政氏(55)を立てる自民は、松江市のホテルで女性
党員たちを集めた「女性のつどい」を開き、上川陽子外相が出席した。約800人を前に、島根県選出の故細田博之前衆院
議長や故竹下亘元復興相との思い出に触れ「錦織さんも日本を背負って立つ一人になると確信している」と語った。講演後
は一人一人との握手に応じた。
錦織氏は、会合後に自民の処分について聞かれ「まだ政治改革に一歩踏み出しただけ。身を引き締める」と答えた。5日
には、小渕優子選挙対策委員長が松江市での会議に出席。会議後に「処分は大きな一つのけじめ。本当に苦しい状況だが
草の根で回る」と述べた。
元職の亀井亜紀子氏(58)を擁立する立民は、6日に松江市のホールで「島根から政治を変えよう」県民集会を開いた。
約500人が集まり、泉健太代表が壇上で自民の処分に言及。「早期の幕引きを図ったが、岸田総理自身の処分はどうなった
のか。責任を取っていない」と指摘。「自民党の党内処分はこんなもの。国民が処分するしかない」と訴えた。
亀井氏は、人口減少問題や雇用問題に触れ「地方が衰退したら最後に困るのは東京。島根から政治の流れを変えよう」と
強調した。立民は3月から幹部を相次ぎ投入。岡田克也幹事長と長妻昭政調会長、枝野幸男元代表が島根入りしている。
補選ではこのほか、政治団体代表で新人の佐々木信夫氏(85)が立候補を予定している。

(4月8日)
立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。作家の乙武洋匡氏(48)が16日に告示
される衆院東京15区補選(4月28日投開票)に、無所属で出馬することを正式に表明したことについて言及した。
「乙武氏『無所属』との事ですが、ファーストの会の副代表でありながら、それはないでしょう」と切り出した。続けて
「『無所属』を掲げるなら副代表は辞任すべきだし、副代表を続けるなら『ファーストの会』で出るべきです。流石に
これでは、『二枚舌』と言われてやむを得ないものと思います」とつづった。
米山氏の指摘に対し「これは米山さんの言う通り」「ですよね」「私は乙武さん好きですが でもこの件は米山隆一さんに
同意します」などと書き込まれていた。
乙武氏はこの日の会見で、「現段階ではどこの政党にも支援をお願いしていない」と述べた。乙武氏には、小池百合子東京
都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出へ向け設立した「ファーストの会」が、出馬を打診
していた。ファーストの会が推薦する方向で、政治資金パーティー裏金事件を受けて独自候補の擁立を断念した自民党も、
推薦する方向で調整。同補選は、昨年の江東区長選をめぐる公選法違反事件で柿沢未途氏(自民党離党)が辞職したのに
伴い行われる。

(4月9日)
立憲民主党の岡田克也幹事長(70)が9日、国会内での定例会見で、衆院東京15区補選(江東区、16日告示・28日
投開票)について「野党ができるだけ力合わせができればと思っている。ぜひ一緒に酒井(菜摘)さんを応援してもらい
たい」と、国民民主党の玉木雄一郎代表(54)に対して選挙協力を求めた。
立民は、同補選に元江東区議の酒井菜摘氏(37)を擁立。共産党は公認候補予定者としていた小堤東氏(34)の擁立を
取り下げ、酒井氏に候補者を一本化した。「大変ありがたい。他の党についても、ぜひ候補者の調整について協力を期待
したい」との思惑を見せた。作家の乙武洋匡氏(48)が8日、小池百合子東京都知事(71)のサポートを受け、同補選
に無所属で出馬意向を表明したことに「相手の方は無所属ということではありますが、後ろにいるのは自民党」と指摘。
「小池さんと自民党の協力が目立つ。政治とカネの問題で、国民の批判を浴びている自民党の毒消しのような役割になって
いるのではないか」と評した。同補選を、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件に対する国民の審判の場と
とらえる岡田氏は「大局観に立てば、自民党あるいは乙武さん、自民党が事実上後ろにいる候補者との戦い。酒井さんを
一緒になって応援してもらいたい」と玉木氏にメッセージを送った。
玉木氏は9日の会見で同補選について、立民と共産が候補者を一本化したことに「方向性の合わないところと、選挙目当て
で一緒になるということは方針にない。応援するのは難しい」と、共産党との関係を挙げ、酒井氏の支援に否定的な見解を
示している。
岡田氏は、国民民主が衆院東京15区補選と同日に行われる長崎3区、島根1区補選で立憲民主党の候補を支援することを
踏まえ「共産党との関係について玉木さんが言及されたようですが、島根や長崎と状況は変わらない。島根、長崎では地元
ベースで、国民民主党と一体となって応援いただいている。東京もお願いしたい、と申し上げたい」と述べた。

(4月10日)
立憲民主党の大西健介政調会長代理らは10日、自見英子消費者担当相と東京都内で面会し、機能性表示食品による健康
被害が発生した場合、速やかな報告を義務付ける法改正を今国会中に行うよう申し入れた。
小林製薬が製造した紅麹配合サプリメントを摂取した人が健康被害を訴えている問題を受けたもので、自見氏は「しっかり
受け止める」と応じた。

(4月11日)
自民党総裁の岸田文雄首相と立憲民主党の泉健太代表が、衆院島根1区補選(16日告示、28日投開票)の選挙期間中の
21日に島根入りすることが11日、関係者への取材でわかった。全国3補選のうち、唯一の事実上の与野党一騎打ちと
なり、岸田政権の命運を握る注目区。「政治とカネ」の問題が最大の争点になる中、与野党のトップ同士が選挙戦最後の
日曜日に直接対決する。
関係者によると、岸田首相は県都で大票田の松江市内、泉代表は松江、安来両市内に入る。自民は新人で元中国財務局長の
錦織功政氏(55)が党派閥の政治資金パーティー裏金事件で逆風にさらされ、議席死守に向けて党幹部らが応援に入る
中、首相自らてこ入れを図る。地元は首相の選挙区入りは「逆効果だ」と難色を示していたが、首相側が地元関係者に打診
し、押し切る形になった。
裏金事件を受けた党の「政治刷新車座対話」も開催。県連幹部との意見交換の場を設ける予定だ。
一方、元職で党県連代表の亀井亜紀子氏(58)を擁立する立民は、3補選のうち「天王山」と位置付け、党幹部が次々と
島根入りし、泉代表はこれまで2回応援に入った。21日は連合の芳野友子会長も応援に駆けつける。野党は亀井氏で候補
者を一本化。候補者を取り下げた共産党は自主的に、国民民主党は県連レベルで支援する。
島根1区補選は、自民の細田博之前衆院議長の死去に伴う。島根は1996年の小選挙区制導入以降、2021年衆院選
まで県内全小選挙区の議席を自民が独占した「保守王国」。与野党ともに、告示前から党幹部が次々と島根入りし、総力戦
を展開している。
このほか、無所属新人の佐々木信夫氏(85)が立候補を予定している。

(4月12日)
「日本の国会では、これほど素敵な拍手を受けることは、まずない」。米議会でこう演説し、総員起立の拍手を受けた岸田
文雄首相に、立憲民主党の安住淳国会対策委員長がかみついた。
自民党派閥の裏金問題で首相が指導力を発揮すれば、「喜んでスタンディングオベーションしたい」と皮肉った。
12日に国会内で記者団の取材に応じた安住氏が問題視したのは、米議会での首相演説だ。裏金問題で野党の追及にさら
され続ける日本とは違い、米国では万雷の拍手で迎えられた首相が、本音をこぼした形だ。
安住氏は首相の指導力のなさに触れて、「ぱっとしないから自民党も含めて、そういう拍手になってないんじゃないか」
と注文をつけ、こう呼びかけた。「自らの処分とか、問題に決着をつけてくれれば、少なくとも、私は1人でもスタン
ディングオベーションしたい」

(4月13日)
立憲民主党の渡辺周衆院議員は13日、自身のフェイスブックを通じて、静岡県の川勝平太知事の辞職に伴う県知事選
(5月9日告示、同26日投開票)への出馬を見送る意向を表明した。
「(立民の)泉代表から政権交代を実現するため国政にとどまってほしいと懇願され、思いを受け止め国政に引き続き専念
する」と投稿した。渡辺氏は川勝氏に後継を打診され、出馬に意欲を示していた。
これに関連し、立民県連や国民民主党県連、連合静岡などは13日、静岡市内で県知事選への対応を協議した。
連合静岡に推薦依頼を出している総務官僚出身で元副知事の大村慎一氏、前浜松市長の鈴木康友氏のいずれかの支援を視野
に話し合ったが結論は出ず、後日再協議することを確認した。

(4月14日)
立憲民主党の渡辺周衆院議員=比例東海=は13日、川勝平太知事の辞職に伴う知事選(5月9日告示、26日投開票)への
不出馬を決めた。これまで出馬への「意欲はある」と前向きな姿勢を示していたが、党の泉健太代表から慰留を受けたこと
を理由に見送った。渡辺氏は静岡新聞社の取材に対し「知事選出馬に期待してくれた方々には申し訳ない」と述べた。
渡辺氏によると、12日深夜に泉代表と都内で面会し「再び政権交代を実現するため、党の総意として国政にとどまって
ほしい」との考えを伝えられたという。都内で13日、記者団の取材に応じた泉代表も慰留したことを明らかにした。
立民県連の源馬謙太郎代表(衆院静岡8区)は静岡市内での記者会見で「政権交代できるタイミングで党内からいなく
なっては困るという声が強まっていた。渡辺氏の思いも託せる候補を(連合静岡や国民民主党県連など)4者で一致して
応援できれば」と述べた。
■〝身内〟の支持広がらず
知事選を巡り態度が注目されていた立憲民主党の渡辺周衆院議員(比例東海)が13日、不出馬を決めた。党の泉健太代表
からの慰留を理由に挙げたが、〝身内〟であるはずの立民県連最大の支持母体・連合静岡や地元など足元での支持が広がら
ず、選挙を戦う環境が整わなかったことも含めて判断したとみられる。
連合静岡は渡辺氏から秋波を送られていたが、支援を前向きに検討した形跡はみられない。渡辺氏の地元活動が不十分だと
して、次期衆院選で渡辺氏への推薦を依然出していないなど、元々すきま風が吹いていた。
連合幹部は当初から「支援は難しい」との考えを示していた。立民県連内でも渡辺氏を積極的に推す声は少なかった。
自民関係者からも「渡辺氏は露出を狙っているだけ」と冷ややかな見方が出ていた。

(4月15日)
立憲民主党は、医療保険料と合わせて子ども・子育て支援金制度の負担金を徴収する政府提出法案を巡り、日本銀行が保有
する上場投資信託(ETF)の分配金を財源に充てる対案を提出する方針を固めた。
14日のNHK番組「日曜討論」で同党の石川香織氏が明らかにした。
日本維新の会は支援金制度廃止を盛り込んだ修正案を提出する方針だ。同番組で維新の金村龍那氏(衆院比例南関東)は
負担金について「ステルス増税としか言いようがない。何かの中に含めるような財源の求め方は厳しく律するべきだ」と
批判。財源確保策に向け「社会保障制度全体を見直すべきだ」と指摘した。

(4月16日)
立憲民主党の泉健太代表は16日、東京都江東区で衆院東京15区補選の新人候補の応援演説で「この東京15区、有名人を
選ぶ戦いなんでしょうか」と訴えた。東京15区では午前の時点で計9人が立候補を届け出る混戦となっているが、泉氏の
発言は小池百合子都知事らが擁立を主導した作家の乙武洋匡氏が念頭にあるとみられる。泉氏は東京15区について「乱立
といっていい」とした上で「いくら有名であってもですよ。その人が与党か野党かはっきりしないようでは、国会に行って
どんな立場になるんですか。何をするというんですか。そういう選び方をするんじゃない」と主張した。
乙武氏は小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が国政進出に向け設立した政治団体「ファーストの
会」が擁立した。一方、東京15区では2019年の参院選比例代表で立憲から当選した元総合格闘家の須藤元気氏も無所属
で立候補(参院議員は自動失職)している。

(4月17日)
立憲民主党の蓮舫衆院議員が17日、X(旧ツイッター)で、日本維新の会の馬場伸幸代表が16日に都内で行った応援
演説中の発言を「不登校や学校が苦手な子どもへの認識が軽すぎて驚きます」と批判した。
馬場代表は、16日に東京・江東区内で衆院東京15区補選の新人候補の応援演説の中で立民を「政治とお金の問題がある
から憲法の問題を議論すべきじゃない」と主張していると言及。「国会が始まってもう3カ月立ちますが、ようやくこの
(憲法)審査会の開催に同意するようになりました。3カ月間、サボってたんですよ」と非難した。
さらに学校のたとえを重ね、「学校へ行くと、時間割りというのがあります。時間割りはよっぽどの理由がない限り、時間
通りにスケジュールが進行していきます。でも国会は憲法審査会とか重要なことを議論する、そいう審議の場。これを
サボタージュするんですね」と断じた。
続けて、「もう子供がね、おなかが痛いから、頭が重いから学校に行きたくない。そういうことを常日ごろしているのは
立憲民主党です。ですから野党第1党の資格はありません」と話した。その上で、維新は審議拒否をしないとし、自民党と
維新の二大政党制にする構想を訴えた。
蓮舫氏は、Xでこの演説を取り上げた記事を引用。「『もう子供がね、おなかが痛いから、頭が重いから学校に行きたく
ない。そういうことを常日ごろしている』公党の代表の不登校や学校が苦手な子どもへの認識が軽すぎて驚きます。」と
批判した。馬場氏の発言についてはXでも多くの意見が上がっている。

(4月18日)
立憲民主党や日本維新の会など野党5党派の衆院政治改革特別委員会の担当者は18日の会談で、自民党派閥の政治資金
パーティー裏金事件を受けた政治資金規正法改正に関し、使途公表が不要な政策活動費の廃止が必要との認識を共有した。
国会議員に月額100万円支給される調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開の義務化や、企業・団体献金
禁止が重要との考えでも一致した。
いずれも26日にも初開催される特別委で主要な論点となる見通しだ。岸田文雄首相は18日の衆院本会議で「今国会での
法改正を実現するべく、可能な限り早期に改正案を示す」と表明したものの、自民と野党の主張の隔たりは大きい。